個別試合レポート

JXBトーナメント 準決勝 試合結果

IBM IMPULSE
31 7 1st 7 24
3 2nd 10
14 3rd 0
7 4th 7
日時 2017/11/26
Kick off 13:00
試合会場 キンチョウスタジアム
2017シーズン JXB SF: パナソニックインパルス戦サマリー
Japan X Bowlトーナメント準決勝は、4年振りの対戦となるパナソニックインパルス(以下、パナソニック)との対戦。今シーズン二回目の大阪遠征となったこの試合は、K#11佐藤のキックオフで始まった。

パナソニック最初のシリーズは、RB#33横田、QB#5アンダーソンの突進をディフェンスが止め4thダウンパントで攻守交代となる。BigBlueの最初の攻撃は、秋のシーズン初めてQB#2政本がスターターとして登場。ファーストプレーでホットラインのWR#85鈴木へパスを通すと、今度はスプリントアウトからスクランブルに出て20ヤード前進。RB#10末吉へのショートパスに、WR#85鈴木のパスでゴール前10ヤードまで進むと、最後はWR#81栗原へTDパスが成功し先制点を奪う。

パナソニックは、続く攻撃でRB#33横田が中央を抜けると一気にエンドゾーンまで駆け込むが反則で罰退。しかしWR#88木戸へのパスでゴール前11ヤードでファーストダウンを更新すると、RB#26藤本の1ヤードダイブの後WR#89小山へ10ヤードのTDパスが成功し、7-7の同点となる。

続くBigBlueの攻撃は、ダウンは更新したものの得点には繋がらず4thダウンパント。次のパナソニックの攻撃途中から、試合は早くも2Qに入る。パナソニックの攻撃は、ランプレーは止めるものの、パスでダウンを更新され敵陣に入ると、QB#5アンダーソンのドローでゴール前24ヤードでファーストダウンを更新する。ここからQB#5アンダーソンは、ポストパターンでフリーとなったWR#2岸本へパスが通り、そのままエンドゾーンに運ばれる。

次のBigBlueの攻撃も、QB#2政本がQBサックを受けて後退したことが響き4thダウンパント。しかしパントが伸びず、フィールド中央からパナソニックの攻撃となる。パナソニックはゴール前25ヤードでファーストダウンを更新するが、ファンブルによる後退や反則により罰退するなどボールを進められず、このシリーズはK#11佐伯が43ヤードのFGを成功。得点は7-17と10点差、2ポゼッション差に広がる。

2Qも残り4分を切り、何とか追い上げて折り返したいBigBlue。WR#81栗原がフィールド中央付近までキックオフリターンをすると、このシリーズからQB#3クラフトが登場。WR#81栗原、WR#85鈴木と短いパスを繋げて敵陣に入ると、相手の反則でゴール前19ヤードでファーストダウンを更新する。しかしここからのパスが通らず、また3rdダウンではQB#3クラフトがDL#21ジョーンズのQBサックを受けて9ヤード後退。4thダウンとなり、K#11佐藤が46ヤードのFGを成功させ、10-17と1TD差に追い上げて前半を終わる。

後半はBigBlueの攻撃から再開。再びQB#2政本が登場するが、最初のプレーでラフィングザパサーの反則を受けるとサイドラインに退き、QB#3クラフトと交替。WR#81栗原へミドルパスが通ると、タックルに来たDB#1ポーリーを振りほどきサイドライン際を独走。DB#27辻のタックルを受けてエンドゾーンには届かなかったが、48ヤードを走りゴール前16ヤードまで進める。次のプレーでは、ミドルインを走るWR#85鈴木にパスが通ると、スピンでタックルを交わし、最後はタックルを受けながらも手を伸ばしてボールをエンドゾーンに持ち込み、同点となるTDを奪う。

