あるOBの呟き- 第二節: vs 明治安田PentaOceanパイレーツ戦
2017/09/18

しかし、明治安田の問題は、オフェンスの要となるQBが#2西澤選手一人しか登録されていないことです。WR登録されているものの昨年のQBである#13田上選手や、春にはQB経験があるTE#44赤津選手という経験者は出場するものの、オフェンスとしては綱渡りの印象を拭えません。また台風18号の影響を受け、試合会場である富士通スタジアム川崎は朝から雨が降り続き、どちらのチームにとってもパスオフェンスは厳しい状況。そうなると、地上戦での戦いとなりますが、OL/DLともにサイズでは劣る明治安田にとっては厳しい試合が予想されます。コイントスの結果、BigBlueは後半の選択権を選び、K#11佐藤選手のキックオフで試合が始まります。
ミスも出たが、大差で折り返す

明治安田のオフェンスは、DL#92トゥアウ選手のタックルでランを止めると、厳しいパスラッシュでQBのパスが乱れて失敗。一度はダウンの更新を許すものの、このシリーズも4thダウンパントとなります。ところがロングスナップはパンターの頭上を越えてエンドゾーン近くまで転がります。パンターの#12片山選手が必死にリカバーしますが、ボールをジャッグル。辛くも明治安田が押さえますが、ゴール前1ヤードからBigBlueの攻撃となります。

敵陣41ヤードからの最初のプレー。ハンドオフを受けたRB#21髙木選手は、左オフタックルを抜けると直ぐさま右にカットバック。WR#85鈴木選手、WR#18上廣選手のリードブロックの間を抜けると一気に加速をし、41ヤードTDランとなります。これで14-0と点差が広がったため、明治安田は次のシリーズではパスオフェンスにプランを変更してきます。しかしDE#34ブルックス選手、DL#99中村選手がQBにチャージしパスを乱して失敗が続き、このシリーズもパントで終わります。

まずは得点が欲しい明治安田ですが、LB#22中山選手のプリッツから逃げるQB#2西澤選手をDE#34ブルックス選手がQBサック。さらにRB#22木村選手もブルックス選手がロスタックル。明治安田にプレーをさせずに攻撃権を奪い返します。続くBigBlueの攻撃では、二人のDBに挟まれながらもWR#85鈴木選手に34ヤードのパスが通りゴール前20ヤードまで前進。ここからRB#21髙木選手、#10末吉選手にボールを渡してエンドゾーンを目指しますが届かず。しかし最後は、QB#3クラフト選手がQBキープで6ヤードを走りきり、自らTDを奪います。

何とか1本取り返して前半を折り返したい明治安田は、RB#33若島選手がボールを運びダウン更新をしますが、厚いディフェンスの壁を破れず、このシリーズもパントで終了。続くBigBlueの攻撃も3rdダウンのプレーでダウン更新出来ず、#11佐藤選手がこの試合初めてのパントを蹴ります。この後、明治安田のプレー中に2Qが終了。31-0とBigBlueが大きくリードをして前半を折り返します。
後半はルーキー、若手選手の活躍

次の明治安田の攻撃も4thダウンパント。K#12片山選手の蹴ったパントは、BigBlue陣内30ヤード付近に転がります。そのままボールデッドになるかと思われた瞬間、WR#85鈴木選手が拾い上げると直ぐさまリターンを開始します。LB#5コグラン選手、#35高橋選手をリードブロッカーにしてサイドライン際を駆け上がり、敵陣19ヤードまで戻します。このシリーズから、BigBlueのQBはルーキーの#17岸村選手に交替。1stダウンでは、RB#37伊藤選手にハンドオフをすると、一気に駆け上がりますが惜しくもゴール前1ヤードでタックルを受けます。2ndダウンではRB#21髙木選手がエンドゾーンを目指しますが、飛び込んできたDB#29新野選手選手のタックルに足下を救われて届きません。そして3rdダウンでは、スナップ受けたQB#17岸村選手が自ら左パイロン際にボールを持ち込みTD。シーズン初のオフェンスで、自ら初得点を奪います。

自陣28ヤードからのBigBlueの攻撃。左サイドのターゲットへパスを投じるQB#17岸村選手ですが、ブロックを抜けてきたDL#41蔀選手がジャンプしてパスを叩きます。この浮いたボールをDL#96河野選手がキャッチしインターセプト。試合の流れが明治安田に傾きます。ゴール前25ヤードからの明治安田の攻撃ですが、DLのラッシュが厳しくパスの軌道が定まりません。さらに、ノーブロックでQBにラッシュしたLB#6坂口選手がQBサックで15ヤードも後退させます。ここで3Qが終了し、試合は4Qに入ります。QBサックを受けてFG圏内からも後退したため、明治安田はパントで陣地を回復しますが、これがアウトオブバンズに出てしまい、BigBlueは自陣17ヤードからの攻撃となります。

何とか一矢報いたい明治安田ですが、DL#90村橋選手、DL#95樫本選手、DL#99中村選手と、DL陣はメンバーが替わっても強力で、相手のランプレーをほぼ完全に封殺します。点差は大きく52-0と広がっていますが、4thダウンではパントを蹴り、攻撃権がBigBlueに移動します。

結局、11プレーを費やして54ヤードを進み、敵陣に入ったところで残り時間は40秒を切り、あとはそのまま時計を流し、52-0という大差での試合終了となりました。
常に恐れず大胆なプレーを

ディフェンスも、DE#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手は勿論、この二人に影響されてDL#44福岡選手、DL#99中村選手、DL#90村橋選手と、若手選手が自分達の活躍出来るスペースを上手く見つけている気がします。前で余裕が生まれている分、LB陣にも余裕が生まれ、プレーに厚みが感じられます。LB#6坂口選手、LB#35高橋選手、LB#5コグラン選手と言った若手選手と、LB#9星田選手やLB#22中山選手と言ったベテラン勢とのコンビネーションも上手く機能しているようです。初戦、そしてこの第二戦と、上手くチームの流れが出来ている状態をこれからも維持していって欲しいところです。
次の第三節、ノジマ相模原ライズ戦までは二週間のインターバルがありますが、第三節から第六節までの4試合を一月の間に行わなければならず、肉体的にも精神的にもタフな試合が始まります。勝ち抜くためには、ルーキーも含めて誰がどのタイミングでフィールドに出ても、ちゃんとやるべき事を実行出来る準備が必要になります。この二週間で十分に準備をして、結果を見せて欲しいと思います。 DOMINATE! BigBlue!
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