今シーズン初戦の富士通戦まで一月となり、厳しい戦いが予想される2016年シーズンを戦う、2016シーズンのメンバーを公開しました。今シーズンのルーキー(移籍含む)は15名。ルーキー及びポジション変更の選手も含めて、今シーズンの注目点をポジション毎にご紹介します。

• QB (ルーキー1名)
  春のシーズン、世界大学選手権でも活躍した#14政本選手の加入は、今シーズンのBigBlueオフェンスの幅を大きく広げます。残り一月の間に、どれだけBigBlueのオフェンススタイルを吸収し、かつそこにどれだけ自分らしさをアレンジできるかが課題でしょう。初戦富士通戦でのオフェンスオープニングシリーズには、大いに注目です。
• RB
  昨シーズンからメンバーに変化は無いものの、中村多聞臨時コーチから伝授された「タモン式RB術」で一皮剥けたRB陣。しかし秋に向けてさらに強力になるライバルチームのディフェンスの壁を崩すためには更なるパワーとスピードが要求されます。春に学んだタモン式の走りを、実践で試しながらどれだけ完成に近づけることが出来るか、大いに期待が膨らみます。
• WR/TE/SB(ルーキー2名)
  #28梶川(陸)選手、#30竹村選手、二人の有望選手が加入したものの、出場機会を得るだけでも大変なレシーバー陣の陣容。単にパスコースを走るだけではなく、プレーが崩れてからどれだけQBと意思疎通を続けられるか、もう一つ上のレベルでのプレーが要求される今シーズン。チーム最年長の#89円谷選手の下、オフェンスに更なる厚みをもたらす活躍が期待されます。
• OL (ルーキー1名)
  引退者もあり陣容が心配されたOLですが、DLからコンバートされた#50青木選手、#55林選手、#71永山選手の活躍もあり逆に最も豊富なユニットの一つになりつつあります。また、ルーキーの#61進藤選手はサイズもあり、昨年の新人賞を獲得した#66伊藤選手同様に1年目からの活躍が期待されます。
• DL (ルーキー4名)
  最大4名のルーキーが入ったDL陣。ネバダ大出身の#2イェイツ選手は、特にランプレーに対しての反応が素早く、相手チームにとってはかなり脅威となるはずです。関西大からは二人の「ゆうき」、#44福岡選手と#99中村選手が加入。どちらもパワフルなラッシュが信条です。そして、OBICから移籍した#96長尾選手は、春から大活躍を見せています。ここに、春のチームMVPを獲得した#98森田選手、BigBlueの守護神#34ブルックス選手等、今シーズンで最も充実しているユニットと言えるでしょう。
• LB (ルーキー3名)
  #5コグラン選手、#47作道選手と、昨シーズンの大学フットボールで活躍した東西のトップラインバッカーが揃った今シーズンのLB陣。さらに、鋭いタックルで定評のある#35髙橋選手も加わり、非常にスピード感溢れるユニットになりました。DL陣の充実と合わせて、初戦富士通戦での活躍が一番楽しみなユニットと言えます。
• DB (ルーキー3名)
  #25寺中選手は先日の大学選手権にも出場。#42宮川選手は、#1中谷選手を彷彿させるサイズが魅力。共に春の試合には間に合わなかったものの、秋の活躍が期待されます。また#37坂梨選手は、高校、大学と末吉選手と同期で、今回5年振りにチームメイトとなります。学生時代はインターセプト王としても知られた坂梨選手のビッグプレーにも注目です。
• Specialist(ルーキー1名)
  春の試合でも、その飛距離を武器に活躍した#11佐藤選手。僅差での競り合いが予想されるだけに、キッキングゲームの成否がそのまま試合の勝敗に直結します。大学の先輩でもある#8小田倉選手とともに、どの様に起用されていくか注目されます。

オフェンス、ディフェンス共に、例年以上に期待の戦力が集まった今シーズンのBigBlue。春のシーズンには、パールボウル初出場、初優勝という目標を完遂することが出来ました。しかし一月後には、いよいよ本番、厳しいリーグ戦が始まります。先ずは初戦の富士通戦に勝つために必要な事を、この一ヶ月の間に準備していきます。富士通から初勝利を勝ち取るためにも、8月28日のリーグ初戦には、是非多くのご声援をお願いいたします。