あるOBの呟き- 第四節 vs LIXILディアーズ戦
2018/09/26

チーム改革を進めているLIXILは、今シーズンチームとしては初の外国人選手であるLB#42デリック選手を獲得。しかし主要ポジションはほぼ昨年のメンバーが固め、オフェンスはQB#9加藤選手を中心としたパッシングオフェンスが、ディフェンスはDL#1平澤選手を筆頭にプレッシャーの厳しいディフェンスが予想されます。初戦の富士通戦での大敗以来、何とか二勝を勝ち取りこの試合に臨むBigBlueですが、前節のアサヒビール戦では4Qにあわや逆転という追い上げを受けるなど、まだ復調したとは言えない状態。一週間間隔の三連戦最後の試合だけに、先ずは序盤の攻防が気になります。
輝きを見せるオフェンス

しかしLIXILも次のキックオフをWR#18永川選手が自陣41ヤードまで大きく戻し、直ぐさま反撃体制を見せます。QB#9加藤選手は、RB#22白神選手へ、パス、ラン、パスとボールを託しますが、LB#5コグラン選手の好タックルもあり今回もパントで終了します。逆にBigBlueは、RB#21髙木選手の中央突破でダウン更新をすると、今度はTE#40スタントン選手へのパスで敵陣に入りダウンを更新。さらにRB#19鈴木選手も中央を駆け上がり、一気にゴール前10ヤードまで攻め込みます。しかし、ここからのLIXILの守備も厚くTDを奪えず、このシリーズはK#11佐藤選手の24ヤードFGの3点で終わります。

前のシリーズでQBサックを受けて、一度サイドラインへ下がったQB#9加藤選手が再び登場。しかし、ディフェンスの厳しいプレッシャーのためかパスの精度が低く、またRB#22白神選手のランもLB陣の早い集まりで前進出来ません。3rdダウンロングの場面でダウン更新のパスを投げますが、これをD#10小阪田選手がインターセプト。敵陣18ヤードでファーストダウンを獲得します。このチャンスに、RB#21髙木選手、QB#2政本選手中央を突きますが、3rdダウン残り1ヤード。ここでサイドラインから、DL#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手が入ると、直接スナップを受けたDL#34ブルックス選手が左オープンを突いてTD。思わぬ秘策で得点を20-0と広げます。

後半厳しい追撃を見せる「LIXILマジック」の為にも少しでも点差を広げて折り返したいBigBlue。LIXILのキックオフをTE#40スタントン選手が自陣45ヤード迄戻してのファーストダウン。この日好調なRB#19鈴木選手のランに、WR#81栗原選手、TE#88細谷選手へのパスも決まり、敵陣9ヤードでファーストダウンを更新します。RB#21髙木選手のランで2ヤード進んだ次のプレー。左へロールアウトしながらQB#2政本選手が投じたパスを、WR#81栗原選手がエンドゾーンにぎりぎり足を残しながらキャッチしTD。この後のLIXILの攻撃中に2Qが終了し、前半を27-3とリードし折り返します。
覚醒するディフェンス

LIXILは、RB#22白神選手の好走でレッドゾーンを一気に抜けてダウン更新に成功します。しかしDL/LBが厳しいプレッシャーを仕掛けて前進を阻むと、3rdダウン7ヤードの場面ではドロップバックするQB#9加藤選手をDB#25寺中選手がセーフティーブリッツで-10ヤードのQBサック。このシリーズもLIXILの攻撃を4thダウンパントに押さえます。

流れを掴んだと思われたBigBlueですが、次のK#11佐藤選手のキックオフ、ゴールライン付近でボールをキャッチしたWR#11前田選手は、スピードでキックカバー選手を抜き去り、71ヤードを快走。敵陣29ヤードでファーストダウンを獲得します。QB#9加藤選手は、2回パスを失敗しますが、3rdダウンではWR#15田邊選手へダウン更新のパスが成功。ゴール前19ヤードに進みます。パス失敗の後の2ndダウン、加藤選手からハンドオフを受けたRB#22白神選手は、右のオフタックルを抜けるとすかさずカットバックをしてダウンフィールドへ走り抜けます。DB#13神津選手、DB#41森岡選手、DB#25寺中選手とタックルを受けながらもエンドゾーンへボールを運び、待望のTDを奪います。

このシリーズはラン中心に時間を進めて4thダウンパントで終了。続くLIXILの攻撃は、自陣3ヤードからのスタートながらも、続けてパスを通して前進。一度はLB#6大滝選手がパスインターセプトするものの、BigBlueの反則でインターセプトは取り消され、さらにLIXILはゴール前21ヤードでファーストダウンを更新します。しかし、ここからディフェンスが4thダウンギャンブルをブレークすると、次のLIXILの攻撃も、ゴール前11ヤードからのファーストダウンでパス失敗が続き、4thダウンギャンブルではDB#41森岡選手がインターセプトをしてあわやTDかという92ヤードのリターン。その後48秒をニーダウンで消費し、34-10で試合が終了しました。
次節でさらなる成長を

オフェンスも、ラン・パスとシリーズがしっかり構成され、特にプレーが崩れた後もQBとレシーバーの連携が取れてパスが通るようになったことは、今後のオフェンス力向上に期待が膨らみます。そう言う意味では、前半はオープニングシリーズを除いて、その後のオフェンスシリーズ全てで得点をして終了しており、ほぼ満点の内容でした。ただ、だからこそ、後半は5回のシリーズのうち4回がパントになったことは次に向けての課題と言えるでしょう。特に最後の2回は何れも相手の4thダウンギャンブルを阻止してのシリーズで、そこから得点に繋げることで、チームの雰囲気もモメンタムさらに大きくなるもの。相手を圧倒していく力強さを持つことが、次の試合での課題になるでしょう。
これまでのBigBlueは、好ゲームの後に自滅する試合が散見されました。特に次節は、関西への遠征試合で試合環境もこれまでと大きく異なります。今回実現したプラスイメージを、さらに大きく膨らませて次の試合に臨めるか、そうやって日々成長できるチームが本当に強いチームと言えるでしょう。その真価・進化を是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
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