2025第一節: 東京ガスクリエイターズ戦の見所
2025/08/27
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IBM BIG BLUEの2025シーズンは、昨シーズンあと一歩が届かず惜敗した、東京ガスクリエイターズ(以下、東京ガス)との対戦で始まります。昨年の対戦では、開始早々のキックオフリターンTDで先制するものの、その後のオフェンスが機能せず得点に繋がらず、逆に2Q終了時には相手のフィールドゴールで3点を返されて折り返します。3Q開始後の東京ガスの攻撃は、パスの成功率があがり、またゴール前での痛い反則もあり、3Qの半分を超える長いドライブの末TDを許してしまいます。片やBIG BLUEのオフェンスはリズムを掴めず後半は無得点で終わる一方、勢いに乗った東京ガスにはセーフティも奪われ、7-12での敗戦となりました。
2シーズン目を迎えるマイクフェアーHC兼GMとしても、昨年の雪辱という事だけで無く、今シーズンの勢いを付けるためにも、必ず勝利を勝ち取りたい試合であることは間違いありません。その為には、やはりQB#2政本選手を核としたBIG BLUEのハイパーオフェンスがどこまで復活出来るかが大きな鍵になります。QB/OL/TE/RB/WRとルーキーも多く加入したオフェンスのプレーがまずは注目されます。ディフェンスは、決して悪い内容では無かったと思われるものの、重要なところで反則やミスで相手にチャンスを与えてしまうプレーが昨年は散見されました。集中したプレーで相手に切り込み、どれだけ相手のリズムを崩せるかが鍵になるでしょう。特に最も補強されたと言っても良いDL陣が、相手OLをどれだけ圧倒出来るかが、試合を決める重要な鍵になることは間違いありません。
オフェンスの見所
結果的にオフェンスユニットが無得点に終わった前回の対戦を振り返るまでもなく、得点力のアップはこの試合だけでなく今シーズンの最重要テーマの一つです。BIG BLUEも決して手をこまねいていたわけでは無いものの、キープレーヤーの退団や移籍などもあり、中々本来のリズムを取り戻せずにシーズンが終わってしまいました。復活の鍵となるのは、やはりオフェンスの要であるQB#2政本選手が、昨年の経験も含めてどの様なシリーズ構成を準備し、この試合で見せてくれるかです。昨シーズンのオービック戦終盤のオフェンス、その他の試合でのTDを奪ったシリーズを振り返ると、オフェンスシリーズがテンポ良く繰り出されていき以前のようなリズム感が感じられました。厳しいディフェンスに対してQBに時間をどれだけ与えられるか、QBとOLの連携が先ず注目されます。
そのQB#2政本選手に続いて期待されるのが、春の2試合で活躍したQB#10水嶋選手です。春の時点ではまだレシーバー陣とのタイミングに課題も感じられたものの、効果的なQBランが試合の中では印象的でした。QB#2政本選手のランプレーも有名ですが、それとは異なるよりパワフルな走りで前進する様子は、相手ディフェンスにとってもやっかいな相手となるでしょう。WR、RB、そしてQBからなる複数のオフェンスオプションを有機的に組み合わせて、以前よりもより柔軟で強力な「ハイパーオフェンス」が生まれるのか、この試合最大の見所と言って良いでしょう。
ランプレーでは、RB#6柴田選手と新加入のRB#15秋元選手のパワフルな走りと、スクリメージラインを抜けてからのゲインが期待出来るRB#4鈴木(恵)選手、RB#21平松選手、ルーキーRB#28伊丹選手の持ち味が見所になります。パスプレーではベテラン、中堅、ルーキーと多彩なレシーバー陣に対して、どれだけ広く効率良く投げ分けられるかが勝利への鍵となります。先ずは早いタイミングのパスでリズムを作り、そこから一気に奥を狙うような緩急を付けたゲームプランが期待されます。以前のような破壊力有るオフェンスも魅力的ですが、相手に付け入る隙を与えない精密機械のようなオフェンスも、この試合で期待される見所になるでしょう。
ディフェンスの見所
