あるOBの呟き- 2025第六節: vs 富士フイルム海老名Minerva AFC戦

2025/11/13

2025シーズンのリーグ戦は、早くも最終第六節に。ここまでの5試合を1勝4敗と昨年以上に厳しいシーズンを送っているBIG BLUE。今シーズンのリーグ戦はこれまで以上に混戦模様となっており、この最終節の結果でライスボウルトーナメント進出8チームのうち残り2チームが決定し、幸いにもBIG BLUEにはその挑戦権が残っています。BIG BLUEと今回の対戦チームの富士フイルム海老名Minerva AFC(以下、富士フイルム海老名)は、この試合の勝者がその残り2枠の一つに滑り込むことが出来ます。昨年のように引分けの場合は、他チームの試合結果によってはBIG BLUEのライスボウルトーナメント進出が決まる場合もありますが、やはり昨年の雪辱のためにも、この試合で勝利をして自力進出を確定させたいところです。

富士フイルム海老名は、昨シーズン以上にチーム戦力を整えており、第二節にはOrientalBioシルバースターに競り勝ち、X1 Super初勝利を勝ち取るなど、昨年以上に充実したシーズンを送っています。グランドアタックの中心であるRB#0ウィリアムス選手は勿論、今季QB#1コルデイロ選手が加入し、自身のキーププレーと、奧にも投げ込めるパッシング能力で、オフェンスプレーに厚みが増しています。ディフェンスでは、昨年も苦しめられたLB#45安藤選手や、DB#5村松選手が今シーズンも活躍しており、さらに新加入したDL#50テレンス選手は強力なラッシュ力を誇ります。昨年は思うようにオフェンスが進まず、我慢の時間が長く続きましたが、上向きになりつつあるBIG BLUEオフェンスがどれだけ活躍できるかが重要な鍵になるでしょう。

コイントスの結果、富士フイルム海老名は後半の選択権を選択し、K#94大野選手のキックオフで試合が始まります。
 

逆転されて折返し

富士フイルム海老名のキックオフはいきなりのオンサイドキックで奇襲を掛けますが、ボールは敵陣46ヤード地点で外に出ます。BIG BLUEは反則で更に5ヤード進んだ、敵陣49ヤードから最初の攻撃が始まります。QB#2政本選手からTE#5 Auger選手へパス、RB#21平松選手のダイブ、そしてQB#2政本選手のスクランプルでダウンを更新します。次のTE#5 Auger選手へのパスは11ヤードと続けてダウンを更新。オフェンスにリズムが感じられます。これで敵陣25ヤードまで進むと、1stダウンのRB#21平松選手のオープンは1ヤードで止められますが、3rdダウン4ヤードからTE#5 Auger選手のTDパスが成功し、先制点を奪います。

富士フイルム海老名最初の攻撃は、QB#1コルデイロ選手からWR#84パンデューゼン選手へのパスでダウンを更新しますが、その後反則での罰退が響きこの攻撃は4thダウンパントで終わります。自陣30ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、QBがQB#19八木選手へ交代。反則で10ヤード罰退し、3rdダウン20ヤードと厳しい状況になりますが、RB#21平松選手がカットバックで大きく前進。しかし1ヤード足りないため4thダウン1ヤードでギャンブルを選択すると、再びRB#21平松選手が中央を突破してダウンを更新します。敵陣に入ると、ラン・パスとヤードを積み上げ、TE#5 Auger選手へパスが通ると、ランアフターキャッチ(RAC)で20ヤード前進。ゴール前19ヤードでファーストダウンを更新します。しかしここからの富士フイルム海老名ディフェンスが粘り、4thダウン9ヤードとなると、K#11福岡(勇)選手が登場。36ヤードフィールドゴール(FG)を狙いますが、僅かに左ポストを外して失敗となります。

