あるOBの呟き- パールボウル ブロック予選 vs.ブルザイズ東京
2012/05/05

対戦チームのブルザイズ東京とは過去リーグ戦で2回対戦があり、2009年は49-16、2010年は40-0で勝利しています。特に2009年の対戦は、ブルザイズ東京がXリーグ昇格初年度で有り、Xリーグ初のTDを献上するという、BigBlueとしてはやや不名誉な記録が残っている相手です。翌シーズンの対戦では完封しましたが、今回はどの様な結果になるか気になります。特に、昨シーズンやや失点が多かったディフェンスとしては、この試合ではピリッとした内容を見せて欲しいところです。オフェンスにしても、まだ春のシーズンとはいえ、過去の対戦以上の得点力は、この試合で見せて欲しいところです。
雨中戦を制する

続くブルザイズのオフェンスシリーズは4thダウンパントに抑え、再びBigBlueのオフェンスシリーズ。ファーストダウンでRB#10末吉選手が9ヤード前進。残り1ヤードをRB#24中野選手がダイブすると、そのまま密集を抜けて一気にエンドゾーンまで66ヤードのロングランTDになります。しかしこのプレーはイリーガルフォーメーションの反則で取り消し。5ヤード罰退し再び2ndダウンのやり直しは、RB#10末吉選手が9ヤード進みファーストダウンを獲得。そして、次のプレーで、今度はRB#10末吉選手がカットバックで相手ディフェンスをかわし、62ヤードのTDランとなります。

だんだん激しくなる雨の影響が徐々に両チームに影響し始めます。2Q早々、ルーキーTE#98 Stanton選手への21ヤードパスが決まりダウンを更新した直後のファーストダウンプレー。センターから受けたボールが雨で滑ったか、QB#14多川選手が確保できず、そのままスクリメージライン上に落ちたボールをブルザイズが確保。痛恨のターンオーバーとなります。しかし、この試合ここまで相手にファーストダウン獲得を許していないBigBlueディフェンスは、このシリーズも4thダウンパントに追い込みます。さらに今度はブルザイズのロングスナップの手元が狂い、パンターがボールをジャッグルしたところにBigBlueディフェンスが殺到。DB#2 Griffin選手がリカバーします。
敵陣から絶好の攻撃機会を得たBigBlue。WR#18高木選手への14ヤードパスが決まり、さらに敵陣レッドゾーン内19ヤード地点でファーストダウンを奪います。しかし、次のプレーでボールをキープして走り出したQB#14多川選手がタックルを受けてファンブル。これを相手がリカバリーして攻撃権が移動します。折角のチャンスを潰してしまったBigBlueですが、この日絶好調のBigBlueディフェンスは、すぐに攻撃権を奪い返します。相手ラインを割って入ったDL#59瀧川選手がランナーからボールを叩くと、これをDB#2 Griffin選手が確保。僅か1プレーで再びBigBlueに攻撃権が戻ります。
再び敵陣21ヤードで攻撃権を得たBigBlue。しかし、ブルザイズディフェンスもゴールラインを背にして意地を見せBigBlueの攻撃を止め、このシリーズはK#8崔の37ヤードFGに止めます。
さらに2Q中盤のBigBlueオフェンスシリーズ。2ndダウンで投じたパスをWR#81山下選手が弾いてしまい、これをブルザイズがキャッチしてインターセプト。しかし、次のブルザイズのプレーで、ランナーにハードタックルをしてボールを弾き出し、これを再びDB#2 Griffin選手がリカバーしターンオーバーとなります。TDの期待が再び高まるものの、今回もブルザイズディフェンスが厚い守りを敷きBigBlueの前進を阻みます。結局、ゴール前7ヤードまで進んだものの、4thダウン残り2ヤードを残してFGを選択。K#8崔選手が、この日3本目となる24ヤードFGを成功させ、点差は24-0と広げます。

