あるOBの呟き- 2025 RBT QF: vs パナソニックインパルス戦

2025/11/27

2025シーズンのリーグ戦最終節、富士フイルム海老名Minerva AFC(以下、富士フイルム海老名)との対戦を、最後に何とか逃げ切り勝利し、2勝4敗(勝点6)でリーグ戦成績8位に滑り込み、今シーズンもライスボウルトーナメント(以下、RBT)進出を勝ち取ったBIG BLUE。RBT初戦の準々決勝では、リーグ戦上位チームが下位チームとたすき掛けで対戦するため、リーグ8位のBIG BLUEは、リーグ戦全勝で勝ち上がってきたパナソニックインパルス(以下、パナソニック)と対戦します。パナソニックとは2年前のRBT準決勝以来、2年振りの対戦となります。このシーズンは4勝1敗(勝点8)でリーグ戦を勝ち抜くとRBT準々決勝ではノジマ相模原ライズと対戦。終盤同点に追いつくと、最後はK#11福岡(勇)のサヨナラフィールドゴール(FG)で劇的な勝利を納め、その勢いで臨んだ試合でした。

試合は、序盤から接戦が続き、3Qに入るとBIG BLUEが追加点を重ねて1TD差で追走する展開に持ち込みましたが、4Qに入ると今度はパナソニックのオフェンスが続けて加点し、23-47と大差で敗れた試合でした。この時若手選手としてオフェンスで活躍したQB#12荒木選手やRB#42立川選手は、この2年でチームの中心選手となり更に強力なオフェンスを展開しています。またディフェンスではDL#4 Williams選手が更にパワーを増しており、リーグトップの厚みを持つDLだけで無く、機動性に富むLB陣やパスカバーも厳しいDB陣などリーグトップの実力です。そのため、リーグ戦6試合では289得点/40失点と、オフェンス・ディフェンスともにリーグトップの成績でした。前回以上に厳しい状態の中、BIG BLUEの真価が問われる試合が始まります。コイントスの結果、BIG BLUE K#87東選手のキックオフで試合が始まります。
 

2Qに突き放される

キックオフボールをキャッチしたパナソニックWR#82當間選手ですが、直ぐさま反対方向に走るDB#20村瀬選手へボールを渡し、トリックプレーで大きくゲインします。しかしホールディングの反則で罰退し、パナソニックは自陣23ヤードから最初の攻撃となります。RB#5ミッチェル選手のランでダウンを更新すると、さらにRB#42立川選手が3rdダウン1ヤードから一気に13ヤード進み敵陣に入りファーストダウンを更新。QB#12荒木選手は、ラッシュを受けながらもWR#82當間選手へのパスを通し、これが25ヤードのロングゲインとなりゴール前10ヤードでDB#33藤田選手が何とかタックルで止めます。ここから力勝負となり、RB#5ミッチェル選手、RB#26藤本選手のダイブを止め、3rdダウンのパスも失敗。しかし4thダウン2ヤードでパナソニックはギャンブルを選択すると、RB#42立川選手がエンドゾーンに飛び込み先制点となります。

1Qの半分近くを使ってからのパナソニックのキックオフはタッチバックとなり、BIG BLUEは自陣25ヤードから最初の攻撃が始まります。RB#21平松選手の2回のランがプラスマイナスゲイン無しとなりますが、QB#2政本選手からTE#5 Auger選手へダウン更新のパスが成功します。続けて今度はWR#85鈴木(隆)選手への11ヤードパスが成功しダウンを更新。リズムが生まれてきたと思われましたが、RB#4鈴木(恵)選手のランを続けてLB#47小西選手が前進を許さず、4thダウンとなりP#87東選手のパントで攻撃権が移動します。

自陣20ヤードからのパナソニックの攻撃は、1stダウンのRB#5ミッチェル選手の中央ダイブをLB#57寺林選手のタックルでゲイン無し。しかし次の2ndダウンでは、同じRB#5ミッチェル選手の中央ダイブが、今度はスクリメージラインを抜けるとオープンに上手くカットされ30ヤードのロングゲインとなります。1stダウンのパスはDB陣がカバーするも、QB#12荒木選手がスクランブルに出て12ヤードの前進。次のプレーではTE#85 Caleb選手への8ヤードパスが通ったところで、試合は早くも2Qに入ります。パナソニックは残り2ヤードをRB#26藤本選手のダイブで更新を狙い、LB#17茂木選手がタックルしますがギリギリでダウン更新。1stダウンではQBにプレッシャーを掛けてQBスクランブルから5ヤードで止めますが、2ndダウンでは遅れてパスコースに出たRB#5ミッチェル選手へのショートパスから一気にエンドゾーンまで運ばれてTDを許してしまいます。