FG失敗のため続く富士フイルム海老名の攻撃は自陣20ヤードから。QB#1コルデイロ選手のQBキープが一気に28ヤードのロングゲインとなったところで試合は2Qに入ります。QB#1コルデイロ選手からTE#25佐藤選手へのパスの後、自らのランでダウンを更新。1stダウンのRB#0ウィリアム選手のダイブをDL#92 Schaffer選手が、2ndダウンではLB#57寺林選手とLB#17茂木選手がゲイン無しで止めると、さらに反則で5ヤード罰退。3rdダウン15ヤードとブレイクのチャンスですが、右オープンにフリーで抜けたWR#13安達選手へ28ヤードのパスが成功。ゴール前12ヤードからの1stダウンの攻撃では、QB#1コルデイロ選手がQBキープから鋭く切れ上がりTDを奪います。

RB#6柴田選手が自陣37ヤードまでキックオフを戻してのBIG BLUEの攻撃は、QB#2政本選手が再び登場。RB#4鈴木(恵)選手へのパスでダウンを更新し、RB#21平松選手がフィールド中央までボールを進めます。2ndダウンのパス失敗の後、3rdダウン9ヤードからのプレーは、右にロールアウトしながらスローバック気味にWR#18井上選手へパスを投じます。しかし、その手前にLB#32益本選手が入りインターセプト。リターン中の反則もあり、敵陣30ヤードから富士フイルム海老名の攻撃となります。1st/2ndダウンとBIG BLUEディフェンスは粘るものの、3rdダウンではエンドゾーン左にフリーで走り込んだWR#11小山選手にTDパスがヒット。7-14と逆転を許してしまいます。

K#94大野選手のキックオフボールをWR#82寸田選手が自陣の10ヤードから38ヤードまで大きく戻してBIG BLUEの攻撃が始まります。RB#28伊丹選手のランの後、2ndダウンではこの試合好調なTE#5 Auger選手へのパスがヒットしさらにRACで22ヤード進み敵陣34ヤードでファーストダウンを更新します。ここからショートパスとランで前進を試みますが残念ながら4thダウン5ヤードが残ります。再びK#11福岡(勇)選手が登場すると、今度は46ヤードFGを狙います。このキックは、やや雨模様の天候に影響されたか、距離が足らずゴールポスト前で失速して失敗に終わります。

好守が入れ替わり、富士フイルム海老名は自陣29ヤードから攻撃開始。RB#0ウィリアム選手のランで19ヤード進みダウンを更新しますが、その次のパスではホールディングの反則があり10ヤードの罰退。しかしRB#24大迫選手がタックルを受けながらも中央をスルスルと抜けると、そのまま11ヤードの前進。次のプレーではそのRB#24大迫選手へスクリーンパスが通りダウンを更新します。富士フイルム海老名はさらにパスでボールを進めて、ゴール前35ヤードまで前進しますが、ここからBIG BLUEディフェンスが粘りパスを失敗に追い込み、4thダウン3ヤードが残ります。富士フイルム海老名は、K#94大野選手が登場して52ヤードのFGを狙います。FGキックのボールは、距離があるためかやや弾道低く蹴り出されますが、このボールを右手を挙げてジャンプしたDL#92 Schaffer選手がカット。追加点を阻止します。次のBIG BLUEのプレー中に残り時間が流れ、7-14で前半を折り返します。
 

4Qに猛攻堅守で勝利に

後半はBIG BLUEK#87東選手のキックオフで再開。このキックがタッチバックとなり、富士フイルム海老名の自陣25ヤードから攻撃が始まります。QB#1コルデイロ選手のQBカウンターを9ヤードでDB#13舟橋選手が止めますが、WR#7別府選手へ13ヤードパスが通りダウンを更新します。この後双方に反則による罰退が発生し、富士フイルム海老名は自陣47ヤードで1stダウン20ヤードから、WR#84バンデューゼン選手へ13ヤードのパスを通すと、続けてWR#11小山選手へパスが成功しファーストダウンを更新します。敵陣31ヤードでファーストダウンを更新した富士フイルム海老名ですが、LB#17茂木選手の好守もあり4thダウン4ヤードが残ります。ここで再びK#94大野選手が登場すると、今度は42ヤードFGをゴールポストに通し、7-17と点差が広がります。

