第一節・富士通フロンティアーズ戦の見所

2009/08/30

いよいよ2009年シーズンが始まります。Xリーグのシーズン開幕戦ともなるBigBlue初戦の対戦チームは、強豪富士通フロンティアーズ。

前回の富士通との対戦は、BigBlueのXリーグ昇格初年度2002年シーズンの第四節で の試合。開始早々富士通に先制点を許すものの、すぐさまQB#15岡村選手から"God Hand"WR#81安田選手に71ヤードTDパスが通り同点に。再び富士通に逆転されるも、DB#9阿部選手のインターセプトからチャンスを掴むと、再 びWR#81安田選手にTDパスがヒット。TFPキックが失敗して同点にはならなかったものの、その後の富士通の得点をFGの3点に押さえて、前半 13-17と互角の内容で折り返しました。しかし後半に入るとBigBlueのオフェンスは止められ追加点はならず、逆に富士通にはロングパスからゴール 前に攻め込まれTDを許してしまいます。IT業界を代表する企業チーム同士の対戦と言うことで、東京ドームには両社から大応援団が詰めかけ最後まで熱い声 援が送られましたが、残念ながらこの時は13-24でBigBlueは勝利することが出来ず声援に答えることが出来ませんでした。

あれから7年。富士通は、このシーズンを最後にFinal-6進出を阻まれる年が続きましたが、2年前から再びFinal-6の常連に復活。 BigBlueも、Final-6進出の目標は未だ達成できずにいるものの、上位チームと4勝1敗で並ぶシーズンもあり、着実に実力を伸ばしての今回2度 目の対戦になります。

オフェンスの見所

昨 シーズンから、あまり大きな変化はないオフェンス陣。QB#15岡村選手を中心に、今シーズンもパスオフェンスが展開され事が予想されます。ただ、当初大 きな話題になったライドスプレッド隊形からのパスオフェンスから、最近ではよりフレキシブルにランプレーやタイトな隊形も組み合わせてきました。そのた め、オフェンスに余り大きな変化はないと最初に書きましたが、昨シーズンまでチームを牽引していたRB礒谷選手の引退は、ランプレーに不安を感じさせるも のでした。しかし、春の試合を見る限りでは、RB#2片岡選手を中心に、RB#24中野選手、RB#30工藤選手、RB#32飯塚選手が頼もしい走りを見 せてくれており、余り影響はないように感じられます。また、ここ一番の突進には、新人のRB#26吉津選手が、その重量級の体格を生かしたパワー溢れるプ レーを春に見せており、この秋のシーズンにも大きな期待が掛ります。

気になるパスターゲットでは、もうBigBlueの「顔」と言っても良いWR#3イアン選手とWR#17小川選手へのロングパスがどの程度富士通の 強力なディフェンス相手に機能するのか、気になります。当然、富士通ディフェンスにしても、この二人に対しては厳しいマークを予定していると思われます が、その中からでもキャッチできるセンスと技術を持つ二人だけに、ボールを巡っての厳しい戦いが試合の趨勢を決めるとともに、スタンドのファンの皆さんに も大きな興奮を起すことになるでしょう。特にイアン選手は、リターンプレーでのビッグプレーも期待出来ますので、#3がフィールドに現れたときには、その 動きから目が離せません。

ディフェンスの見所

今シーズン、チームの中でもっとも変化したと言っても良いのがディフェンス陣。その中でも、今シーズン元オンワードスカイラークス・ディフェンス コーチであった久保崇氏を招聘し、昨年までとは違ったシステム作りに春のシーズンを費やしてきました。春のシーズンを見る限りでは、特に大きな変化は見ら れませんでしたが、久保コーチ曰く「まず自分たちの弱いところを自覚してもらう」という事からも、選手取っては厳しい練習が続いていることが伺えます。実 際、夏のキャンプ中には、何度も久保コーチの大きな声がグランドに響き渡っていました。

これまでのBigBlueのディフェンススタイルは、スタント元ヘッドコーチが導入した「スタッドディフェンス」が中心でした。これに対して、今 シーズンはノーマルな形のDL/LBのフォーメーションに戻り、「厚み」のあるディフェンスを意識しているよう伺えます。チームキャプテンとともにディ フェンスキャプテンとしてもユニットをまとめるDL#58松浦選手を中心に、春から取り組んできたこのシステムの成果が、富士通戦でどう現れるか期待され ます。

昨年、LB陣から多くの引退者が出たため、今シーズンの選手層に不安が当初ありましたが、OLから#51齋藤選手が、DLからも#97國方選手がコ ンバートされ、逆に昨年以上にパワー溢れる布陣になっています。グランドアタックが得意な富士通オフェンスに、どれだけBigBlueの厚い布陣が通用す るのか。スクリメージラインをはさんで繰り広げられる熱いバトルに是非ご注目ください。

試合の見所

今シーズンからXリーグでは新しいリーグ方式を導入。これまでのように、ディビジョン6チームでの総当たり戦を「1st Stage」と呼び、上位3チームが次の「2nd Stage」に進みます。ここで、東/中/西のチームをシャッフルし、さらに3チーム同士でのリーグ戦を開催。ここから優勝チーム3チームと、2位の最高 位1チームが、Final Stageのトーナメントに進出します。今シーズンは、4Q終了時点で同点の場合には、そのままO/Tが適用されて必ず勝敗を決定するため、2nd Stage進出には「3勝」が一つの目安になります。しかし、3勝でチームが並んだ場合、直接対決の結果に寄っては相手チームが上位になる場合もあるた め、やはり4勝が最低の目標ラインと言えます。シーズン開幕戦、強豪相手の試合ですが、だからこそこの試合に勝って今シーズンの弾みにしたい一戦です。

フィールドでの熱戦はいつもの通りですが、スタンドもIT企業同士の試合と言うことで前回以上に熱くなることが予想されます。フィールドもスタンドも、今シーズン一番の盛り上がりになる事は間違い有りません。是非、9月2日は東京ドームでBigBlueをご声援ください。

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