いよいよ始まるBigBlueの2015シーズン。初戦の対戦相手は昨年も対戦したハリケーンズ。BigBlueのキックオフで始まった試合は、最初のハリケーンズのシリーズでダウン更新を許すものの、続くシリーズはパントで攻守交代。この試合スターターQBの#3クラフトは、この最初のシリーズでRB#10末吉の14ヤードTDランを奪うと、さらにTFPではキックフォーメーションからシフトした#40スタントンが走り込み2点を奪う。ここからBigBlueは、#10末吉の33ヤード独走TD、WR#81栗原への29ヤードTDを1Qで奪う。

2Qに入るとQBは#4多川へ交代。WR#18上廣への28ヤードTDパスが決まると、RB#10末吉がこの試合3本目のTDとなる2ヤードダイブを見せる。さらに、今シーズンOLの厚みを増すためにTEにポジションチェンジした昨年のDE#2河合への27ヤードTDパスが成功。2Q中盤で特典は42-0と大きく開く。しかしハリケーンズも厳しい守備を見せ、BigBlueはこの試合初めてのパントを蹴る。P#8小田倉の絶妙なパントは敵陣20ヤード付近からバウンドしてエンドゾーンに転がると、これをゴール前1ヤードで止める。ハリケーンズにとって厳しいボールポジションとなる、ダイブで陣地の回復を試みるが、LB#6北守がエンドゾーンでランナーをタックルしセーフティを奪う。さらに2Q最後では、K#8小田倉が41ヤードのFGを決め前半を47-0で折り返す。

3Qはハリケーンズのキックオフで試合再開。このキックオフボールをキャッチしたWR#81栗原は、リードブロックを巧みに使い密集を抜けると90ヤードのリターンTDで後半最初のTDを奪う。この勢いそのままに、3QではRB#36鈴木のTDラン、WR#18上廣のパントリターンTD、RB#10末吉の1ヤードTDランで75-0となり、BigBlueの最多得点記録(2015年第一節明治安田戦の72-14)を塗り替える。

4Qに入り、この勢いはさらに加速する。#10末吉がこの試合5本目のTDランを4Q早々に記録すると、LB#6北守がインターセプトリターンTDを奪う。さらに、ルーキーLB#45佐藤がファンブルリカバーから34ヤードを戻してリターンTDを奪う。4Qには、ルーキーQB#14近藤がプレーコールをしたが、このディフェンスに勢いを貰ったか、WR#80瀧にパスを通すと、粘りのランアフターキャッチで20ヤードのTDパス成功となる。その後も、LB#22中山のパスインターセプトリターンTDや、ファンブルフォースからDL#60坂口がボールを確保して15ヤードのリターンTDを奪うなど、オフェンス・ディフェンス入り乱れて、16TD、1FG、1セーフティを奪い、圧倒する勝利となった。