直後のキックオフでは、K#8小田倉が右側に短くオンサイドキックを蹴ると、これをDB#1中谷がキャッチし再び攻撃権を奪う。フィールド中央からのBigBlueの攻撃は、TE#40スタントン、WR#85鈴木とパスが連続して成功しダウンを更新。さらにRB#10末吉のランの後、WR#18上廣へのパスでまたダウンを更新してゴール前22ヤードまで進む。しかしここでディレーオブザゲームの反則で5ヤード後退。さらにRB#10末吉へのピッチは相手に読まれて1ヤードのロスとさらに後退する。しかし次のプレーでは、タイミングを計って正面に投げたパスを、TE#40スタントンがジャンプしてキャッチ。タックラーを跳ね飛ばし、その勢いで空中で一回転しながらエンドゾーンに飛び込み、逆転のTDを奪う。

パナソニックの攻撃をLB#5コグランのQBサックで4thダウンパントに追い込むと、再びQB#2政本が登場。TE#40スタントンへのパスでダウンを更新するものの、反則での罰退の後に投じたパスを、LB#47松永がインターセプト。BigBlue陣内40ヤードからパナソニックの攻撃となる。DB#25寺中がRB#33横田を1ヤードで止めると、続くスクリーンパスをDB#29中島が阻止。4thダウン1ヤードとなり、QB#5アンダーソンが自ら飛び込むものの、これをDL#98森田が阻止しギャンブル失敗。BigBlueが攻撃権を奪うが、次の攻撃ではQB#3クラフトのパスが乱れて4thダウンパントとなる。

3Q終盤のパナソニックの攻撃は、敵陣40ヤードまで進んだところで最終4Qに入る。サイドが変わった最初のプレー、プレッシャーを受けながらもターゲットを探したQB#5アンダーソンからのパスがWR#88木戸へ通ると、リードブロッカーにも助けられて一気にゴール前8ヤードまで進む。RB#33横田の突進は止めたものの、次のプレーでは、左サイドでフリーになっていたWR#15頓花へ3ヤードのTDパスが成功。試合はパナソニックが追いつき再び24-24の同点となる。

この後、両チームともにパントを蹴り4Q中盤のBigBlueの攻撃。QBは#3クラフトに変わると、WR#81栗原が17ヤードのパスキャッチで敵陣に入る。さらにRB#10末吉へスイングパスが成功すると、一気にサイドラインを駆け上がりゴール前7ヤードまで進める。ここからQB#3クラフトは右側にプレーアクションを入れた後、エンドゾーン左隅を狙って山なりのパスを投じる。これをWR#85鈴木が飛び込みながらパスキャッチ。31-24と再逆転する。

まだ4Qも半分を残してのパナソニックの攻撃は、LB#5コグランがQBサックで大きく後退させるが、手堅くプレーを続けて敵陣24ヤードまで進む。しかし、ここで今度はDL#90村橋がQBサックで7ヤード押し戻す。3rdダウンロングとなりやや手元が狂ったか、3rdダウンでWR#88木戸へ投じたパスを前に入ったDB#25寺中がインターセプト。今シーズン初めてQB#5アンダーソンからインターセプトを奪い窮地を救う。

4Q残り2分31秒からのBigBlueの攻撃は、残り時間を消費するためにランプレーの攻撃。しかしRB#21髙木選手がファーストダウン更新の後、さらにヤードを稼ごうと突進したところをタックルされてボールをファンブル。4Q残り1分29秒からパナソニックが攻撃権を奪う。敵陣47ヤードからのパナソニックの攻撃は、同点を狙って奥へ投げ込むが続けて失敗。3rdダウンでもDL陣のラッシュを受けて、右にロールアウトしながらWR#22木下へパスを投じるものの、DB#32小林が飛び込みインターセプト。この後、残り1分余りをBigBlueはニーダウンで時計を進め、31-24で勝利を飾った。
IBM   IMPULSE
4 タッチダウン 3
4/4 ポイントアフタータッチダウン
1点(成功-回数)
3/3
1/1 フィールドゴール(成功-回数) 1/1
21 1stダウン獲得回数 13
6 ランによる1stダウン獲得回数 5
13 パスによる1stダウン獲得回数 8
2 相手反則による1stダウン獲得回数 0
2-7 3rdダウンコンヴァージョン(成功-回数) 5-13
0-0 4thダウンコンヴァージョン(成功-回数) 1-2
330 総獲得ヤード 281
60 ラン獲得ヤード 119
22 ラン 33
270 パス獲得ヤード 162
23-34 パス(成功-試投回数 13-21
1 被インターセプト数 2
3-30 反則(回数-罰退ヤード) 6-65
1-1 ファンブル(回数-攻撃権を失った回数) 1-0
22:48 攻撃時間 25:12

