Week4: 東京ガスクリエイターズ戦の見所 (2007年10月18日)

前節、接戦ながら鹿島ディアーズに敗れたBigBlue。自力でのFinal-6進出は難しくなりましたが、少なくとも残る2試合に勝たなければFinal-6進出はあり得ません。そのリーグ戦後半最初の対戦チームが、Xリーグでは初の対戦となる東京ガスクリエイターズです。

X2時代や春のパールボウル予選等では対戦経験はありますが、両チームXリーグ昇格後のリーグ戦での対戦は今回が初めて。対戦チームの東京ガスは、ここまで1勝2敗。2敗は、ON-SKY、鹿島と上位チームとの対戦でしたが、第二節に対戦した富士ゼロックスとの対戦は非常に劇的なものでした。今期初昇格した富士ゼロックスは、今シーズンXリーグ5年目となる中堅東京ガスに対して、第1Qから着実に得点を重ね、4Qに入った時点で19-0と富士ゼロックスが試合を完全にリードします。しかし東京ガスは4Qに3 TDを上げる猛攻を見せ、試合終了51秒前に20-19と逆転。この1点差を守りきり今シーズン初勝利を上げました。続く第三節ではON-SKYに破れはしたものの、これまでの毎シーズン1勝4敗の成績で終了してきたこれまでの壁を打ち破るべく、今勢いのあるチームの一つです。

BigBlue's Gmaeを目指して

この試合でのBigBlueの目標は、当たり前ではありますが「勝ち点2」を勝ち取ること。第五節終了時点で4勝1敗勝ち点8を確保し、ON-SKY、鹿島の結果を待つことが現時点で可能なFinal-6への道です。そのために必要なことは、「BigBlueのフットボール」を試合で実行すること。鹿島戦では、最後に追い上げて接戦とはなりましたが、全般的に鹿島の緻密な試合運びに対してBigBlueらしさを十分に発揮できずに試合が終わってしまいました。BigBlueとしては、まず最初に自分たちの目指すフットボールをもう一度確認する事から始めないといけません。

BigBlueのフットボールは"One Team"。オフェンスプレーでは、それがパスだろうとランだろうと、ボールキャリアーを1ヤードでも前に進めるために全員がリードブロッカーとしてダウンフィールドに飛び出します。ディフェンスプレーでは、ファーストタックルに続き、セカンド、サードタックルとギャングタックルを見せて、ボールデッドの時には11人の選手全員がその場所に集まっています。そういった全員で4Qを戦い抜く気持ちを持つのがBigBlueの目指すフットボールのはず。この試合で、プレー毎にBigBlueの選手の黒いユニフォームの固まりが現れれば、自分たちのフットボールが実現できている証拠になります。

オフェンスの見所

BigBlueオフェンス一番魅力は、ワイドスプレッド隊形から繰り出される長短各種のパスプレーです。鹿島戦では厳しいディフェンスにあい4インターセプトを喫しましたが、この試合では確実なパッシングオフェンスを再現して欲しいものです。ON-SKY戦では、WR#44天谷、WR#81安田の両ベテランにパスが集まり試合をリードしましたが、鹿島戦では逆にそれを狙われた印象があります。ショート、ミドルを稼ぐ、若手の#7福井、#18高木、#19右田に、ロングターゲットである#83イアン、#88小川へのプレーが決まれば後半に向けて好調なオフェンスリズムを取り戻せるでしょう。

一方ランプレーでは、RB#39礒谷の活躍は目立つものの、他のRB陣の元気がありません。鹿島戦でもRB礒谷がマークされて、それまでの1試合100ヤードを超えるキャリーを1/3に押さえられてしまいました。RB陣もバラエティーに富む選手を抱えるBigBlueですから、レシーバー陣のようにプレー毎にそれぞれの選手の持ち味を感じるランプレーを展開して欲しいと思います。ON-SKY戦でのラン獲得距離173ヤードを上回る200ヤードを目標に、RB陣がフィールドを縦横無尽に駆け回るシーンを期待したいものです。

ディフェンスの見所

鹿島戦では左右に揺さぶれらて隊形が崩され、そこからパスやランでゲインを許すシーンが多く見られました。強豪鹿島を相手に3TD/2FGは十分合格点とは思いますが、まだまだBigBlueのディフェンスの実力は発揮されていません。体格では他チームにやや劣るBigBlueディフェンス陣ですが、一番の武器はその機動力と言えます。その機動力の中核がLB陣です。鹿島戦でも、#30 Rockyや#42坂本が好プレーを見せてくれましたが、やはり上位チームと互角以上に戦うためには、さらに機動性に富んだディフェンスが要求されます。

またディフェンス全体の印象として、自らの反則で相手にチャンスを与えるシーンが今シーズンは多いように感じられます。アグレッシブなプレーは反則に繋がる場面も多くなることは現実的にあり得ますが、やはりその一歩手前で相手はを倒してプレーを止めるのがディフェンスの醍醐味。より大胆に、しかしより繊細なプレーをこの試合では目指して欲しいものです。#29井上、#25布施を筆頭に、#20古川、#22中山、#27神田といった"DB 20's"の活躍が鹿島戦ではありました。ここにバイスキャプテンとしてチームも牽引する、#4川村、#9阿部に移籍して心機一転活躍している#37安藤も加わり、相手チームがパスを投げたくなくなるような「粘り強いパスカバー」も期待されます。

10月も後半となり、ナイターの試合では冷え込みも予想されます。しかし、BigBlueの熱いプレーがそんな空気を吹き飛ばしてくれる事でしょう。Go BigBlue!