あるOBの呟き- 第二節: vs オール三菱ライオンズ戦

2022/09/26

リーグ戦第二節の対戦は、「新習志野シリーズ」と銘打ち、JR新習志野駅に隣接する第一カッターフィールドでのオール三菱ライオンズ(以下、ライオンズ)との対戦。前日からの台風の影響が心配されましたが、天候は何とか持ちそうな一方、天然芝のグランドはたっぷりと水を含み重そうな雰囲気です。今シーズンから「新習志野シリーズ」として、X1 Super 2試合、X1 Area 3試合が開催されるグランドですが、過去にはオービックシーガルズがホームゲームとして使用し、昨シーズンもBIG BLUEはこのグランドで対戦しました。余り馴染みのないグランドで、また試合機会の少ない天然芝グランド、そして当日も雨模様の天候と、試合の趨勢を左右する要素になりそうです。

対戦相手のライオンズは、初戦をアサヒビールシルバースター(以下、シルバースター)と対戦。14-24で試合には破れたものの、今シーズン加入したQB#5ギブス選手のクイックなパスと自らのランプレーは強く印象に残るものでした。狭い室内フィールドで素早くパスを通すスタイルが中心となるインドアフットボールで活躍していたため、パスの距離は短めの物が多いものの、QB#5ギブス選手のパスタイミングはワンテンポ速く、上手くリズムを掴むとディフェンスが苦しくなります。また、198cm/100kgという長身からストライドも長く、一旦スクリメージラインから走り出すと脅威になりそうです。QB#5ギブス対策が、この試合ディフェンス最大の課題になりそうです。

コイントスの結果、ライオンズが前半の選択権を得てリターンを選択。K#11丸山選手のキックオフでいよいよ試合が始まります。
 

シーソーゲームは同点で折返し

ライオンズのオープニングドライブは、自陣27ヤードから。RB#22中野(哲)選手のランでダウンを更新すると、WR#81小原選手へのロングパスが通り、一気に敵陣34ヤードへ前進。さらにRB#1小林選手のダウン更新のランでゴール前23ヤードまで進みます。ここからDL#99島野選手のロスタックルにQBサック、さらには自らの反則で罰退が続き、とうとう自陣まで押し戻され4thダウン50ヤードとなり、パントで攻撃権が移動します。続くBIG BLUEのオープニングドライブは、QB#2政本選手からWR#85鈴木(隆)選手へ続けてパスが通るものの、3rdダウン残り1ヤードが取れずに、こちらもP#16近藤選手のパントで終わります。

自陣21ヤードからライオンズの攻撃。RB#25中野(直)選手が中央を抜けるとそのまま独走状態になり敵陣47ヤードまで進みます。ここからライオンズは、BIG BLUEのパスインターフェアの反則で敵陣33ヤードでファーストダウンを更新。しかし3回のランを、DL#8森田選手、LB#42酒井選手の好タックルで止め、ゴール前24ヤードで4th Down 1ヤードとなります。ライオンズはフィールドゴール(FG)では無くギャンブルを選択。中央のダイブを、ブリッツしてきたDB#7テイラー選手がロスタックルで阻止し、攻撃権を奪い返します。チャンスを掴んだBIG BLUEですが、2nd DownでQB#2政本選手が奧に投げ込んだパスを、手前でDB#33小倉選手がインターセプト。目まぐるしく攻守が入れ替わります。

敵陣46ヤードからのライオンズの攻撃は、QB#5ギブス選手のキーププレーでダウンを更新。これで余裕が生まれたか、WR#84奥瀬選手、WR#18多田選手とミドルパスが通りだしレッドゾーンに入りダウンを更新します。さらにRB#22中野(哲)選手へのフレアーパスが通ると、BIG BLUEは堪らず1回目のタイムアウトをとり流れを一旦止めます。1st Downでは、DL#93佐久間選手がQB#5ギブス選手のキープを阻止。2nd DownでもQBダイブをゲイン無しで止めます。ライオンズのタイムアウトの後の3rd Down、プレーアクションパスからQB#5ギブス選手がそのまま右にロールアウトしながら右オープンに走り出ると、最後はLB#57寺林選手、DB#1中谷選手のタックルを掻い潜りTDを奪います。

先制を許したBIG BLUEの反撃は、自陣30ヤードから。RB#26プレスリー選手の2nd Downのランは、左オフタックルを抜けると、大きく敵陣に入りますが反則で罰退しフィールド中央でダウンを更新。この後QB#2政本選手のキープとパス失敗の後、試合は2Qに入ります。TE#40スタントン選手へのパスでダウンを更新すると、RB#26プレスリー選手への17ヤードパスも通りゴール前20ヤードまで前進。しかしここから反則で罰退すると、QB#2政本選手はDB#44末富選手のサックを受けてさらに後退。この後の反則もありさらに後退すると、4th DownではP#16近藤選手のパント。このキックは絶妙な位置に落ち、ライオンズはゴール前4ヤードからの攻撃となります。

