第四節: LIXILディアーズ戦の見所

2018/09/20

苦しみながらもアサヒビールの追撃を振り切り2勝目(1敗)を勝ち取ったBigBlue。三連戦最後の相手はXリーグのチーム中、これまで最も多く対戦しているLIXILディアーズ(以下、LIXIL)です。ここまでのLIXILは、初戦でノジマ相模原に7-24で敗れますが、続く東京ガス戦は終盤の東京ガスの追い上げを押さえて31-24で勝利。しかし前節のオービック戦では14-17のFG差で敗れるなど、不本意な試合が続いていると思われます。それ故、この試合に対してはこれまで以上に集中してくることが予想されます。

さらに、前身の鹿島時代も含めて、これまでの秋シーズンでの対戦成績はLIXILの12勝5敗。しかし、その12勝は全てリーグ戦(ファーストステージ)での勝利であり、セカンドステージ・JXBトーナメントではBigBlueが5連勝しています。昨年も、リーグ戦ではLIXILが27-26と1点差で勝利しましたが、JXBトーナメント準々決勝では31-51でBigBlueに敗れてシーズン終了。今年こそは、リーグ戦でもトーナメントでも、BigBlueを破る事を目標にしていると思われますが、BigBlueとしても12連敗の負の連鎖を今シーズンで断ち切りたいところです。

オフェンスの見所

前節、4TD/1FGをあげたBigBlueオフェンス。ただ、ランでは228ヤード、パスでは268ヤード、合計496ヤードを獲得していることを考えると、やはり4回のターンオーバーの影響は大きかったと言えます。逆にアサヒビールは、総獲得ヤードが222ヤードとBigBlueの半分以下ながら3TD/1FGを獲得し、さらに後半3回のターンオーバーを全てTDに繋げており、ボールハンドリングの重要さを再認識した試合だったと思います。

一方で、ここまで物足りなさを感じていたRB陣が元気を取り戻し、RB#21髙木選手は11回で104ヤードを走り、このLIXIL戦でも大いに期待がかかります。またRB#19鈴木選手も10回で59ヤードと十分な活躍をしており、オフェンスの軸が出来てきたと感じられます。前節の試合では、前半は中央を突くプレーが多く、その後相手のディフェンスを見てオープンを突くようになり、後半に入ると再び中央を突破するプレーが増え、OL陣との連携も進んでいるようです。4Q最後のシリーズでは、両RBのダウン更新のプレーがあってこそのタイムマネージメントに成功したわけで、彼らの「足」にかかる期待はこの試合でも同じです。

パッシングオフェンスでは、5回45ヤードのTE#40スタントン選手を筆頭に、WR#81栗原選手(53ヤード)、WR#82白根選手(46ヤード/1TD)、WR#18上廣選手(37ヤード)が3回捕球、さらにルーキーのWR#84近江選手が2回45ヤードと好調な様子が伺えました。政本選手も2回の被インターセプトはあったものの、19/26回、268パッシングヤードとパスフォンスの安定感が増しています。さらにQBとレシーバーが、よりスリリングなタイミングでパス成功する場面が増えているように感じられ、さらなる覚醒とLIXIL QB加藤選手との投げ合いがこの試合最大の見所になる事は間違いありません。

ディフェンスの見所

前節の試合では、結果的に3TD/1FGを奪われたBigBlueディフェンスですか、その内容は決して悪いものではありませんでした。特に前半はアサヒビール陣内から出す事無く無失点に抑え、喪失ヤードも56ヤードと奮闘。後半一気に23失点しますが、3TDの起点は何れもターンオーバーにるBigBlue陣内から始まるシリーズによる失点であり、その点は考慮する必要はあるでしょう。ただ、ゴールラインディフェンスという観点でみれば、まだ力が足りなかったところも感じられ、それがこの試合での課題にもなるでしょう。

昨年の対戦でも、LIXILのランプレーはほぼRB#22白神選手が担っていましたが、それは今シーズンも同じ。前節では、RB#29ホッジス選手が16回81ヤード走り、彼に対してのディフェンスに手を焼きましたが、その経験をどの様に反映できるか注目されます。レシーバー陣では、チームトップのWR#18永川選手を筆頭に、WR#1前田選手、WR#84西川選手、WR#7宮本選手等豊富なタレントと対峙するDB陣は前節以上に厳しいマッチアップが予想されます。パスラッシュを受けながらでも、フリーのレシーバーが居れば必ずパスを投げ込んでくるQB#9加藤選手だけに、LB/DBのコンビネーションをどれだけ密に出来るか期待されます。

ここまでの3試合でのLIXILオフェンスは、例年と比べるとやや元気が無いようにも感じられますが、だからこそ二週間の準備期間を有効に利用して、この試合に臨んでくることは確実です。昨年の対戦でも、DL陣の厳しいプレッシャーが効果を発揮しましたが、今シーズンもDL#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手を基軸に、QB加藤選手への厳しいラッシュが見所になるでしょう。唯一注意が必要なのは、ラッシュと入れ違いでかわされて前に出られることで、その対策がこの一週間でどこまで徹底できるかが勝敗の分かれ目になりそうです。

試合の見所

これまでの対戦内容を見る限り、BigBlueが勝利した試合では、前半の得点力が勝利の鍵でした。末吉選手という突破力のある選手が抜けたことは痛手ですが、RB#19鈴木選手、RB#28伊藤選手、RB#29鎌田選手、RB#47山中選手と、個々の選手の「和」が補いつつあります。またレシーバー陣でも、ベテラン・中堅・ルーキーと、ここ三試合で大きく底上げしていることが感じられ、全体的な力では昨年と比べても勝るとも劣らないと言えるでしょう。後は、反則やターンオーバーなど、ミスによる損失をどれだけ減らせるか、プレーの精度がどこまで極限に近づけられるか、もう一段レベルアップしたプレーが期待されます。

昨年のJXBトーナメントでの対戦では、開始直後にLB#5コグラン選手がインターセプトリターンTDを奪えば、直後のキックオフをWR#11前田選手がリターンTDで返すなど、波乱の幕開けとなりました。強豪チームとの対戦では、パント・フリーキックのリターンでTDまで持って行ける選手が必ずおり、そう言うプレーが試合の流れを一瞬で変えることも少なくありません。フリーキック、パントキック、そしてフィールドゴールと、キッキングチームの役割はいつも以上に大きくなるでしょう。キッカー以外の10人の選手の動きも見逃せない試合になることは確実です。DOMINATE! BigBlue!

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