昨年の対戦でのディフェンスは、内容的には決して悪くはなかったものの、自らの反則で相手に好機を与え失点に繋がるシリーズがあったことが課題でした。相手を圧倒する力は必要ですが、自分のプレーを冷静に判断しつつ相手のボールに集中する「練度」の高さが、強力なディフェンスチームを作る重要な要素である事は言うまでもありません。そう言う意味で昨シーズンの試合では、ユニットとしての連携よりは個人レベルで相手オフェンスと対峙しているシーンが多かったように感じられます。ファンとしては、QBサックやパスインターセプトにロスタックル等ビッグプレーを期待しますが、チームとしてどれだけ厚みの有るディフェンスが出来るかが、今シーズンのテーマと言えます。
ディフェンスユニットのDL/LB/DBは、それぞれ10名の選手が登録されていますが、その中でもDLユニットには最多の5名が新加入し昨シーズンから大きく若返り様変わりしました。ベテランDL#44福岡(祐)選手、DL#90大島選手、DL#99島野選手を中心に力のある移籍・ルーキー選手がどの様に組み合わされてプレーするか注目です。平均年齢が若返った分、経験値は下がるわけで、ベテラン、中堅選手が上手く新加入選手を支えて生かせるかが重要になります。その為2年目のDL#8川口選手、DL#91松本選手のプレーには注目です。また今シーズンの東京ガスは、4人の日本人QBが登録されており、昨シーズンのオフェンスシステムから様変わりすることが予想されます。まずはDLの強力なラッシュでどれだけQBにプレッシャーを掛けられるかが、ディフェンスの見所の一つになります。
パスディフェンでは、前回の対戦でTDドライブに繋げられたWR#28 Hobbs選手と、春の試合でも活躍したWR#34大阪選手、WR#81出木岡選手へのマークは必須です。特にサイズのあるWR#28 Hobbs選手に対しては、DB陣は厳しいマッチアップが予想されます。近年多くのチームが大型レシーバーをオフェンスの核としてプレー構築しており、DB陣としてはサイズの違いをどの様に埋めて競り合いに勝利するか、大きな試金石になるでしょう。スピードと球際での鬩ぎ合いのテクニックが注目されます。さらに、ランプレーだけでなくショート/ミドルゾーンへのパスが多いと予想される東京ガスオフェンスに対して、BIG BLUEのLB陣が機動力でどれだけ対応出来るかも大きな見所になります。
試合の見所
昨シーズンの試合の中では、やはりオービックシーガルズ戦4Q中盤からのオフェンスシリーズは、ここ最近の試合の中でもベストのオフェンスシリーズと言えるでしょう。それは強豪相手に逆転勝利したからだけでなく、オフェンスユニット全員が自分達のやるべき仕事を正確に遂行し、諦めること無く前向きにプレーを続け、しっかりと結果を出したことが最大の理由と言えます。あの集中力とプレー完遂能力を一試合続けることが出来れば、今シーズンの大きな躍進は間違いありません。その為には、まずは最初のオフェンスシリーズをどの様に完結するかが重要です。まずはオフェンスとして自分達のリズム、プレーの流れを最初に掴むことが最も重要な仕事になります。先発が予想されるQB#2政本選手のファーストプレーが、これまで以上に注目される試合になるでしょう。
ディフェンスは、戦力としては昨シーズンよりも充実しており、次の課題はその力をどの様にフィールドの中で采配するかです。オンとオフ、ステイとムーブ、ノーマルとマックス、常に相手のプレーを見て対応するディフェンスは、いかにメリハリあるプレーが出来るかが相手を制する重要要素と言えます。折角相手のオフェンスを止めながらも、つい余計な力が入りすぎてミスを誘発しがちだったのが昨年のディフェンスの傾向だったように感じます。いかに自分達のプレー精度を上げていけるか、今シーズン最初の挑戦がこの試合になるでしょう。
今回の試合会場も、大舞台となる横浜スタジアムでの対戦です。多くの声援に応えるべく、BIG BLUE 2025シーズン最初のリーグ戦を是非納得のいく好ゲームで勝利を勝ち取って欲しいと思います。
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