しかしブルザイズも、2Q残り2分を切ってからのシリーズで38ヤードのロングパスが決まり、この試合初めてファーストダウンを更新します。このまま勢いに乗りたいブルザイズですが、次のランプレーでDB#2 Griffin選手がランナーからボールをはたき落とすと、このボールをルーキーDB#28島選手がリカバー。再び攻撃権を奪い返します。
残り1分10秒、フィールド中央からのBigBlueオフェンスシリーズ。パスとタイムアウトを使い、時計を止めながら前進。RB#10末吉選手へのパスが決まり、20秒残してゴール前12ヤードでファーストダウンを獲得します。ファーストダウンでWR#89円谷選手への6ヤードパスが決まり、そのままサイドラインへ出て時計も止まります。しかし、次のTDを狙ってエンドゾーンに投じたパスは、ブルザイズがインターセプト。残念ながら追加点はならず、31-0で前半を折り返します。
鋭さが鈍った後半

ここから、RB#30工藤選手、RB#10末吉選手、RB25藤井選手、RB#24中野選手と、確実にランプレーでゲインを重ね、ゴール前18ヤードでファーストダウンを獲得します。ここから、この日好調なルーキー#10末吉選手が、リードブロックを上手く使い18ヤードを走り後半最初のTDを決めます。
このTD直後のキックオフ、ルーキーK#1小田倉選手のキックボールをキャッチしたブルザイズリターナーですが、WR#18高木選手がタックルしボールをファンブル。これをBigBlueが抑えて、再びBigBlueに攻撃権が移ります。敵陣28ヤードからの絶好のオフェンスポジションからのシリーズ。しかし2ndダウンでは、ターゲットを探すQB#14多川選手がディフェンスにタックルされて18ヤードも後退。これが響き、このシリーズはダウンを更新することが出来ず、4thダウン17ヤードを残して、敵陣26ヤード地点からFGを狙います。この日4本目のFGトライとなるK#8崔選手。距離的にも43ヤードとやや長く、しかも降り続く雨と風の中という悪い条件の中のキック。蹴った瞬間、短いと感じられたキックは、ぎりぎりゴールポストの水平バーに当たり、そのまま奥にバウンドしてキックは成功に。3Q中盤で41-0と点差が広がります。

続く、BigBlueのオフェンスシリーズでも、QBサックで陣地が後退し、そのためにダウンの更新が出来ずに4thダウンパントで攻守交代する等、やや精彩を欠いた内容に傾きつつ、試合は3Qが終了し4Qに入ります。
4Q最初のシリーズでは、RB#25藤井選手を軸にランプレーで突破を狙いますが、4thダウン残り1ヤードでのギャンブルが止められ攻守交代。また、続くブルザイズのオフェンスは4thダウンパントで抑えたものの、プレー終了後にBigBlue側にパーソナルファウルの反則を取られるなど、やや集中力が欠けてきた印象を受ける状態になります。

4Qも半分を過ぎ、何とか一矢報いたいと粘るブルザイズオフェンス。BigBlueの反則もありダウンを更新して、BigBlue陣内までさらに進みます。ここでBigBlueディフェンスが奮起。3rdダウンショートの場面で、まずはLB#97國方選手がスクリメージラインを割って入り、相手QBをサックして6ヤード後退させます。4thダウンギャンブルを狙う続くブルザイズの攻撃では、この日絶好調のDB#2 Griffin選手がQBサック。ブルザイズのオフェンスシリーズを止めます。この後は、BigBlueがクロックを消費し、今シーズンの初戦を48-7の快勝で飾りました。
次は強豪ノジマ相模原ライズ

ディフェンス陣は、前半はほぼ相手にファーストダウン更新を許さない程の完璧さでしたが、後半いつもの悪いクセから、崩れたプレーから投げられたパスがTDに結びついてしまい、ここは何とかして欲しいところでした。ランプレーでは、26回のアタックで51ヤードに抑えているので、1回平均2ヤード以下となり、これは十分に合格点です。ただ、パスディフェンスについては、成功率こそ6/18と33%に抑えていますが、獲得距離では6回で111ヤードと一回当たりの距離は不満が残ります。DB陣にルーキーも入り、元気の良さは感じられますが、それを次の試合までに確かな力に是非高めて望んで欲しいと思います。Go BigBlue!
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