2Q最初のBIG BLUEの攻撃は、WR#85鈴木(隆)選手が33ヤードと大きくボールを戻して自陣33ヤードからのスタート。QB#2政本選手からWR#84近江選手へのパスが成功しますが、さらにパナソニック側の反則で15ヤード罰退。敵陣45ヤードでファーストダウンを更新します。QB#2政本選手のスクランブルの後、WR#14遠藤選手へのパスでダウンを更新します。リズムが生まれてきたオフェンスは、さらにRB#28伊丹選手へのパス成功で7ヤードの前進。続けてRB#28伊丹選手が飛び込みますがダウン更新ならず2ヤードで止められます。3rdダウンでのRB#4鈴木(恵)選手も1ヤードロスでタックルされると、4thダウンでギャンブルを選択。WR#85鈴木(隆)選手へ何とかパスが通りますが、残念ながらダウン更新に僅かに足らず、攻撃権がパナソニックに移動します。

自陣25ヤードからのパナソニックの攻撃は、QB#12荒木選手からWR#84長沼選手へのパスでダウンを更新すると、今度はRB#5ミッチェル選手へ右フレアーパスが通ると、緩急を付けたステップでタックルに来るBIG BLUEのディフェンス選手を次々とかわして一気に敵陣29ヤードまで前進します。更に次のRB#19小泉選手のダイブも、細かいステップに翻弄されてタックル出来ず29ヤードを一気に運ばれてTDとなります。更に続くBIG BLUEの攻撃が4thダウンパントで終わると、パナソニックは4プレーでTDを奪い、点差が0-28と広がります。

何とか1本を返したいBIG BLUEですが、1stダウンでレシーバーを探すQB#2政本選手をDL#4 Williams選手がQBサック。一時はパス失敗と判定されましたが、その後ビデオ検証でファンブルと判定が覆りパナソニックがターンオーバーします。敵陣21ヤードからのパナソニックの攻撃は、QB#12荒木選手からWR#83山下選手へTDパスが通り更に点差が広がります。残り2分を切ってからのBIG BLUEの攻撃は、TE#5 Auger選手へ21ヤードのパスが成功して自陣49ヤードまで大きく前進。さらにQB#2政本選手のキープで敵陣30ヤードまで前進しますが、2ndダウン2ヤードが残ります。残り時間も考えて、一気に奥を狙うQB#2政本選手ですが、投じたパスをDB#23 Cox選手がインターセプト。残り時間をランプレーで流して前半が終了します。
 

最後に意地の追加点

後半はBIG BLUEの攻撃から再開します。キックオフがタッチバックとなり自陣25ヤードからの攻撃は、QB#19八木選手が登場。ファーストプレーのスクランブルで9ヤード進みますが、次のプレーではパスがやや短くパスカバーでWR#84近江選手の前に入っていたDB#20村瀬選手へパスを投げ込むような形になりインターセプトで攻守交代となります。自陣34ヤードからのパナソニック後半最初の攻撃は、こちらもQBがQB#11小林選手へ交代。1stダウンは、スクランブルに失敗しパスを投げ捨てて失敗。2ndダウンではRB#19小泉選手の中央突破をDL#92 Schaffer選手が片手を伸ばして行き足を止めたところをDL#99島野選手がタックルをして3ヤードで止めます。3rdダウン7ヤードとなったパナソニックは、ラッシュを受けて右にロールアウトしながら投じたパスを、DB#13船橋選手がインターセプト。ターンオーバーにはターンオーバーで返して、BIG BLUEに攻撃権が戻ります。

敵陣48ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、RB#4鈴木(恵)選手のランの後、QB#19八木選手からWR#18井上選手へダウン更新のパスが成功。さらに、WR#84近江選手へのパスの後、4thダウン1ヤードからのRB#4鈴木(恵)選手へのパスが成功し、敵陣18ヤードでファーストダウンを更新します。RB#28伊丹選手のダイブはDL#4 Williams選手のタックルでゲイン無し。次のRB#28伊丹選手へのパスも、DL#44松本選手が直ぐさまタックルして1ヤードの前進と厳しい状況に。しかし次のプレーではWR#85鈴木(隆)選手へのパスが通り、ゴール前7ヤードでダウンを更新します。エンドゾーンを狙うRB#4鈴木(恵)選手のオープンランは1ヤードで止められますが、次のプレーではエンドゾーン奥DBの裏側に走り込んだWR#85鈴木(隆)選手へ浮かせたパスが成功し、待望のTDレシーブとなります。しかしトライフォーポイント(TFP)のキックは失敗し6-35となります。

次のキックオフをWR#82當間選手が大きく敵陣48ヤードまで戻しますが、リターン中の反則で10ヤード罰退し自陣42ヤードからのパナソニックの攻撃。ファーストプレーではRB#42立川選手のランで6ヤード進めますが、そこからQB#11小林選手はパスにシフト。WR#15大塩選手をキーにして、ミドルパスを連続して通し、ゴール前20ヤードでファーストダウンを更新します。ここからWR#15大塩選手、WR#17木下選手とパスが続きますが、BIG BLUEもDB#25土窪選手、DB#1中谷選手と直ぐさまタックルで防戦。3rdダウン1ヤードからのRB#19小泉選手のダイブを、DL#92 Schaffer選手がゲイン無しで止めたところで試合は4Qに入ります。4thダウン1ヤードの攻防は残念ながらRB#42立川選手が突進して更新。残り8ヤードもそのRB#42立川選手がスクリメージラインを抜けると一気に駆け抜けてTDを奪われます。

