Week1: 明治安田戦の見所 (2007年9月6日)
2007年のXリーグ秋期リーグ戦が始まりました。BigBlueの初戦対戦チームは、昨年も対戦した明治安田パイレーツ。二年前に五洋建設パイレーツと明治安田生命Y'sレッドライオンズが合併して誕生したチームは、初年度の2005年は2勝3敗、二年目となる昨年2006年は1勝4敗と、新しいチームを生み出す苦しいシーズンが続きました。今年は大量の新人・移籍選手を獲得して選手層を充実するとともに、練習施設も充実し本来の実力を取り戻しつつあります。春の交流戦では、オンワードスカイラークス、オービックシーガルズという日本のトップチームと対戦し、敗れたとはいえ互角の試合内容を見せました。これまでとは違った「明治安田パイレーツ」を、今年は感じさせます。
まずは"One Team"を見せて欲しい
昨年は、両チーム初戦を落として一敗同士での対戦。負けたチームが、そのシーズンでのFinal-6進出の機会をほぼ失う状況となるため、試合は最初から激しい内容となりました。前半はお互いに点の取り合いとなり、ほぼ互角の14-10で終了。3Qは膠着状態となる物の、4Qそうそうに明治安田が一気に2TDを上げて逆転します。これまでのBigBlueであれば、この時点で戦意喪失したかもしれない状況でしたが、残りの時間をきっちり消費しつつ確実に2TDを上げて逆転勝利をかざった試合でした。
この時の合い言葉は"One Team"。開いた点差と徐々に減っていく残り時間のプレッシャーの中でも、全員が勝利を信じて気持ちを一つにして勝ち取った結果でした。今シーズン加入した新人・移籍選手も含めて、もう一度あの時の気持ちになれるかどうかで、試合の流れは変わっていくでしょう。
オフェンスの見所
春から好調なQB岡村を中心としたワイドスプレッド隊形からのパスは今年も健在。ベテラン、中堅、若手と選手層が広がる中、それぞれが独自の持ち味を発揮しており、昨年以上のパッシングオフェンスが期待できます。その中でも最大の注目選手が、今年加入したハワイ大学出身のWR#83イワン選手。ハワイ大学でスターターだった彼は、身長182cm、体重88kgとサイズ的には目立たないものの、玉際でのキャッチングセンスと最後に伸びる加速度は特筆物です。合流してから時間が短いため、QB岡村とのコミュニケーションに不安もありますが、それを補って余りある能力の高さを感じさせます。
もう一人の注目選手は、OLの#76マイク選手。身長198cm、体重145kgというサイズは、Xリーグ登録選手中最大。しかも、そのサイズに関わらずプレーの動きは機敏です。やはり合流してから時間が短いため、プレーの理解度に若干の不安がありますが、単に自分のサイズに甘えない技術の高さもあり、練習では一プレー毎に成長を感じさせてくれました。逆サイドに入るOL#72村上選手とともに、BigBlueの「ツインタワー」が今シーズンのBigBlueオフェンスの目印です。
ディフェンスの見所
昨年の試合では、BigBlueを大きく上回る獲得距離を上げた明治安田。BigBlueの獲得距離を100ヤード以上上回るパス獲得距離の中心が、昨年それまでのパス捕球歴代1位だったWR#44天谷選手を超えて歴代1位となった明治安田TE二宮選手とWR松下選手。この2選手でパス獲得距離の半分を稼いだオフェンスは、今年も健在でしょう。対するBigBlue DB陣がどれだけ明治安田のパスターゲットをマークできるか。フィールド後方でのバトルが、この試合最大の見所になるはず。
中盤では、春のオービック戦で大活躍を見せた新人LB#54池選手が注目です。昨年の試合のように、シーソーゲームとなり、また膠着状態に陥るような場合には、試合のモメンタムを呼び込むビッグプレーが必要です。春の試合での活躍を、この試合でも是非見せて欲しいものです。
どのチームにとっても、初戦を勝利で飾ることはシーズン最初にして最重要目標です。特にBigBlueにとっては、Xリーグでの対戦成績が2敗してからの昨シーズンの1勝であり、なんとしても今年も勝利し五分に戻したいもの。昨年以上に厳しい試合が予想されますが、是非大きなご声援をお願いいたします。