あるOBの呟き- 2ndステージ vs OBICシーガルズ戦

2015/11/02

1stステージを4勝1敗ながらも、初の地区1位通過となったBigBlue。2週間の間をおいて始まる2ndステージの対戦チームは、東地区3位のOBICシーガルズ(3勝2敗、以下OBIC)です。序盤にオーバータイムの末ノジマ相模原に敗れたOBICは、最終節でも富士通に41-7と大敗。「らしくない」シーズンとなりました。1stステージの結果(勝ち星)も含めて順位が決定する2ndステージでは、1stステージの結果が重要であり、3勝2敗という結果は2ndステージでは2勝することが必須となる非常に厳しいものです。

通常であれば、OBICは2勝した上で残り2チームの結果待ちとなりますが、BigBlueが残念ながらも最終節でLIXILで敗れて4勝1敗となり、同じく4勝1敗で西地区2位通過したアサヒ飲料と並んでいるため、OBICは2勝すれば自力でファイナルステージ進出を勝ち取ることが出来ます。逆にBigBlueは、2勝すれば自力でファイナルステージ進出を勝ち取ることが出来ますが、少なくともアサヒ飲料には勝利する必要があり、BigBlueに取っても厳しい2ndステージとなります。曇り空の下、寒風が吹き抜ける中、K#8小田倉選手のキックオフで試合は始まります。
 

先行された差を詰められずに前半終了

OBIC最初のシリーズは、QB#6菅原選手からWR#89森選手へ28ヤードのパスが通りBigBlue陣内に進むと、No.1ターゲットWR#18木下選手へのパスでダウンを更新し、最後はRB#32原選手のカットバックを止められず24ヤードの先制TDを許してしまいます。続くBigBlueの攻撃は、FB#33藤森選手へのパスで一度ダウンを更新するものの、4thダウンパント。しかし、次のOBIC最初のパスをDB#20矢部選手がインターセプトをし、すかさず攻撃権を奪い返します。ゴール前13ヤードからのBigBlueの攻撃は、1stダウンのパス失敗の後、RB#10末吉選手がハンドオフを受けると、OLが開けた穴を突破して13ヤードのTDランとなります。TFPのキックはブロックされて失敗したため同点にはならなかったものの、序盤から激しい点の取り合いとなります。

続くOBICの攻撃では、パスでダウンを更新する中、LB#7岸本選手のタックルでスクランブルに出たQB#6菅原選手にファンブルを強いますが、これはOBICがリカバー。逆にOBICは、QB#6菅原選手がプレッシャーの中WR#18木下選手へ20ヤードのTDパスを通し、点差を広げます。

直ぐに追い上げたいBigBlueですが、反則で大きく後退するとそれをリカバリー出来ずに4thダウンパントで攻撃権が移動します。OBICもBigBlueディフェンスの厳しいパスカバーに苦しみ、さらにDE#34 Brooks選手のQBサック等もあり、こちらも4thダウンパントで終わります。

1Q終盤、QB#3 Craft選手から、WR#17中島選手、TE#40 Stanton選手とパスが通りダウンを更新したところで1Qが終了します。サイドが代わり2Q最初のプレーは、一気にTDを狙うWR#80瀧選手へのパス。しかし、これはDB#24島津選手のカットで失敗。続く2ndダウンでは、再び同じコースへ、今度はWR#81栗原選手が走り込みDB#24島津選手と競り合いますが、これはパスインターフェアの反則となり、BigBlueはゴール前11ヤードでファーストダウンを獲得します。1stダウンのパスは失敗しますが、2ndダウンでは再びRB#10末吉選手がハンドオフを受けると、右オープンを駆け抜け11ヤードのTDラン。13-14と追い上げます。

しかしOBICも直後の1stダウンのプレーで、ディフェンスに追いかけられたQB#6菅原選手からRB#20古谷選手へのフォーワードピッチパスが通ると、混乱するBigBlueディフェンスを振り切り24ヤードの前進すると、QB#6菅原選手のスクランブルでさらに15ヤード前進します。その後3rdダウン残り1ヤード、ゴール前4ヤードの場面では、ワイルドキャット隊形からスナップを直接受けたRB#43望月選手が飛び込みTDを奪います。

続くBigBlueの攻撃はパントになりますが、P#11原選手のキックをDL#93江頭選手がブロック。ゴール前21ヤードからファーストダウンを奪います。ここからBigBlueディフェンスが踏ん張り、4thダウン2ヤードとすると、OBICは30ヤードのFGで終わります。

まだ2Qも半分以上が残っている状態でのBigBlueオフェンスですが、1stプレーでWR#18上廣選手へダウン更新のパスは通るものの、OBICの厳しいブロックにランプレーが出ません。それでも相手の反則にも助けられて敵陣に入りますが、3rdダウン15ヤードの場面からWR#81栗原選手に投じられたパスは、再びDB#24島津選手との競り合いになりますが、今度は島津選手がボールを奪い取りインターセプト。攻守交代となります。この後OBICは更なる追加点を狙って前進するものの、BigBlueディフェンス陣の頑張りで得点は許さず、前半を13-24で折り返します。
 

最後まで追い上げるものの届かず

3QはBigBlueの攻撃からスタートしますが、4thダウンパントで終了。OBICの攻撃もDE#34 Brooks選手のQBサックが響き、こちらもパントで終わります。続くBigBlueの攻撃は、3rdダウン3ヤードからダウン更新を狙ったパスを、DB#2古庄選手がインターセプト。BigBlue陣内39ヤードでファーストダウンを獲得したOBICは、RB#32原選手へのショートパスからのランアフターキャッチでゴール前3ヤードまで進むと、ここでもRB#43望月選手が直接スナップを受けて飛び込みTDを奪います。