エンドゾーンを背負ったライオンズの攻撃は、QB#5ギブス選手のキープが止まらずダウンを更新します。続くライオンズの攻撃をしかしDB#7テイラー選手がノーゲインでQB#5ギブス選手をタックルすると、パスカットで3rd Downの攻撃を防ぎパントに追い込みます。このパントキックをキャッチしたWR#84近江選手は、華麗なステップとカットバックで33ヤードを戻し、敵陣26ヤードからの攻撃なります。RB#26プレスリー選手の粘り強いラン、QB#2政本選手のランでゴール前11ヤードでダウンを更新すると、最後はWR#84近江選手へ待望のTDパスが成功し、7-7の同点に追いつきます。

続くライオンズの攻撃は、QB#5ギブス選手のショート・ミドルパスが続き着実に前進。さらにQB#5ギブス選手のランも効果的にゲインを獲得し、ゴール前11ヤードでダウンを更新します。ここからWR#89長岡選手へTDパスが成功。ライオンズが7-14と逆転します。続くBIG BLUEの攻撃は、自陣20ヤードから。プレーは止められるものの、相手の反則に助けられてダウンを更新して前進。自陣42ヤードでファーストダウンとなります。ここからTE#40スタントン選手への5ヤードパスが成功しますが、次の2nd Downでは反則で5ヤードの罰退。2nd Downのやり直しとなりますが、RB#26プレスリー選手の倒れないドローランで15ヤード獲得。ダウンを更新して敵陣43ヤードからのプレーは、左サイドラインを駆け上がるWR#84近江選手へ43ヤードTDパスが成功。K#11丸山選手のトライフォーポイントのキックも決まり14-14の同点に再び追いつきます。この後の時間をライオンズは流して、同点で前半を折り返します。
 

4Qになりやっと攻守本領発揮

オフェンス、ディフェンス、ともに今ひとつ波に乗りきれず苦しみつつも、何とか踏ん張り同点で折り返した前半。3Qは、ライオンズK#16高橋選手のキックオフで再開します。蹴り込まず短めにキックしたボールをTE#40スタントン選手がキャッチして戻し、自陣40ヤードからのBIG BLUEの攻撃。ピッチを受けたRB#26プレスリー選手は、右オープンの密集を当たり負けせずに中央に戻ると、今度は左オープンに抜けそのまま一気にエンドゾーンへ。1プレーでTDを奪い、BIG BLUEがこの試合初めて21-14とリードを奪います。しかし、続くキックオフリターンを大きく自陣40ヤードまで戻したライオンズは、QB#5ギブス選手のパスが通りだし前進。最後はエンドゾーンギリギリにWR#19吉田選手へ18ヤードTDパスが成功し三度同点となります。

後半も続くシーソーゲームの状況を何とか断ち切りたいBIG BLUE。自陣28ヤードからの攻撃は、反則で一旦後退しますが奥へ走り込んだWR#85鈴木(隆)選手へ41ヤードのロングパスが通り敵陣38ヤードでダウンを更新。ここから今度はルーキーRB#28加藤選手のランプレーでダウンを更新すると、WR#84近江選手へのパスは惜しくもゴール前3ヤードでタックル。最後はRB#28加藤選手がリーグ戦初TDランを奪い、再び28-21と逆転をします。しかし続くライオンズの攻撃では、オプションからピッチを受けたWR#84奥瀬選手が27ヤード前進すると、今度はRB#22中野(哲)選手がハンドオフを受けると右オープンをスピードで抜けてTD。28-28となり、この試合四度目の同点となります。

何とか流れを掴みたいBIG BLUEですが、その切っ掛けが掴めません。RB#28加藤選手へのパスは、ランアフターキャッチ(RAC)のカットバックで大きく前進しますが、その後はライオンズの厳しいラッシュに前進出来ずにパントで交代します。自陣47ヤードからのライオンズの攻撃は、QB#5ギブス選手のランをDL#34ブルックス選手が留めます。次の2nd Downでは、右ロールアウトをしながら奧に投じたパスをDB#33家田選手がインターセプト。ディフェンスのビッグプレーが試合の流れを引き戻します。自陣37ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、RB#28加藤選手のランでダウンを更新すると、その加藤選手へのパスでさらに前進。パス失敗の後、QB#2政本選手は左から入ってきたWR#84近江選手へパスをヒット。RACでタックルをかわすものの、惜しくもゴール前7ヤードでタックルを受けます。続くプレーでWR#85鈴木(隆)選手へTDパスが成功と思われたものの、判定はパス失敗。しかし相手のインターフェアーの反則でゴール前2ヤード迄進みます。この後RB#26プレスリー選手のダイブがロスゲインとなった所で、試合はいよいよ4Qに入ります。