そのK#94大野選手のキックオフ。ゴール前6ヤードでボールをキャッチしたWR#85鈴木(隆)選手は、斜めに左オープンサイドに走り出すと、ブロッカーが作るエッジを上手く利用して一気に加速。更にリードブロッカーで前を走る、TE#88三浦選手とRB#4鈴木(恵)選手の好リードブロックもあり更に距離を伸ばして、敵陣14ヤードまで80ヤードのキックオフリターンとなります。1stダウンのRB#21平松選手の中央ダイブは4ヤードのゲイン。次のWR#18井上選手へのパスはボールが低く直ぐにニーダウンしてしまい2ヤードの前進。3rdダウン4ヤードが残るプレーでは、QB#2政本選手がドロップバックすると右コーナーへやや山なりのパスを投じます。これをDBと競り合いながらも、背面跳びのようにジャンプしたTE#5 Auger選手がキャッチ。テンポ良く攻め込み、14-17と点差を縮めます。

K#87東選手のキックオフをエンドゾーン前でフェアキャッチし、富士フイルム海老名は自陣25ヤードから攻撃開始。RB#0ウィリアムス選手のダイブをLB#9文字選手が1ヤードのロスゲインに止めますが、WR#11小山選手、WR#84バンデューゼン選手とパスが通りダウンを更新します。RB#0ウィリアムス選手のランを、今度はDL#50樋口選手が1ヤードで止め、2ndダウンのパスはセンタースクリーンを狙いましたがパスをキャッチ出来ず失敗。3rdダウン9ヤードとディフェンスが粘りますが、ここでQB#1コルデイロ選手のQBドローが見事に決まり、中央を抜けるとそのまま63ヤードを独走してTDを奪います。

再び点差が14-24と10点差に広がり、2回以上の得点チャンスが必要になったBIG BLUE。自陣29ヤードからの攻撃は、RB#28伊丹選手のランの後、今度はそのRB#28伊丹選手へのパスでダウンを更新。RB#21平松選手のラン、TE#5 Auger選手へのパス、そしてWR#83天田選手へのパスで敵陣に入りダウンを更新したところで、試合は4Qに入ります。QB#2政本選手から、RB#28伊丹選手、WR#85鈴木(隆)選手、TE#5 Auger選手と続けパスが成功。しかし、厳しいラッシュを受けてタックルを受けたところで投げ捨てたプレーを反則に取られ3rdダウン20ヤードが残ります。RB#28伊丹選手が大きくゲインしますが4thダウン1ヤード。これをギャンブルでRB#21平松選手が更新すると、さらにこの二人のランを続けてゴール前4ヤードまで前進します。ハンドオフを受けたRB#21平松選手は、右オーブンに走り出しますが、直ぐさま空いたオフタックルに切れ込みTD。21-24と追撃が始まります。

これで流れを掴んだBIG BLUEは、ディフェンスも本来の調子を取り戻し、富士フイルム海老名の攻撃をパントに抑えます。自陣14ヤードからの厳しいBIG BLUEの攻撃スタートですが、相手の反則もあり敵陣に入ると、TE#5 Auger選手へのパスでダウンを更新。しかし、今度はBIG BLUEの反則で罰退すると、4thダウンギャンブルのパスも失敗して好守が入れ替わります。富士フイルム海老名の攻撃は、LB#57寺林選手、DL#91松本選手と好タックルで前進を阻止すると、4thダウン1ヤードのギャンブルでは、DL#90大島選手が走路を潰しそこに飛び込んできたRB#29山田選手をLB#57寺林選手がロスタックルし、攻撃権を奪い返します。流れを掴んだBIG BLUEは、直ぐさまRB#21平松選手が22ヤードのビッグゲインでゴール前26ヤードまで進むと、WR#18井上選手がサイドライン際絶妙のキャッチを見せると、さらに確実なキャッチを続けてゴール前5ヤードまで前進します。あわやインターセプトとなりそうなパス失敗の後の3rdダウンでは、ハンドオフを受けたRB#21平松選手が、リードブロッカーのRB#6柴田選手に続いて今度もオフタックルへカットイン。そのままエンドゾーンに飛び込み、逆転のTDを奪います。

