日本ユニシスのキックオフで始まった試合は、QB#15岡村からWR#1岸への8ヤードパスで大きく前進するが、続くRB#30工藤が3ヤードのロスタックル。しかし、3rdダウンでWR#89円谷への7ヤードパスでダウンを更新する。RB#30工藤が10ヤード、20ヤードとビッグゲインを見せゴール前2ヤードでファーストダウンを獲得。しかし、ここで日本ユニシスのディフェンスが粘りゴールラインを死守。結局4thダウン1ヤードのギャンブルでSB#39中濱をリードブロッカーにしてRB#30工藤が飛び込み先制のTDを獲得した。

続く日本ユニシスの攻撃を4thダウンパントに押さえて再びBigBlueの攻撃は、自陣8ヤードからの厳しいシチュエーションからRB#30工藤、RB#29原田へのダウンを更新するパスが続けて成功しレッドゾーンを抜けるが、QB#15岡村がスクランブル中にボールをファンブルし相手に攻撃権を渡してしまう。BigBlue陣内47ヤードから日本ユニシスの攻撃は、BigBlueディフェンスが踏ん張り、LB#4坂本のQBサックで大きく後退させパントに追い込み難を逃れる。

2Q中盤、日本ユニシスのパントをリターナーに入ったWR#18高木がキャッチすると、55ヤードを独走しゴール前14ヤードまで運ぶ。1stダウンのプレーではQB#14多川が登場し、9ヤードのゲインを獲得するが、そこから2回の攻撃でTDもファーストダウンも獲得出来ず、結局4thダウンでK#8崔が23ヤードのFGを成功させる。

さらに2Q終盤、日本ユニシスのパントがタッチバックとなり自陣20ヤードからのシリーズは、1stダウン、2ndダウンのパスがロスゲインとなり5ヤードの罰退。しかし3rdダウンでハンドオフを受けたRB#30工藤が中央の密集を抜けると、そのまま77ヤードを独走し惜しくもゴールライン3ヤードでタックルを受ける。残り3ヤードは、RB#24中野が2回の突進で走りきり、前半は17-0で折り返す。

3Q最初の日本ユニシスのシリーズをパントに押さえると、BigBlueのオフェンスはQB#13澁井が登場。TE#98浜崎、WR#88瀧へのパスが通りゴール前11ヤードでファーストダウンを獲得。ここからRB#21小椋2回走り8ヤード前進するが、3rdダウンでは逆に2ヤード押し戻され、結局K#8崔が22ヤードのFGを成功させ、20-0と点差を広げる。

この直後の日本ユニシスの攻撃。3rdダウン5ヤードのプレーで、27ヤードのロングパスが通り1stダウンを奪われると、今度は39ヤードのTDパスが通りあっという間にTDを奪われてしまう。ここから試合は双方決め手を欠け、4Q中盤に入る。日本ユニシスはパスでBigBlue陣内に入ると、ゴール前14ヤードでファーストダウンを獲得する。1stダウンのランをゲイン無し、2nd/3rdダウンのパスを失敗に追い込み、4thダウン10ヤードのギャンブル。しかし、ディレー気味に右コーナーに走り込んだレシーバーにTDパスが決まり、1TDで逆転も可能な20-14まで追いつかれる。

何とか追加点が欲しいBigBlue、しかしモメンタムを掴んだ日本ユニシスは、ディフェンスも活躍を見せる。3rdダウン残り1ヤードのBigBlueのオフェンスでは、QB#13澁井のスニークを止め、4thダウンでのギャンブルも再びQB#13澁井のスニークを止め、攻撃権を奪い取った。4Q残り3分40秒からの日本ユニシスのオフェンス。このまま時間を消費してTDを取られて逆転されるとBigBlueの勝利も分からなくなるような状況での日本ユニシスのオフェンス。オフェンスをパス中心に切り替えた日本ユニシスはBigBlueの反則もあり好調に前進するかと思われたが、レシーバーがパスを弾くと、それをLB#4坂本がインターセプト。九死に一生を得るビッグプレーでチームのピンチを救うプレーとなった。

さらに、3rdダウン11ヤードの場面から、QB#13澁井からWR#18高木にパスが通り、そのままディフェンスのタックルをかいくぐり51ヤードのTDレシーブとなった。TFPのプレーは失敗したが26-14と再び点差を広げ、続く日本ユニシスのオフェンスをパントに押さえてBigBlueが苦しみながらも今季初勝利を勝ち取った。

OB会表彰

RB#30 工藤 健一	RB#24 中野 祐介
LB#4 坂本 圭以	WR#18 高木 幸樹