続くBIG BLUEの攻撃は、タッチバックで自陣25ヤードのスタート。RB#28伊丹選手のランでファーストダウンを更新しますが、次のQB#19八木選手のパスは、DB#40ワイズマン選手がするッとレシーバーの前に出てインターセプト。攻守交代となります。敵陣42ヤードからのパナソニックの攻撃は、QB#11小林選手からWR#82當間選手へロングパスでゴール前20ヤードでダウンを更新。ここからRB#19小泉選手がランで突破を試みますが、DB#13舟橋選手、LB#57寺林選手と好タックルでダウン更新を阻止すると、4thダウン6ヤードが残ります。パナソニックは、K#35小林選手が登場市、33ヤードフィールドゴールを狙いこれが成功し、点差は6-45と更に広がります。

次のBIG BLUEの攻撃では、キックオフがアウトオブバウンズとなり自陣35ヤードから。QB#2政本選手が再び登場するとまずはTE#5 Auger選手へパスが成功。2ndダウン1ヤードからは、QB#2政本選手がラッシュを受けて左にロールアウトしますが、ここで奧にフリーで抜けたWR#83天田選手へパスが通り、一気にゴール前3ヤードでファーストダウンを更新します。1stダウンのパス失敗の後、2ndダウンではRB#4鈴木(恵)選手が飛び込みますが2ヤードの前進。3rdダウンでは残り1ヤードを今度はQB#2政本選手がワンテンポ遅れて飛び込みますが1ヤード戻されるも、相手の反則でボールは1ヤードのまま。3rdダウンではRB#4鈴木(恵)選手がダイブしますが、これも止められます。4thダウン1ヤードとなると、今度はRB#28伊丹選手がエンドゾーンを狙いますが、これも2ヤード戻されてギャンブル失敗。攻守交代となります。パナソニックは自陣4ヤードからの厳しいスタートですが、RB#42立川選手が一気に25ヤード進むと、WR#84長沼選手へ41ヤードパスが成功。最後はWR#85 Caleb選手へ15ヤードTDパスが成功します。

残り2分を切ってのBIG BLUEの攻撃は、WR#85鈴木(隆)選手が大きく54ヤードのキックオフリターンでボールを敵陣42ヤードまで進めます。RB#28伊丹選手へのパスで7ヤード進むと、QB#2政本選手のキープでダウンを更新。TE#5 Auger選手への4ヤードパスの後、タイムアウトで一旦時計を止めます。2ndダウンのパス失敗の後、QB#2政本選手のキープでダウンを更新。次もQB#2政本選手のキープで7ヤード進みますが、ここで最後のタイムアウトを取り時計を止めます。2ndダウン3ヤード、ゴール前8ヤードからのプレーは、右サイドからエンドゾーンを左に流れるTE#5 Auger選手へパスがヒットしTDを奪います。さらにTFPではプレーを選択。QB#2政本選手からモーションしてきたRB#4鈴木(恵)選手へボールがトスされると、さらに逆サイドから流れてきたWR#14遠藤選手へ更にトス。そのWR#14遠藤選手は、エンドゾーンへ走り込むQB#2政本選手へパスを投じます。やや浮き気味の高めのパスでしたが、DBに一瞬先んじてキャッチ。意地の2点コンバージョンが成功して14-52となります。この後パナソニックが時間を消費して試合終了となりました。
 

新シーズンに向けてリスタート

今シーズンもリーグ戦で勝ち星を積み重ねることが出来ず、ライスボウルトーナメント準々決勝での敗戦でシーズン終了となったBIG BLUE。勿論BIG BLUEもチーム力向上を目指して成長しているわけですが、ライバルチームの成長スピードに後れを取っている部分があるように感じます。昨シーズンも感じたことですが、これまでのBIG BLUEは個性有る選手が上手く噛み合って予想外の結果を生み出していたものが、今は上手くチームの歯車が回っていない気がします。とことんぶつかりあって互いの角をしっかり組み合わせることも一つの方法だし、強力なリーダーシップでまとめるのも有りだと思います。常に「変革」を求めて他チームとはひと味もふた味も違うチーム作りをしてきた経験を、もう一度思いだして次のチーム作りに生かして欲しいと思います。

来シーズンからは新しいリーグのフォーマット「X Premium」が始まります。まだ詳細は発表されていませんが、5月下旬に2026シーズンが開幕し、初年度所属する11チームが総当たりでリーグ戦を行い、その後ライスボウルトーナメントが開催される予定になっています。リーグ戦10試合のうち、3試合程度は5月末からの春季期間に開催され、7~8月のオフ期間を挟み残り7試合程度が現在同様秋季期間に開催される事が想定されます。例年関東のチームはパールボウルトーナメントに向けて春シーズンの準備を始め、この期間にベテラン選手の調整や新人選手のリクルートなどを行っていました。来シーズンからは、そういう作業を数ヶ月前倒しして、5月の時点でこれまでの8月末のリーグ戦開幕の状態に整える必要が有ります。一足早く終わってしまったシーズンを、来シーズンに向けてのいち早い助走期間と考えて次のBIG BLUEを生み出して欲しいと思います。

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