Week5: 富士ゼロックスAFC戦の見所 (2007年10月31日)
2007シーズン・秋期リーグ戦も、この第五節が最終戦。対戦チームは、昨シーズン悲願のXリーグ昇格を勝ち取った富士ゼロックスAFC (American Football Club)です。X2リーグ時代は毎年優勝戦線で争うものの優勝には手が届かないシーズンが続いていました。昨年も優勝チームの入れ替え戦辞退や、Xリーグでのチーム廃部などによりチャンスを掴み、ついに悲願のXリーグ昇格を勝ち取ったチームです。
昇格に伴いチーム体制を整備。リクルーティングにも力を入れ、選手層の拡大をして今シーズンに臨み、東京ガス戦では4Qまで19-0と試合をリードしましたが、ここから経験の差か逆転を許しXリーグ初勝利には繋がりませんでした。上位チームにも良いプレーを見せる試合を展開しましたが、やはりXリーグ初年度ということでここまで厳しい試合が続き、未だ勝ち星がありません。最終戦ということで、何としても初勝利を勝ち取るべく全力で試合に臨んでくることが予想されます。
結果に関わらず最高の試合を
上位チームに勝利し、3勝1敗で最終戦を迎えるのは2005年シーズンと同じ状況ですが、前回はBigBlueの試合の後に上位チーム(鹿島 vs アサヒビール)の試合結果を待ったのに対して、今回はBigBlueの試合の前に当該チームの試合(鹿島 vs ON-SKY)の試合が行われ、この試合結果でBigBlueの運命が決まってしまいます。まず鹿島がON-SKYに勝利すれば、その瞬間にBigBlueのディビジョン2位が確定しFinal-6進出が決定します。逆に、ON-SKYが勝利した場合、その得点差が13点以上での勝利であれば、やはりBigBlueの2位とFinal-6進出が決定します。ON-SKYと鹿島が引き分けだった場合、BigBlueが富士ゼロックスに勝つか引き分ければ、BigBlueの2位とFinal-6進出が決定します。それ以外の場合、つまりON-SKYが12点差以内で勝利した場合、BigBlueの試合結果に関係なくディビジョン3位が確定します。
前回は対象チームである鹿島が敗れたためFinal-6には手が届きませんでしたが、少なくとも自分たちの試合を完了してからの結果待ちであったため、試合には全力で臨むことが出来ました。しかし、今回は逆に最終順位が事実上確定した上で、最終戦を戦わなくてはいけません。上位チームの試合結果がどうあれ、Final-6に繋がる試合ならばトーナメントを勝ち上がるだけの実力を感じさせる試合しなくてはいけませんし、あるいはこの試合が今シーズン最後の試合となるならば最後まで応援していただいたファンの皆さんの声援に応えることが出来る内容の試合をしなくてはいけません。言い換えれば、結果はどうあれ今年最高の試合にしなければいけないということです。
オフェンスの見所
この試合オフェンス最大の注目点は、今シーズン好調なQB#15岡村が、自身が2005年に達成したXリーグパッシング記録(1255ヤード)を更新するかどうかです。第四節までに926ヤードを投げ、最終戦で330ヤードを投げれば歴代記録更新となります。数字的にはやや厳しい状況ですが、2005年に現在の記録を達成した時には、最終戦のルネサス戦で354ヤードを投げていますので、決して不可能な距離ではありません。今シーズンは2005年よりも好調と自ら述べているように、この試合での記録更新に大いに期待が高まります。
当然、受けるレシーバー陣の活躍もそれに合わせて期待されます。特に、ロングターゲットであるWR#83イアン、WR#88小川にパスが集まれば、予想以上の大記録が達成される可能性も生まれます。しかし、対する富士ゼロックスディフェンス陣も、ここまでの4試合で被パッシング距離は898ヤード、1試合平均225ヤードとまずまずの成績を残しており、決して安心は出来ません。長・中・短のパスを組み合わせたオフェンスシリーズでどれだけ相手のパスディフェンスを崩すことが出来るか、BigBlueの誇るレシーバー陣と相手DB陣との駆け引きが試合を面白くさせそうです。
もう一つ注目される対決が、両チームのエースRB対決。第三節終了時点では、富士ゼロックス前川選手が233ヤード、BigBlue礒谷選手が229でしたが、第四節の結果で逆転。礒谷選手257ヤードに対して前川選手は251ヤードに現在なっています。空中戦が中心になると思われるこの試合ですが、地上戦からも目が離せません。
ディフェンスの見所
第四節まで終了し、他の上位チームの成績と比較して唯一気になるのがBigBlueの失点の多さです。BigBlueはオフェンスのチームとは言われますが、それでも他チームが20点台から40点台に押さえているのに対して、BigBlueのみ倍近い90点もの失点を許しています。最終戦を終わったところで、何とか100点の大台を超えない試合がまず期待されます。
その上で注意するのは、富士ゼロックスのパスプレーでしょう。初戦ON-SKYでは、いきなりロングパスを決め試合を先制していますし、その他の試合でも10ヤードを超えるロングパスが多く決まっています。これまでの試合でも、長い距離のパスを許すことが多かったBigBlue DB陣としては注意が必要です。一方で、DL陣のプレッシャーも重要であり、前回の試合でも活躍したDL#52鈴木、DL#90小山、DL#91泉田といったフロントに、LB#30ロッキー、LB#43堀之内がQBにどれだけプレッシャーをかけるか期待されます。
一つ注意したいのが反則による罰退。初戦の明治安田戦での14回/110ヤードから、第三節の鹿島戦では5回/35ヤードと大きく改善したものの、前節の東京ガス戦では再び9回/61ヤードと後退してしまいました。折角ディフェンス全員で相手の突進を止めても、反則で距離を与えては無意味なわけで、是非とも上位チームらしいメリハリのあるプレーを期待したいものです。