あるOBの呟き- パールボウル決勝: vs オービックシーガルズ戦
2019/06/24

オービックオフェンスは、2年目となりしっかりとチームにも馴染んだQB#3ハワード選手が好調。パスターゲットでは、若手のWR#86前田選手が先の富士通戦では大活躍。The Spring League (TSL)にも参加したWR#84西村選手もTDレシーブをするなど破壊力は増しています。地上戦でも、やはりTSLに参加したRB#29李選手が富士通戦でも力強い走りをみせており、ディフェンス陣は苦労しそうです。一方オービックディフェンスでは、DL#23パイロン、DB#21ブロンソンの「ピーティー兄弟」が好調。さらに、NFLキャンプ参加経験のある新戦力DL#17ファナイカ選手が期待通りの活躍を見せており、今回も厳しいオフェンスを強いられそうです。
コイントスで前半の選択権を得たDB#1中谷選手は、リターンを選択。オービックK#98多田羅選手のキックオフでいよいよ試合が始まります。
出鼻を挫かれリズムを掴めず

続くBigBlueの攻撃は、TE#40スタントン選手へのパスでダウン更新するものの、その後のパスは失敗し再び4thダウン。先ほどのプレーで腹も据わったLS#23繁永選手は、今度はストライクのロングスナップを出し、P#11佐藤選手のパントで攻撃権が移動します。自陣27ヤードからのオービックの攻撃は、RB#29李選手のラン、WR#18木下選手のパスでダウン更新するものの、DB#1中谷選手、LB#90遠藤選手、DB#29鎌田選手と好タックルでロングゲインを許しません。さらにDL#44福岡選手がQBの背後からサックし後退。ゴール前28ヤードまでじりじりと進められますが、4thダウンとなりオービックはK#49星野選手が45ヤードフィールドゴール(FG)を狙います。しかしこのキックはそれて失敗。BigBlueディフェンスが勝負に勝ちます。

何とか得点をしたいBigBlueオフェンスは、相手の反則に助けられて敵陣に入ると、ここからQB#2政本選手のキーププレーでダウンを更新。3rdダウン残り3ヤードとなりますが、ここで厳しいパスラッシュを受けてパス失敗。4thダウンとなり、K#11佐藤選手が登場し、44ヤードのFGを狙います。このキックを難なく蹴り込みFGは成功。待望の得点をBigBlueにもたらし、3-10となります。

折角の得点を、あっと言う間に取り返されてしまうBigBlue。しかし、直後のキックオフでは、WR#81栗原選手が上手くリードブロッカーを使い、敵陣の43ヤードまで大きく戻します。最後に1本返して前半を終わりたいBigBlueですが、QB#2政本選手はDL#23ビーティーJr.選手の厳しいサックを受けて自陣に後退。3rdダウンロング18ヤードでは、ハンドオフ受けたRB#19鈴木選手が、左オフタックルを抜けて大きくゲインしますが、ダウン更新には5ヤード足りません。ここで、再びK#11佐藤選手が登場すると、ゴール前38ヤードから、55ヤードのFGを狙います。キックされたボールは、距離は十分だったものの、右ポストに当たってしまいキックは失敗。この後、オービックは残り時間を流して前半を3-17で折り返します。
掴みきれないモメンタム

自陣46ヤードからのBigBlueの攻撃は、RB#19鈴木選手がハンドオフを受けると再び18ヤードのロングゲイン。さらにTE#40スタントン選手へのパスが成功し、ダウンを更新します。QB#2政本選手がスクランブルで9ヤード進めると、RB#21高木選手へのスクリーンパスが成功しますが、TDには1ヤード足りません。ゴール前1ヤードからの1stダウンのプレーは、反則で5ヤード後退。しかし、それで逆にスペースが生まれ、ゴールポスト下でフリーになったWR#14前田選手に6ヤードTDパスが成功。ただ、TFPはブロックされて失敗し、得点は9-17となります。

自陣21ヤードからのBigBlueの攻撃は、QB#2政本選手のキープ、RB#19鈴木選手のランとダウンを更新して前進。再びRB#19鈴木選手が運んで、敵陣に入ります。さらにRB#21高木選手へのパスでダウンを更新すると、左サイドライン際でDBと競りながらもWR#84近江選手がパスをキャッチ。これが33ヤードのロングパスとなり、一気にゴール前7ヤードまで前進します。1stダウンのRB#21高木選手はゲイン無しで止められますが、セカンドダウン(2nd)ではパワーランナーRB#47山中選手が3ヤード進めたところで3Qが終わり、試合はいよいよ4Qに入ります。3rdダウン、ゴール前4ヤードの場面からQB#2政本選手は、右のオフタックルを駆け上がると、高々とボールを掲げながらTDを奪います。TFPでは2点を狙ってプレーを選択しますが、パスは失敗。残念ながら15-24と2ポゼッション差のままとなります。

自陣26ヤードからの攻撃から、QBはQB#3クラフト選手に交代しますが、3rdダウンでDL#23ビーティーJr選手にサックを受けて、4thダウンパントで終わります。次のオーピックのシリーズからは、こちらもQBをQB#6菅原選手に交代。今度は、RB#30地村選手にボールを集めて時間を消費しながら前進します。しかし、レッドゾーンに近づいたところで反則が続き、ゴール前32ヤードで4thダウン残り10ヤードとなります。ここでオービックはK#49星野選手が登場。49ヤードのFGを狙いますが、これはコースが外れて失敗。攻撃権がBigBlueに移ります。再びQB#3クラフト選手が登場すると、RB#21高木選手へのパスで一気に敵陣に入りますが、オービックの厳しいパスディフェンスにその後のプレーが続かず、4thダウンロングではパントで攻撃権を放棄。オービックがニーダウンで残り時間を流して、試合終了となりました。
挑戦者としての矜持を

さらに言えば、「BigBlueらしさ」を感じることが少なかった試合のようにも思われます。もっとテンポアップしたオフェンスや、嫌らしいまでのギャングタックルでのディフェンス等、準決勝のノジマ相模原戦で見せたプレーの半分も出して切れていないことが敗因であることは確かです。それが、相手チームの上手さ故であるのか、自分達に理由があるのかは分かりませんが、どんな状況であっても期待された実力を出せることが「強豪チーム」が強者である理由ですし、それがまだ獲得出来ていないチームであるからこそ、もっと挑戦者としての「覇気」を見せて欲しかったと思います。それこそが、チームが目指す「DOMINATE」その物だと信じます。まずは、秋のリーグ戦に向けて、今回の試合結果を必ず糧にして、初戦の富士通戦を向かえて欲しいと思います。Go BigBlue!
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