残り53秒からの富士フイルム海老名の攻撃は、自陣25ヤードから。QB#1コルデイロ選手のキープに続き、WR#84バンデューゼン選手へのパスが通りダウンを更新します。次の1stダウンのプレーでは、DL陣がラッシュを掛けてQB#1コルデイロ選手が左オープンにスプリントアウトしつつ、縦に走り込んでいたWR#11小山選手への38ヤードパスが成功。ここにBIG BLUEの反則も加わり、ゴール前13ヤードでファーストダウンを更新します。残り19秒からの富士フイルム海老名の攻撃を、背水の陣でBIG BLUEディフェンスが守ります。1stダウンのパスは、LB#57寺林選手がカット。2ndダウンでは、WR#84バンデューゼン選手がボールを一旦はキャッチするものの、すかさずDB#1中谷選手がタックルし落球させてパス失敗。3rdダウン残り2秒からのプレーでは、右サイドに移動しながらターゲットを探すQB#1コルデイロ選手へLB#17茂木選手が真っ直ぐにラッシュすると、そのままジャージに手を掛けてQBサック。オフェンスの逆転を、ディフェンスが堅守で守り切り、28-24でBIG BLUEが勝利しました。
 

やっと見えてきたチームの形

昨年同様にこの試合も、後半までリードを許して追いかける厳しい展開となりました。3Qに入るとオフェンスがまずはリズムを掴み、逆転となる4Qでの2TDに繋がるシリーズ構成が生まれました。ディフェンスも4Qに入ると追加点を許さない堅守でチームを支え、最後の53秒間の富士フイルム海老名の攻撃を、危ない場面もありましたが守り切り勝利を掴み取りました。スタッツを見ると、ラン・パスともにほぼ互角というか、やや富士フイルム海老名が優勢です。大きな違いが生まれたのはキックリターンで、BIG BLUEが4回130ヤードに対して、富士フイルム海老名は4回15ヤードと大きな差があり、チーム力を構成するオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの三要素のうち、このスペシャルチームの差が最後の4点差に繋がったと言えるでしょう。いずれにしてもこの試合も昨年同様薄氷を踏むような試合内容であったことは事実で、結果は兎も角内容的には反省点や振り返りの多い試合だったと感じます。

オフェンスは、QB#2政本選手を核にしてオフェンスシリーズのテンプレートが見えたことが最大の収穫でしょう。本人達はまだ満足していないと思いますが、RB#21平松選手とRB#28伊丹選手ランオフェンスが計算出来るようになったことは大きいと思います。またTE#5 Auger選手を中心にしたパスオフェンスも改善されてきたように感じます。欲を言えば、さらに奥を狙えるプレーがあれば得点力が大きくアップすることは確実です。ディフェンスは、相手のキープレーであるRB#0ウィリアムス選手は止めていたものの、その裏プレートも言うべきQB#1コルデイロ選手のカウンタープレーではTDを許すなど、さらに精度を上げる必要はあると感じます。ただ最後のディフェンスシリーズが典型的だと思いますが、集中したときの圧力はこれまでよりも増していると感じられ、その雰囲気気持ちを常に維持出来るかが次の試合での最大の挑戦となるでしょう。

リーグ戦の結果に関しては満足していないとは思いますが、そこから得られるもの全てを次から始まるライスボウルトーナメントに向けて活用して、必ず勝利に繋げて欲しいと思います。

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