第36回パールボウル一回戦: ハリケーンズ戦の見所
2013/04/21
2013年シーズンの開幕を告げる、第36回パールボウルが始まります。今回のパールボウルは対戦形式が変更され、これまでの予選ブロックでのリーグ戦から、それぞれのブロック優勝チームがトーナメント戦に勝ち上がる形式では無く、昨年の東地区・中地区の上位2チーム、計4チームをシードチームとして、両地区に所属する12チームが最初からトーナメント戦で対戦します。
BigBlueは、このパールボウルの開幕戦となる4月28日の試合で、今シーズン3年振りにXリーグに再昇格したハリケーンズと対戦します。ハリケーンズとは、前回Xリーグ所属時に2回対戦しており、2005年(49-32)、2009年(31-16)と2勝0敗と勝ち越しています。その後、2010年シーズンにX-X2の入替戦でノジマ相模原RISEに敗れてX2に降格し、今年3年振りにXリーグに戻ってきました。以前の試合内容を見る限りでは、基本に忠実なオーソドックスなスタイルのフットボールを展開するという印象のあるチームです。過去2回の得点差にも現れているように、確実に得点する力もあるため、ちょっとしたモメンタムの変化で試合の主導権を掴む力のあるチームと言えます。
オフェンスの見所
昨シーズン、Xリーグの二つのQB記録を大きく書き換えたQB#3クラフト選手。今シーズンも、クラフト選手を中心に、BigBlueのオフェンスシステムは構築されます。昨年はチームに合流してから、オフェンスシステムを作るまでの時間が十分ではなく、初戦の富士通戦では序盤圧倒的なオフェンス力を見せたものの、後半自滅するような脆さも見せました。しかし、リーグ戦が進むにつれてシステムとしての完成度が向上し、2ndステージでは残念ながらパナソニックには破れたものの、ノジマ相模原には大差で快勝し、大きな手応えを残してシーズンを締めくくりました。
オフェンスユニットで最大の変化は、QBクラフト選手自らがオフェンス・コーディネーターを兼務し、オフェンスシステムの強化をしていくことです。昨年の試合でも、オフェンスのプレーコールではクラフト選手自らがオーディブルを選択し、そのダウン毎に最適なプレー選択をしてきました。今年はこれまでの彼の経験と知識を積極的に活用し、さらに破壊力のあるオフェンスを目指します。ランプレーでは、RB#10末吉選手、パスプレーではWR#17小川選手、TE#40スタントン選手に、期待の大物ルーキーの登場も予定されています。昨シーズンのBigBlueの総得点(1stステージ)は187点でしたが、これを200点台一試合平均40点以上を確実に得点出来る攻撃力を作る事が、今年の大きなテーマです。その為の第一歩として、この試合でのオフェンスチームの活躍は、今シーズンの展開を見る上で非常に重要と言えます。
デイフェンスの見所
昨シーズンの試合では、2ndステージ上位進出チーム中、唯一1stステージで100点以上の失点(106失点)を記録したBigBlue。初戦の富士通戦のように、僅差で勝利を逃した試合も有り、ディフェンスシステムの改革が今シーズン最大の課題と言えます。その為に今シーズンは、アサヒ飲料チャレンジャーズのディフェンスコーディネーターとして長く活躍された上田拓氏をディフェンスアドバイザーとして招聘。さらに、BigBlueのXリーグ昇格時前後の時代にチームの中心選手の一人として活躍した、BigBlue OBの中村誠氏をDBコーチとして招聘し、BigBlueディフェンスシステムを、今シーズンは刷新します。
ディフェンスの最前線となるDL陣は、今シーズン最もリクルーティングに力を入れており、ルーキー選手の活躍が期待されます。現役選手vsルーキー選手のポジション争いが、そのままより重厚なディフェンスラインを作る力になることが期待されます。また、今年もチームキャプテンを努めるLB#7岸本選手とバイスキャプテンLB#97國方選手を中心に、ディフェンスのフロントラインをさらに堅牢にしています。ハリケーンズの昨シーズンの試合記録を見ると、総獲得距離の63%(728ヤード)がランプレーによるものであり、この試合でもゲームプランは変わらないと考えられます。DL/LBが相手のプレーをどれだけ押さえるか、今シーズンのBigBlueを占う一つの材料になるでしょう。また、DBユニットにとっては、ロングパスに注意が必要です。ハリケーンズが昨年記録した3TDパスのうち、2本がロングパス(73ヤード、80ヤード)によるものです。昨年もしばしばロングパスやランアフターキャッチでロングゲインを許すシーンがありましたが、この試合ではそう言う場面が生まれないようDBユニットは注意が必要でしょう。
試合の見所
春のシーズンは、どのチームも新しいスタッフ・新しい選手によるチーム作りがスタートしたばかりであり、不安と期待が錯綜するものです。BigBlueにとってもそれは同じですが、昨年からの資産を活用出来るオフェンスに対して、新しいシステム作りをスタートしたディフェンスにとっては、不安の方が大きいかもしれません。ですから、この試合では、まずはディフェンスチームがどれだけ活躍するかが最大の見所と言って良いでしょう。昨シーズン、苦労しながらもクラフト選手を中心に新しいオフェンスシステムを作り上げたように、今シーズンはキャプテン岸本選手を中心にして、ディフェンスチームが秋までにどれだけ成長するかが今シーズンの鍵で有り、その第一歩となるこの試合での結果が注目されます。勿論、オフェンスチームの活躍、特にクラフト選手からWR陣へのTDパスも、もう一つの見所であることは間違いありません。まずは、2013年シーズンの初勝利を目指して、Go BigBlue!
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