Week-6: vs エレコム神戸ファイニーズ
昨年同様に、エレコム神戸ファイニーズ(以下、エレコム神戸)を富士通スタジアム川崎に向かえての最終戦。どちらのチームも、この試合の結果でリーグ戦順位が大きく変動するため、勝ってリーグ戦を締めくくりたい。試合は、K#11佐藤のキックオフで始まった。WR#26永見が大きく敵陣41ヤードまでリターンするが、ランプレーが止められ4thダウン4ヤード。ここからK#12山崎が52ヤードのFGを成功させ、エレコム神戸が先制する。

さらにエレコム神戸は、オンサイドキックを成功させ続けて攻撃権を得るが、DB#1中谷、LB#33加藤、LB#5コグランと好タックルが続きパントで終わる。BigBlue最初の攻撃シリーズは、QB#3クラフトがリーグ戦初登場。しかし、レシーバーとのタイミングが合わずに4thダウンパント。早くもエレコム神戸3回目の攻撃シリーズだが、RBのファンブルボールをDL#98森田がリカバーして攻撃権を奪う。

QB#3クラフトは、まずTE#40スタントンへのパスでダウンを更新すると、次は自らのスクランブルでダウン更新とリズムが生まれる。さらにパス成功の後、最期はRB#21高木が中央を抜けると一気に左オープンを29ヤード駆け抜けて逆転のTDを奪う。逆転したのも束の間、エレコム神戸はQB#11糟谷がディフェンスのプレッシャーに苦しむが、BigBlueの反則に助けられてボールは前進。WR#87高尾へ33ヤードTDパスが成功し、7-10とエレコム神戸が再逆転する。

続くBigBlueの攻撃は自陣17ヤードから。最初のプレーでハンドオフを受けたRB#19鈴木は、スクリメージライン中央を抜けると一気に加速をし83ヤードを独走。直ぐさま14-10と再々逆転をする。次のエレコム神戸の攻撃中に試合は2Qに入り、エレコム神戸のパントがゴール前2ヤードで外に出る。厳しいボールポジションからのBigBlueの攻撃は、まずRB#21髙木が3ヤード進める。次の2ndダウンのプレーは、RB#19鈴木にフェイクを入れた後、ミドルインで入るTE#40スタントンへリード気味のパスが成功。TE#40スタントンは、そのまま一気に加速をして、95ヤードTDパスとなる。しかし、この時エンドゾーン内のセレブレーションで二つのアンスポーツマンコンダクトの反則を犯し、次のキックオフは自陣10ヤードからとなるが、さらにキックが外に出て蹴り直しとなり、5ヤードから再びキックをする。

敵陣44ヤードからと絶好の機会を得たエレコム神戸だが、ラッシュを受けて右にロールアウトしながらQB#11糟谷が投じたパスをDB#13神津がインターセプトする。残念ながらこのチャンスは生かせずパントで終わるが、次のエレコム神戸の攻撃もパントで終了する。自陣16ヤードからのBigBluの攻撃は、WR#81栗原へのパスでダウンを更新するとRB#19鈴木のランで敵陣に入る。さらに前進した後、TE#40スタントンへのパスは、ランアフターキャッチでゴール前3ヤードまで前進。最期は、QB#3クラフトが右に逃げながらもWR#81栗原へ3ヤードのTDパスが成功する。さらに2Q終盤にもRB#21髙木へ11ヤードTDパスが成功。35-10と大きくリードして折り返す。

後半はエレコム神戸のK#12山崎のキックオフで再開。キックボールをエンドゾーンでキャッチしたWR#81栗原は、リードブロッカーを利用してダウンフィールドに出ると、タックルも自らかわしてさらに加速。スピードで相手を置き去りにして100ヤードのキックオフリターンTDを奪う。

エレコム神戸の攻撃は、前半終盤からQB#3木下に交替。しかしDL#92トゥアウのサックを受けてパントで交替。BigBlueの攻撃も、4thダウンパントとなるが、相手がボールをファンブルし、RB#28伊藤がリカバーする。しかしこの攻撃は4thダウン1ヤードのギャンブルに失敗し、パントで終了する。エレコム神戸はBigBlueの厳しいディフェンスにパスの精度が下がるが、ここに来てQB#3クラフトのパスも失敗が続き、K#11佐藤が31ヤードのFGを成功させ、45-10とさらに点差を広げる。さらに4Qに入り、レッドゾーンに入るものの反則で罰退し、再びK#11佐藤が40ヤードFGを蹴り込む。

何とか切っ掛けを掴みたいエレコム神戸だが、QB#3木下のパスを再びLB#13神津がインターセプト。敵陣29ヤードからの攻撃権を得たBigBlueは、RB#29鎌田、RB#47山中、RB#37安齋とルーキーRB陣が活躍してゴール前1ヤードまでボールを進めると、最期はRB#28伊藤が飛び込みTDを奪う。この後も、エレコム神戸の攻撃をダウン更新を許さず押さえると、再びFGチャンスが生まれるが、K#11佐藤の41ヤードトライは失敗。エレコム神戸は、最期にRB#28山上が4ヤードTDランを奪うが、55-17の大差でBigBlueがリーグ最終戦を勝利で終了した。