得点経過

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
IBM 1Q 05:34 Pass 10yds #2 政本 → #81 栗原 K #11 佐藤 G 7-0
IMPULSE 1Q 08:19 Pass 10yds #5 Anderson → #89 小山 K #11 佐伯 G 7-7
IMPULSE 2Q 02:55 Pass 24yds #5 Anderson → #2 岸本 K #11 佐伯 G 7-14
IMPULSE 2Q 08:22 FG 43yds #11 佐伯 7-17
IBM 2Q 11:54 FG 46yds #11 佐藤 10-17
IBM 3Q 01:29 Pass 16yds #3 Craft → #85 鈴木 K #11 佐藤 G 17-17
IBM 3Q 04:00 Pass 28yds #3 Craft → #40 Stanton K #11 佐藤 G 24-17
IMPULSE 4Q 01:10 Pass 3yds #5 Anderson → #15 頓花 K #11 佐伯 G 24-24
IBM 4Q 05:42 Pass 7yds #3 Craft → #85 鈴木 K #11 佐藤 G 31-24

RUSHING

背番号 members Att yards TD LG
2 政本 (IBM) 8 36 0 20
10 末吉 (IBM) 7 14 0 8
37 伊藤 (IBM) 1 1 0 1
3 Craft (IBM) 2 -6 0 3
40 Stanton (IBM) 1 0 0 0
21 髙木 (IBM) 1 23 0 23
Team (IBM) 2 -8 0 -5
33 横田 (Panasonic) 15 75 0 41
5 Anderson (Panasonic) 16 40 0 9
15 頓花 (Panasonic) 1 3 0 3
26 藤本 (Panasonic) 1 1 0 1

PASSING

背番号 members Att COMP INT yards TD LG
2 政本 (IBM) 15 9 1 72 1 18
3 Craft (IBM) 19 14 0 198 3 48
4 高木 (Panasonic) 1 1 0 25 0 25
5 Anderson (Panasonic) 20 12 2 137 3 32

RECEIVING

背番号 members NO yards TD LG
85 鈴木 (IBM) 7 58 2 16
10 末吉 (IBM) 3 44 0 33
81 栗原 (IBM) 6 93 1 48
40 Stanton (IBM) 4 65 1 28
18 上廣 (IBM) 2 10 0 7
21 髙木 (IBM) 1 0 0 0
88 木戸 (Panasonic) 4 75 0 32
89 小山 (Panasonic) 2 27 1 10
2 岸本 (Panasonic) 2 36 1 24
15 頓花 (Panasonic) 3 26 1 12
22 木下 (Panasonic) 1 4 0 4
33 横田 (Panasonic) 1 4 0 4

FIELD GOAL

背番号 members 1 2 3 4 5 ATT-GOOD
11 佐藤 (IBM) 46 ○         1/1
11 佐伯 (Panasonic) 43 ○         1/1

PUNT

背番号 members 回数 yards TB
11 佐藤 (IBM) 2 59 0
16 佐伯 (Panasonic) 3 122 0

KICK OFF RETURN

背番号 members 回数 yards TD
88 細谷 (IBM) 1 0 0
81 栗原 (IBM) 4 41 0
1 Polley (Panasonic) 4 81 0
27 辻 (Panasonic) 1 16 0
80 柴田 (Panasonic) 1 1 0

QB SACK

背番号 members 回数 yards
5 Coghlan (IBM) 2 16
90 村橋 (IBM) 1 7
21 Jones (Panasonic) 2 13
45 林 (Panasonic) 1 4
10 高山 (Panasonic) 1 3

PUNT RETURN

背番号 members 回数 yards TD
81 栗原 (IBM) 1 18 0
21 髙木 (IBM) 1 14 0
1 Polley (Panasonic) 3 0 0

INTERCEPTION

背番号 members 回数 yards TD
25 寺中 (IBM) 1 0 0
32 小林 (IBM) 1 0 0
47 松永 (Panasonic) 1 18 0

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