あるOBの呟き- 1st Stage Week2 vs. ノジマ相模原ライズ

2011/09/17

厳しいシーズンスタートとなったBigBlueの第二節の試合は、今シーズンXリーグに昇格してきたノジマ相模原ライズとの対戦。初昇格チームとはいえ、母体は2008年に解散したオンワードオークスであり、今シーズン新たに有力選手を補強して、実力的にはリーグのトップチームと遜色ありません。初戦となったオービック戦でも、敗れたとはいえ互角の試合内容を見せ、その実力を十分に見せてくれました。

同じく初戦を落としたBigBlue。強豪アサヒビールとの対戦とはいえ、自らのミスで相手にチャンスを与えてしまい勝利を逃す結果になりました。勿論、ミスをするのも、一度犯したミスを取り返すのも実力のうちであり、それが出来なかったことはまだまだBigBlueにとって補わないといけない部分がある証拠。この試合で、その成果をどれだけ見せてくれるか楽しみです。

金曜日の夜、東京ドームでの試合ということで、多くのフットボールファンが詰めかけ、試合前から熱気がドームを埋めるなか、BigBlue #8崔選手のキックオフで試合開始です。

リズムを掴むオフェンス、悔やまれるディフェンス

ノジマ相模原の最初のプレーを止めたところで、いきなりBigBlueサイドラインから山田HCのタイムアウト。さらに次のプレー終了後には今度はノジマ相模原がタイムアウトを要求。両チーム、気持ちが高ぶっているのか、やや不安定なスタートになります。しかしBigBlueディフェンスは続くノジマ相模原の攻撃を4thダウンパントに押さえ、BigBlueのオフェンスシリーズが始まります。

QB#15岡村選手から、WR#17小川選手、WR#1岸選手とロングパスが決まりダウンを更新しながら前進。さらにはWR#18高木選手、WR#88瀧選手、RB#30工藤選手とこのシリーズパスが確実にヒットすると、最期は岡村選手がスクランブル気味に走り出してそのままTD。待望の先制点を奪います。

2Q最初のノジマ相模原のオフェンス。パーソナルファウルの反則で大きく後退するものの、BigBlueも反則で相手にゲインを与えてしまいます。しかしノジマ相模原は、一度はゴール前14ヤードでファーストダウンを獲得しますが、自らの反則が重なり大きく後退。4thダウンで24ヤードを残し、44ヤードのFGで何とか3点を獲得します。

点差を詰められたBigBlueですが、続くキックオフリターンでWR#18高木選手が48ヤードのビッグリターン。一気に敵陣までボールを進めます。再びルーキーWR#88瀧選手へのパスでファーストダウンを獲得すると、さらに相手のパスインターフェアの反則でゴール前19ヤードでファーストダウンをさらに更新します。RB#26吉津選手の中央突破は1ヤードで止められますが、2ndダウンではエンドゾーンコーナーに走り込むWR#17小川選手にQB#15岡村選手から17ヤードのTDパスがヒット。すぐさま点差を14-3と広げます。

このままリードして前半を折り返したいBigBlue。しかしノジマ相模原最初のプレーで、ディレーでサイドラインに走り出したRB#28杉原選手へ48ヤードのロングパスが成功。最期は9ヤードTDパスを通され、14-10と再び点差を縮められます。この後残り時間をBigBlueオフェンスが流して、前半終了。リードは守ったものの、もう一押し欲しかった前半となりました。


ビッグプレーに手が届かず逆転を許す

後半はBigBlueのオフェンスシリーズからスタート。自陣42ヤードで3rdダウン6ヤードを残しての攻撃。パスでファーストダウンを狙ったQB#15岡村選手のパスは、やや短くお辞儀をし、レシーバー手前をカバーしていたDBにインターセプトされてしまいます。その後両チーム2回ずつパントを交換し、3Q終盤のノジマ相模原のオフェンスシリーズ。このシリーズも3rdダウンのプレーを止めてパントで交替と思われましたが、BigBlueに手痛いフェイスマスクの反則。これで息を吹き返したノジマ相模原は、再びRB#28杉原選手へ31ヤードのパスが通り、とうとう14-17と逆転を許してしまいます。

