開幕三連勝を目指すBigBlueであったが、そのスタートは波乱含みだった。最初のシリーズではパスが通らずパントで交代すると、二回目のシリーズではQB#3クラフトが21ヤードのQBサックを受け大きく後退してパント。2シリーズ続けてのパントでの交代は、今シーズン初めての事である。しかしこの嫌な雰囲気を、DB#26星田のパスインターセプトで払拭すると、RB#10末吉が6ヤードTDランを奪う。ところが続く東京ガスの攻撃では、BigBlueが反則で相手にファーストダウンを与えて、再びモメンタムが東京ガスに傾く。しかし今度は、DB#22中山がパスインターセプト。ここからRB#21髙木がファーストダウンのプレーで46ヤードを独走してTDを奪う。

これでリズムを掴みかけたが、1Q終盤から2Qに掛けて反則で相手にダウン更新を許し、ゴール前15ヤードまで前進を許す。東京ガスは4thダウンでFGを試みるが、スクリメージを割って飛び込んだDE#5イートンがブロック。何とか無失点記録を守る。続くBigBlueの攻撃は、FG失敗のため自陣20ヤードから。1stダウンのプレーで、QB#3クラフトからWR#81栗原へパスが一閃すると、そのまま真っ直ぐエンドゾーンへ走り込み80ヤードのTDレシーブとなる。さらにBigBlueは次の攻撃が相手の好パントでゴール前1ヤードからとなったが、RB#10末吉のランとWR#17中島へのパスでレッドゾーンを脱すると、今度はRB#21高木が63ヤードを独走してTDを奪う。

3Qに入ると、相手のパスインターフェアの反則でゴール前2ヤードでファーストダウンを獲得すると、WR#81栗原へこの試合2本目の2ヤードTDパスが成功。しかし続く東京ガスの攻撃では、今度はBigBlueディフェンスがパスインターフェアの反則を犯し相手にファーストダウンを与えてしまう。さらに東京ガスの攻撃は、オプションプレーにBigBlueディフェンスが翻弄され前進を許し、ゴール前5ヤードでファーストダウンとなる。TDを狙う東京ガスだが、DE#34ブルックスのロスタックルもあり、4thダウンでは27ヤードのFGを狙う。しかしBigBlueのラッシュに気圧されたか、キックは左に外れてこれも失敗に追い込む。この後BigBlueはQB#4多川が登場するが、パントで攻守交代。ここから4Qに入る。

4Q最初の東京ガスの攻撃は、BigBlueの反則で相手にファーストダウンを与えてしまう。しかし、DB#42大松のタックルがボールにヒットすると、ランナーはたまらずファンブル。このボールをLB#6北守がリカバーする。このチャンスから、QB#4多川からWR#80瀧へのパスでダウンを更新すると、最後はRB#10末吉が35ヤードを駆け抜けTD。得点は42-0となる。その後は、両チームとも攻め手に欠け、ダウンは更新するものの得点には繋がらずパントで攻守交代が続く。最後はBigBlueオフェンスで、プレークロックの40秒を目一杯使いながらランプレーで時間を消費し、試合終了となった。この結果、開幕戦から三連続完封勝利となり、いよいよ次は天王山となるアサヒビールとの全勝対決に臨む。