春季交流戦・ROCBULL戦のみどころ (2007年4月30日)

2007年のフットボールシーズンが、この5月3日から始まる春季交流戦からスタートします。今年は7月のワールドカップ開催のために、これまで開催されていた春のパールボウルが中断され、Xリーグ・イースト・セントラル11チームによる交流戦(各チーム2試合ずつ、オール三菱LIONSは不参加)が代りに開催されます。BigBlueは、この交流戦のオープニングゲームに登場します。

一昨年、昨年とリーグ3位を堅持。Final-6を狙うチャレンジチームとしての実力は固まりつつあるものの、上位チームとの対戦では今ひとつ相手を攻めきれない弱さがまだ残りました。今シーズンは、一昨年からオフェンスの核として取り入れたワイド隊形からのパッシングオフェンス完成の時。秋のリーグ戦で上位チームと互角に戦うためにも、この春の時期からオフェンスの精度を上げて完成に近づける必要があります。

ROCBULLとは

昨シーズンから学生援護会の企業チームからクラブチーム体制に移行。クラブチーム初年度となった昨年は、チーム体制準備もあり厳しいシーズンになりました。リーグ戦は接戦もありましたが全敗で終了。初めて入替戦に回りましたが、X2から勝ち上がってきた富士ゼロックスクラブシャークスを退け、今シーズンもXリーグ残留を決めました。

チーム体制が変わっても変わらない特徴が「巨漢ラインを揃えた」フロントライン。オフェンス、ディフェンスともに、100kgを優に超える選手がシフトする様子は壮観です。これまでの試合では、この強力ラインを生かしたランプレーを中心に、時折織り交ぜるパスでダウンを更新してエンドゾーンに迫る場面から得点に繋がるシリーズを展開。新人・移籍選手の加入によってオフェンススタイルが変わる可能性もありますが、今年もこれまでのオフェンススタイルで登場すると予想されます。

ディフェンスではDB陣にアスリートを集め、BigBlueのパスがカット・インターセプトされる場面も昨年はしばしばみられました。最近の試合では、BigBlueのパス&ランが効果的に機能し大量得点を上げましたが、今シーズンのディフェンスがどのような対策を立ててくるのか興味が沸きます。

オフェンスの見所

他に類を見ないワイドスプリット隊形から、相手チームの間隙を突いてパスを通して得点する"BigBlueスタイル"の3年目の今シーズン。QB岡村を中心に、多彩なレシーバー陣とのコンビネーションが完成すべき年です。ベテランのWR天谷、安田に追いつき追い越すべき、中堅の円谷、右田に、若手の福井、永山、そしてショート・ミドルをカバーするSB陣の徳地、高木、貴志、加藤らシュアーハンドとのコンビネーションが何処まで発揮されるか、これがオフェンスチームの最大の見どころでしょう。

これらレシーバー陣を支える縁の下の力持ちがRB陣。今シーズン、チームキャプテンを務める礒谷を中心に、ベテラン石川、中堅・高木、片岡に若手の飯塚、ルーキー中野らが、ダイブにオープンに、そしてパスプロテクションにとQBを支えます。BigBlueはパッシングチームと思われがちですが、昨シーズンのROCBULL戦ではパスとランでほぼ半数づつの距離を獲得しています。獲得距離だけでなく、時間消費も考慮したパスとランのバランスの取れたオフェンスをこの試合で期待したいものです。

ディフェンスの見所

強力ラインを盾にランプレーを展開すると予想されるROCBULLオフェンス。これに対するのは、LOSを固めるDLとその後方を死守するLBとのコンビネーション。中央に位置するDL小山・鈴木に、左右を固めるDL佐藤・松澤。その後方には運動量豊富な、篠、野村、筒井、堀之内、神前らLB陣。さらに、今シーズン加入のGlenn "Rockey" Aloが俊敏な動きを見せそうです。ROCBULLのパワーにBigBlueのスピードの戦いが、ディフェンス戦の最大の見どころでしょう。

その後ろを守るDB陣も、阿部、川村の両Viceを中心に、中山、布施、井上と昨年のメンバーが元気。インターセプトからTDを狙うシーンも見られるかもしれません。オフェンス同様アグレッシブなディフェンスなだけに、プレーのすれ違いによる一発TDが心配ですが、オフェンス同様ダイナミックなプレーに注目です。

試合の見所

今シーズン変則的な運用となった春のシーズン。その春季交流戦の幕開けとなるBigBlue vs ROCBULLの試合です。2月初旬からスタートしたBigBlueの2007シーズンですが、この3ヶ月の積み重ねの成果が見られる試合になるでしょう。春のシーズンということで難しい場面もあるかもしれませんが、オフェンスは昨シーズン以上の得点を、ディフェンスは昨シーズン未満の攻守を期待したいものです。

今シーズン最初の試合は、今シーズンのXリーグ開幕戦でもあります。ワールドカップ開催球場でもある新装された川崎球場に是非おいで下さい。