何と流れを変えたいBigBlueオフェンスは、続くシリーズをノーハドルオフェンスではじめます。TE#40 Stanton選手、WR#80瀧選手とテンポ良くパスが成功してダウンを更新すると、RB#10末吉選手へのドローで9ヤード前進します。自陣49ヤードから2ndダウン1ヤードの攻撃。フックパターンで入ってきたTE#40 Stanton選手、ボールをキャッチすると直ぐにタックルを受けますが、走り込んできた勢いもありそのタックルをはじき返すと、すぐさまダッシュ。追いかけてくるDB#14藤本選手をスティッフアームで突き放すと、そのまま一気にエンドゾーンに駆け込みます。やっとBigBlueらしいオフェンスで、後半最初のTDを奪いスコアを20-31と追いかけます。

これで流れを掴んだBigBlueは、続くOBICのシリーズでは、DL#97國方選手のタックル、DE#34 Brooks選手のあわやQBサックというプレッシャー、でOBICの攻撃を4thダウンパントに押さえます。しかしBigBlueオフェンスも、掴みかけたリズムを次のシリーズに繋げることが出来ずにパントで攻撃権を交代します。
 
OBICの攻撃では、RB#21中西選手、RB#20古谷選手へのオプションピッチが止められず、ダウンを更新しながらの前進を許してしまいます。ホールディングの反則で1stダウン20ヤードとなり、1stダウンのパスはDB#20矢部選手がカット。2ndダウンのランはLB#9星田選手がタックルしゲインを許しません。しかし3rdダウンではWR#18木下選手にパスが通りますが、DE#5 Eaton選手がタックルし4thダウン5ヤードとなります。ここからOBICは38ヤードFGを狙いますが、これは失敗。攻守交代となります。

良いモメンタムを受け継ぎたいBigBlueですが、2ndダウンロングから投じたパスを、レシーバーの前に入ったDB#24島津選手がこの試合2回目のインターセプトをし大きく19ヤード戻します。ゴール前16ヤードでファーストダウンを奪ったOBICは、RB#20古谷選手とQB#6菅原選手のランでゴール前5ヤードでダウンを更新します。ここで試合は4Qに入り、RB#20古谷選手が3ヤード進めるものの、続くRB#43望月選手の2回の突進は、DL#98森田選手、DE#5 Easton選手がゲイン無しで止め、何とか19ヤードFGの3失点に止めます。

何とか追加点を得たいBigBlueですが、4thダウン2ヤードからのギャンブルが失敗。しかし次のOBICの攻撃も4thダウンパントで終わり、続くBigBlueの攻撃シリーズ。TE#40 Stanton選手へのパスから始まったこのシリーズは、WR#18上廣選手、WR#17中島選手、WR#80瀧選手と、続けてパスが成功し、一気にゴール前14ヤードまで前進します。ホールディングの反則で一度は10ヤード後退するものの、TE#40 Stanton選手へのパスが続けて成功しますが、ゴール前5ヤードで4thダウン1ヤード。一度タイムアウトを取り臨んだ4thダウンギャンブルは、WR#18上廣選手への5ヤードTDパスとなり、26-34と追い上げます。しかし、続くTFPキックはブロックされて失敗。1TD+2点コンバージョンで同点という微妙な点差が残ります。

OBICの攻撃を何とか4thダウンパントに押さえますが、OBICがボールをゴール前1ヤードで押さえ、2分7秒を残してBigBlueに攻撃権が回ってきます。WR#17中島選手への14ヤードパスでダウンを更新しますが、その後のRB#10末吉選手へのパスは逆にロスゲインとなり後退。最後のタイムアウトを使い時計を止めて、4thダウン17ヤードのギャンブルに臨みますが、RB#21髙木選手へのパスは通るものの、ダウン更新には至らず失敗。OBICが残りの時間をニーダウンで流して試合終了となります。
 

結果は残念ながら、まだ終わったわけでは無い

LIXIL戦同様、1TD+2点コンバージョン差の8点差で敗れたBigBlue。この試合に関して言えば、攻撃の中心となるはずだったRB陣のランプレーが止められたことが大きく影響したと言えるでしょう。勝負に「れば、たら」は禁物ですが、もう少しランプレーを出すことが出来れば、最終スコアは逆になっていた可能性は大きいでしょう。またディフェンスも、OBICオフェンスにプレッシャーを掛けていたものの、そこからの相手の粘り腰に対応出来ずにロングゲインを許していた印象があります。この辺りは、強豪チームの持つ試合巧者の底力でしょう。

この結果BigBlueは自力でのBブロック1位通過の可能性が無くなり、次のOBIC vs アサヒ飲料でOBICが勝利すれば、OBICのBブロック1位通過が確定します。逆にアサヒ飲料がOBICに勝利すれば、最終戦のBigBlue vs アサヒ飲料の勝者がBブロック1位で通過することになります。もっとも、この試合にBigBlueが勝利していたとしても、最終戦でアサヒ飲料に敗れればアサヒ飲料がBブロック1位となりますから、いずれにしてもアサヒ飲料戦には万全の体制で勝利を目指さないといけません。今週末の2戦目の結果次第では更なるチャンスも生まれる可能性はありますが、今はアサヒ飲料戦に向けて気持ちを切り替えてしっかり準備をして欲しいと思います。Go BigBlue!

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