2nd Stage・明治安田パイレーツ戦の見所

2011/11/16

2nd Stage二試合目は、今シーズンのラストゲームでもある試合。対戦チームは、東地区4位の明治安田パイレーツとの対戦になります。昨年は地区3位を獲得し、2nd Stage上位リーグに進出しましたが、今シーズンはBigBlue同様昨年の成績には及ばず、この2nd Stage下位リーグで対戦することになりました。

明治安田パイレーツは、2004年のシーズン終了後に当時の五洋建設パイレーツ(Xリーグ)と明治安田L.A.クレイドルズ(X2リーグ)が合併して誕生したチーム。BigBlueとの対戦では五洋建設時代は負け越しているもの(7-14@2003年、3-32@2004年)、その後は勝ち越しています(27-24@2006年、34-9@2007年、47-7@2009年)。2nd Stageの一試合目では、中地区6位の日本ユニシスBULLSと対戦し、6-33と予想外の大敗をしたため、一勝を勝ち取る強い気持ちでこの試合に臨んでくるでしょう。

オフェンスの見所

富士ゼロックス戦では、前半はQB#15岡村選手、後半はQB#14多川選手がコールをし、どちらも5TDずつ合計10TD・70得点はチームの歴代最高得点であり、ほぼ満点と言って良いオフェンスを見せてくれました。「ほぼ」とつく理由は、この試合発生した2回のパスインターセプトとファンブルによる攻守交代場面。この試合パントキックが無かったBigBlueのオフェンスシリーズにおいて、TD以外で攻守交代となった3回のシリーズが、100点満点と言えない理由ですが、勿論これはより高い目標に向かって成長するための、より高い期待値でもあります。

パスプレーでは、前半はQB#15岡村選手からWR#17小川選手にパスが集中し、小川選手はトータル134ヤードのパスレシーブを記録しますが、これはBigBlueのパスによる獲得距離233ヤードの6割近くを占める距離で、この二人のホットラインの堅牢さを示すものと言えます。明治安田ディフェンスは、ここまでの試合結果では、相手チームにあまりパスでの獲得距離を許していない印象があるので、BigBlueレシーバー陣 vs パイレーツ DB陣のマッチアップがこの試合の見所の一つと言えます。

また、やはりこれまでの記録を見ると、ランディフェンスはあまり得意ではない印象があります。前節、日本ユニシスとの試合では、パスの喪失距離73ヤードに対してランは349ヤードの喪失。それ以外の試合でもパスよりもランによる喪失距離が上回っており、BigBlueのRB陣にとっては活躍が期待されます。RB#30工藤選手、RB#24中野選手、RB#21小椋選手、RB#25藤井選手と、前の試合でも活躍したランナー達に注目です。

もう一つのオフェンスの見所は、キックリターンです。BigBlueの強さの理由の一つに、キックリターンで大きく陣地を回復し、有利なポジションからオフェンスシリーズをはじめ、得点の可能性を高くすると言うのが、昨年のパターンでした。今シーズンは、ショート気味あるいはスクイズキック気味にボールを蹴られる場面が多く見られ、ビッグゲインリターンを見る場面が殆ど有りませんでした。今回もリターナーに戻させないキッキングゲームを相手も用意してくると思われますが、それを粉砕するようなキックリターンの場面をこの試合で大いに期待したいところです。

ディフェンスの見所

明治安田のオフェンス内容を見て見ると、パスオフェンスで大きく獲得距離を伸ばしていることが伺えます。その一方で、データ上気になるのが被インターセプト率の高さです。BigBlueのオフェンスも被インターセプト数が多い印象がありますが、今シーズンはこれまでの6試合で9回、1.5回/試合です。一方で明治安田は合計12回で2回/試合とBigBlueを上回っています。さらに、完敗した鹿島戦(0-58)で4回被インターセプトを記録している一方、完勝したブルザイズ戦(24-0)でも4回の被インターセプトを記録しています。ピッグプレー狙いの大味なディフェンスを決して期待するわけではありませんが、2nd Stageでの1勝を狙い積極的なオフェンスを相手が展開してきた場合には、BigBlueのDB陣、LB陣にとって大きなチャンスが生まれるかもしれません。

ランプレーに関しても特徴があります。ここまで6試合のパス・ラン、それぞれの獲得距離を比較すると、パス948ヤードに対して、ランは494ヤードと半分の距離です。一方でBigBlueの場合は、パス:1104ヤード、ラン:1169ヤード半々のオフェンス内容です。また、一試合での割合にしても、これまでの6試合の内3試合ではパス:ラン=3~10:1と大きな偏りがあります。ですから、BigBlueディフェンスとしては徹底的に相手のランプレーを止めてオフェンスをパス中心の内容に誘導し、LB/DBの守備を集中させることも一つのアイデアかもしれません。ただし、前回の富士ゼロックス戦では、ランの喪失距離こそ28ヤードに抑えたものの、パスの喪失距離は228ヤードと大きく相手に獲得距離を許しています。明治安田はさらに力のあるチームだけに、一層のディフェンス力が要求される試合になるでしょう。

明治安田の場合、キャッチしてから距離を獲得できるレシーバーが揃っているので、特にLB陣はキャッチ&タックルで相手をまずは止める、そしてそこからボールを奪うようなアグレッシブな守備が必要でしょう。若手の#7岸本選手と#9鄭選手を筆頭に、機動力溢れるディフェンスがこの試合での注目点の一つです。

試合の見所

今シーズン最後の試合だけに、試合の結果は勿論ですが、その内容にも拘りたい試合です。1st Stage最終戦のオール東京ガス戦、2nd Stageの富士ゼロックス戦と、だんだんと試合内容的にも本来のBigBlueを感じさせるものに戻ってきています。そのチームとしての盛り上がりをこの試合で最大に高めて今シーズンを締めくくることが、今シーズンを振り返る意味でも、また新しいシーズンを考える意味でも重要です。

今シーズン到達したゴールは、残念ながらチームとして目指していた物とは異なる場所でした。チームメンバーは色々な思いを持って、この試合に臨むことになると思います。シーズンを通して、後悔や不満を感じる一方で得ることも多くあったシーズンだったと思います。その一年間の想いを、この試合の中で昇華させて、シーズン最後に最高の結果となる試合にして締めくくって欲しいと思います。Go BigBlue!

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