4Qに入りBigBlueのオフェンスシリーズ。ここまでワンポイントで登場していたQB#14多川選手が効果的にQBキープでヤードを獲得。ファーストダウンも更新して、敵陣のレッドゾーン18ヤードまで前進します。再びQB#15岡村選手が登場すると、4thダウン残り2ヤードでは自らドライブで突進しますが、そのまま勢い余って一気にゴール前まで。ボールはゴールラインに僅かに届かず、インチを残してファーストダウンに。ここで、ノジマ相模原の虚を突くような素早いセットからすぐにQB#15岡村選手がスニークで飛び込み、この2本目のTDを上げ再び21-17と逆転します。

まだまだ4Qも半分以上が残っているため、しっかりディフェンスをして攻撃権を戻したいBigBlue。ところがノジマ相模原の最初のプレーで、QB#5木下選手がスクリメージラインを抜け出ると、そのまま65ヤードの独走TD。TFPのキックは失敗したものの、21-23とあっという間に再逆転されてしまいます。

まだまだ時間は十分にある4Q中盤。BigBlueのオフェンスは、今度はRB陣が活躍。まずRB#24中野選手が11ヤードを走りダウンを更新。続いてRB#26吉津選手が16ヤードを進み再びダウンを更新。ここで、QB#14多川選手と交替してQB#15岡村選手が入ると、WR#18高木選手へ21ヤードのパスが決まり、ゴール前17ヤードまで前進します。ここから再びランプレーでダウンを更新してゴール前6ヤードでファーストダウンを獲得。TDの期待が高まりますが、エンドゾーンを狙ったパスは失敗。それでもK#8崔選手の22ヤードFGで24-23とBigBlueが逆転をします。

残り3分11秒からノジマ相模原の攻撃。このまま1点差を守って逃げ切るか、あるいはディフェンスが4thダウンパントに追い込みもう一度オフェンスにボールを回してだめ押しするか、いずれにしてもディフェンス陣の踏ん張りが期待されるシリーズ。ノジマ相模原は、この日好調なRB#28杉原選手にボールを集めてダウンを更新。さらに、WR#25前田選手への38ヤードのパスが決まり、大きくBigBlue陣内まで攻め込まれます。しかし、この後のパスを2回失敗に追い込み、10ヤードを残しての3rdダウンコンパージョン。ボールは再びRB#28杉原選手に渡ると、26ヤードを一気に独走。自身、この日2本目のTDを決めて逆転します。さらにノジマ相模原はTFPで2点コンバージョンを成功。TDの6点だけでは追いつけない、24-31と7点差に引き離します。

残り59秒で勝負を賭けるBigBlue。厳しいプレッシャーの中、QB#15岡村選手からレシーバー陣にパスが通り、レシーバーも素早くサイドラインに出て時計を止めながら逆転のチャンスを伺います。しかし、残り20秒からのプレーで反則となると、この間にゲームクロックが進みタイムアップ。お互いに点を取り合うシーソーゲームは、最後は何ともあっけない幕切れで試合終了となりました。

厳しい試合ではあったけれど...

ミスもあったけれど、前節のアサヒビール戦よりは内容的には良かったと思います。特にオフェンスは、しっかりとシリーズを組み立てて前進し得点し、これまでになく安定感を感じるシリーズを見せてくれました。欲を言えば、前半先制点を挙げてから、もっと貪欲に点を取りに行く雰囲気が感じられたら、もう少し得点も高くなったように感じます。BigBlueのオフェンスが好調なときに感じる、ワクワクするような気持ちが、この試合では少し足りなかったような感じます。それだけ、この試合に対して慎重だったのかもしれませんが、比較的安定感を感じたオフェンスだっただけに、もう少し大胆なプレーがあっても良かったと思うのですが。

ディフェンスに関しては、誰を責めるわけではないけれど、相手が一番必要なときにビッグプレーを与えていたような印象が残ります。レバ・タラは禁物ではあるけれど、あの中の一つでも止めていれば試合結果は大いに違ってくるわけで、それだけに悔やまれる気持ちが大きくなります。戦前の予想通り、QB#5木下選手、RB#28杉原選手の二人の活躍に振り回された感の強いディフェンスでした。

これで開幕から連敗し、厳しいシーズンとなってしまいました。しかし、敗れたとは言え試合内容では強豪チームに対して互角に試合を展開しているのは、去年までとは大きな違いと言えます。1stステージ残り3試合。2ndステージ上位リーグに進むには厳しい状態にはなりましたが、4Q残り1秒まで諦めないのがフットボール。まずは次の試合で、本来のBigBlueらしいプレーを見せて欲しいと思います。

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