第三節パナソニックインパルス(以下、パナソニック)との対戦は、BIG BLUE K#19丸山のキックオフで始まった。パナソニックのオープニングシリーズは、DL#34ブルックスのQBサックもありパントで終了。続くBIG BLUEの攻撃も、QB#2政本のパスは決まるものの4thダウンパントとなる。このK#19丸山のパントはゴール前1ヤードまで戻す絶好のパントとなったが、続くパナソニックのシリーズで、右オープンにフリーとなったWR#88木戸にパスが通ると、そのまま95ヤードを独走され先制のTDを許す。

続くBIG BLUEの攻撃は、WR#81松岡(拓)、RB#28伊藤(隆)と続けてパスが成功。RB#28伊藤(隆)のランで敵陣に入ると、途中QBをQB#7馬島と交代するなどして前進。3rdダウン残り5ヤードから、QB#2政本からWR#82白根へ10ヤードのTDパスが成功し、7-7の同点に追いつく。しかしパナソニックも、RB#5ミッチェルのランで一気に敵陣に入ると、RB#33横田のカウンターでスクリメージを抜けると、25ヤードを独走して逆転のTDを奪われる。さらに次のBIG BLUEの攻撃では、4thダウン10となりパントを蹴るが、これがブロックされてエンドゾーンを割りセーフティを奪われる。直後のキックオフでも、大きくリターンを許し、ゴール前13ヤードからのファーストダウンとなるパナソニックは、2ndダウンのプレーでWR#2フィールズの5ヤードTDパスが成功と畳み掛ける。

2Qに入りBIG BLUEの攻撃は、WR#82白根へのパスで一気に敵陣に進むと、RB#21佐藤(航)のランでゴール前12ヤードでダウンを更新する。しかしここからのパスが通らず、最後はK#19丸山が27ヤードのフィールドゴール(FG)を成功させ、10-23と点差を縮める。パナソニックの続くシリーズでは、WR#14ブレナンへの48ヤードパスでゴール前26ヤードまで進むと、さらに進んでゴール前15ヤードでダウンを更新。ここでDB#41森岡がQBサックを見せるが、ホールディングの反則で取消となり逆に相手に前進を許してしまう。最後はRB#33横田が3ヤードを飛び込み、10-30と点差がさらに広がる。この後、互いにパントを交換しBIG BLUEの攻撃となるが、プレッシャーから無理に投げたパスをパナソニックDB#27辻がイターセブト。残りの時間を消費して前半が終了する。

3QはBIG BLUEの攻撃から始まるが、パスが続けて失敗し4thダウンパント。後半最初のパナソニックの攻撃は、前半も効果的だったランプレーが好調。RB#5ミッチェルのカットバックを辛くもDB#1中谷が止めるが、オフェンスラインに効果的にブロックされて、RB#26藤本が29ヤード独走のTDを奪う。さらに、BIG BLUEの攻撃が波に乗れずに4thダウンパントで終わる中、パナソニックはRB#5ミッチェルの40ヤードTDレシーブ、WR#81小倉の52ヤードTDレシーブと次々と得点を奪う。さらに厳しいプレッシャーを受けるQB#2政本は、DL#17ムトゥーのタックルを受けてボールをファンブルすると、これをDL92有村がリカバー。このチャンスから、RB#26藤本が39ヤードを独走してTDを奪い、得点は10-58とさらに広がる。

試合は4Qに入りBIG BLUEの攻撃。RB#21佐藤(航)のランでダウンを更新すると、RB#32遠藤もヤードを奪いゴール前5ヤードまで進んだところで4thダウン3ヤードが残る。ここでフィールドゴールではなくギャンブルを選択。再びRB#32遠藤にボールを託すと、オフェンスライン全員で5ヤードを押し込み、最後はRB#32遠藤が相手ディフエンスの隙間をこじ開けるように手を伸ばしてTDを奪う。これで得点は17-58となる。

この後のパナソニックの攻撃は、最後はK#11佐伯(栄)が37ヤードフィールドゴールを狙うがこれは失敗。続くBIG BLUEの攻撃も、敵陣に入るものの頼みのパスが通らず4thダウンパントで終わる。しかし、その直後のパナソニックRB#42立川のダイブにディフエンスが対応出来ずに、そのまま78ヤードの独走TDを許してしまう。これで失点は65点となり、チームとしての最大失点記録(2017年ジャパンXボウルでの、63失点)を更新してしまう。この後BIG BLUEはランプレーで時間を流し、試合終了となる。