3rd Downでゴール前3ヤードから4Q最初のBIG BLUEのプレー。相手DBと競り合うWR#84近江選手へ、僅かな隙間を突いたピンポイントパスが通り、近江選手はこの試合3本目のTDレシーブをキャッチし、35-28と後半で三度BIG BLUEが逆転をします。K#11丸山選手のキックオフをリターンするWR#13小田選手をオフェンスで活躍するRB#28加藤選手がタックル。自陣16ヤードからのライオンズの攻撃は、ここに来て奧に投げ込み始めたQB#5ギブス選手のパスが安定せず失敗。QBキープもLB#42酒井選手が5ヤードで止めると、3rd DownのパスはLB#43本田選手がナイスカットで阻止し、相手をパントに追い込みます。フィールド中央からのBIG BLUEの攻撃は、1st/2nd Downではゲイン無く3rd Downで10ヤードが残ります。QB#2政本選手は、インモーションでサイドが変わったTE#40スタントン選手へパスを通すと、スタントン選手はRACでゴール前10ヤードまでボールを運びます。この10ヤードをRB#26プレスリー選手が走り抜けてTDを奪い、42-28と点差をさらに広げます。

点差が広がったライオンズの攻撃は、1st DownでWR#89長岡選手へのパスでダウン更新を許しますが、ここにてディフェンスライン(DL)のプレッシャーが厳しくなりパスが定まりません。また、ランプレーでも素早く反応してロスゲインでタックルする等、やっとディフェンス本来のプレーが出始めます。3rd Down 15ヤードでDL#99島野選手がスクランブルするQB#5ギブス選手をノーゲインでタックルすると、相手の反則でさらに15ヤード罰退。4th Downで30ヤードが残りライオンズはパントを蹴りますが、キャッチしたWR#84近江選手がボールをファンブル。しかし幸運にも前に転がりBIG BLUEがリカバーしたため、BIG BLUEは敵陣30ヤードからファーストダウンの攻撃となります。その最初のプレー、RBにハンドオフフェイクを入れたQB#2政本選手は、少しタイミングを計るとゴールポストに走り込むWR#83木村選手へTDパスが成功。4Qで三つ目のTDとなり、49-28とさらに点差を広げます。

3TD差の追い上げが必要なライオンズは、QB#5ギブス選手が奥へ長いパスを狙う為ボールを持つ時間が長くなります。そこへ、DL#34ブルックス選手が-7ヤードのQBサックをすると、続いてDL#8森田選手も-5ヤードのQBサックとライオンズを後退させます。4th Downパントとなり攻撃権がBIG BLUEに移動すると、QBはQB#9馬島選手が登場。1st Downのプレーでは、RB#4鈴木(恵)選手がハンドオフを受けると、左オープンを駆け上がりゴール前4ヤードまで大きく前進します。絶好のTDチャンスですが、この後の反則での5ヤード罰退が響き4thダウンで3ヤードが残ります。4th Downギャンブルのパスは、失敗。ライオンズの攻撃に変わります。厳しいポジションからのライオンズの攻撃は、QB#5ギブス選手のランで敵陣に入ると、最後はRB#25中野(直)選手へのTDパスが成功。49-35と点差を縮めます。しかし残り時間は4秒。最後はQB#2政本選手がニーダウンをして時計を進め、49-35で試合に勝利しました。
 

4Qの猛攻で突き放し勝利

正直なところ「何とか勝てて良かった」と胸をなで下ろすような内容の試合でした。オフェンスは7TDを獲得して49得点と結果はまずまずですが、1Qから2Q序盤までの試合の入り方は、もっと工夫が必要でしょう。2Q/3Qで2TDずつ、4Qでは3TDを奪っており、オフェンスとしては機能しているとも言えますが、さらに上を目指すためにはさらに確実なスタートダッシュ力が必要と思われます。WR#84近江選手の3TDを筆頭にレシーバー陣の活躍が勝因の一つと言えますが、前節に比べてパスターゲットが限定されている点は気になります。ランプレーでは、RB#26プレスリー選手の活躍が目立ちましたが、その影響を受けたようなRB#28加藤選手のランも力強く、今後の試合での地上戦に期待が掛かります。オフェンスプランの詳細は分かりませんが、前半からもっとランプレーを絡めたシリーズであれば、もっと多くのTDに繋がったような気がします。

ディフェンスに関しては、特にDLは力負けはしていないが、その強さを上手く後ろに流されて、QBに余裕を与えていたように感じます。ハーフタイムに対策が指示されたようで、後半に入るとディフェンスのプレーも良くなってきた印象はありますが、今後の対戦チームにも似たタイプのQBが多いだけに、今回の経験をどの様に次に繋げるかが重要です。またQB対策だけでなく、RB対策も功を奏していたとは言えず、結果300ヤード近いゲインを許してしまったことは大きな反省点だと思います。そう言う意味では、前節では感じたDLとLBとの連携が、今回は物足りない印象を受けた様に思います。また、後半ディフェンスが機能したにも関わらず、最後にTDを許した事も気になります。勝敗には響かなかったため時間消費を優先したのかもしれませんが、リーグ戦での得失点争いを考えると、+20と+14の差は微妙と言えます。次の試合は、ライスボウルトーナメント進出が決まるかもしれない重要な試合だけに、是非今シーズン最高の試合を見せて欲しいと思います。

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