あるOBの呟き- 第一節: vs 富士通フロンテイアーズ戦
2019/09/01

ランプレーは勿論、二年目を迎えてQB#3バードソン選手とレシーバー陣とのタイミングも改善され、昨年以上にパッシングオフェンスは強力になると思われます。DL#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手の二人に加えて、DL#9植村選手、DL#44福岡選手、DL#93佐久間選手と若手も力を付けてきており、いかにQBにプレッシャーを掛けてられるかが、パッシングオフェンス攻略の鍵です。リーグトップクラスの富士通レシーバー陣とのマッチアップは、BigBlue DB陣にとっても厳しい対戦が予想されるため、まずはQBに対してのプレッシャーでどれだけ相手のプレーを崩してチャンスを狙うか、1プレー毎に息詰まる対決が予想されます。コイントスで前半の選択権を富士通が放棄し、BigBlueのキックリターンで試合が始まります。
先制するも、ターンオーバーで失速

続く富士通の攻撃は、自陣23ヤードから。最初のプレーはRB#29グラント選手へのピッチ。次のプレーは、そのグラント選手へのパス。3rdダウンは、QBのセンターカウンターでダウンを更新されてしまいます。パス成功の後の2ndダウン、RB#29グラント選手へのハンドオフでしたが、DL#9植村選手、LB#42茂木選手のラッシュを受けて、大きく後退しながら反対方向へカットバック。これをDB#1中谷選手がタックルし後退させます。3rdダウン10のプレーでは、DL#34ブルックス選手のパスラッシュを受けてパスが失敗。富士通のファーストシリーズはパントで終わり、好守共にBigBlueが好スタートをきります。

富士通は、RB#29グランド選手へのパス、ランで前進すると、3プレー目で一気にゴール前28ヤードまで前進します。ここでDL#96蛭田選手がQBサックで押し戻しますが、WR#81中村選手へパスが一閃。31ヤードTDパスが成功し、3-7と逆転を許します。富士通のキックオフがタッチバックとなり、自陣25ヤードからのBigBlueの攻撃。WR#81栗原選手へのパスで自陣37ヤード迄進むと、ラッシュを受けながらもRB#4鈴木選手へバスが成功し、ダウンを更新。QB#2政本選手のスクランブルがスクリメージラインで止められたところで、試合は2Qに入ります。QB#2政本選手のスクランブルで敵陣に入ると、TE#40スタントン選手へのクイックスクリーンでダウンを更新します。しかし、スクランブルからタックルを受けたQB#2政本選手がサイドラインに下がり、QB#3クラフト選手と交代します。RB#4鈴木選手へのスクリーンでゴール前16ヤード迄進みますが、3rdダウンで1ヤード残ります。3rdダウンコンバージョンは、ラッシュを受けたQB#3クラフト選手がボールを投げ捨て失敗。再びK#11佐藤選手が登場し、今度は33ヤードFGを成功させます。

自陣25ヤードから4ヤード進んだ2ndダウン。タックルを受けたQB#2政本選手が、倒れながら投げたパスをLB#44趙選手が2回目のインターセプト。ゴール前15ヤードからの富士通の攻撃は、バス失敗の後の2ndダウン、ハンドオフを受けたRB#29グラント選手が、タックルを振りほどいてエンドゾーンに駆け込みTDとなります。TFPキックはDL#92トゥアウ選手がブロックし、6-20と何とか踏みとどまります。自陣35ヤードからのBigBlueの攻撃ですが、ファーストプレーでWR#81栗原選手へ投じたパスをチップしたところに、DB#40アディヤミ選手が飛び込みキャッチ。この試合四つ目のインターセプトを奪われます。WR#22岩松選手へのパスでレッドゾーンに入ると、最後はRB#29グラント選手へのスイングパスがTDとなり、6-27とさらに点差が広がり前半を折り返します。
最後に一矢報いるも、力の差は大きく

自陣43ヤードからの富士通の攻撃。RB#26デレクアキラ選手が、右サイドで9ヤード進むと、今度は左サイドに抜けて12ヤード進みます。ここからWR#15成田選手へ36ヤードのTDパスが成功します。続くBigBlueの攻撃は、自陣15ヤードから。しかし厳しいラッシュとマークでパスが通らず、4thダウンパントでシリーズが終わります。富士通の反則もあり、富士通の攻撃は後退して自陣の40ヤードから。ここで富士通は、QBをQB#18高木選手へ交代。RB#30金選手へのスイングパスで敵陣に入ります。しかし、ここから3回の攻撃を押さえ、このシリーズはパントで攻撃が終わります。

富士通の攻撃は、3rdダウンでQB#18高木選手からのパスをリフレクトし、4thダウン4ヤードとなりますが、ここでホールディングの反則があり、BigBlueのサイドラインは反則施行を選択。3rdダウン13ヤードになります。3rdダウンのプレーでは、QB#18高木選手がスクランブルに出ますが、辛くもダウン更新2ヤード手前でダウン。ここで3Qが終了し、試合は4Qに入ります。サイドが替わり、敵陣47ヤード、4thダウン2ヤードから富士通の攻撃は、QBスニークで中央をつきギャンブル成功。最後は、WR#83柴田選手へのスクリーンパスが成功し、34ヤードTDパスとなります。

なんとか次に繋がるシリーズを作りたいBigBlue。キックオフがタッチバックとなり、自陣25ヤードからの攻撃。QB#3クラフト選手は、RB#47山中選手のランを続けると、3rdダウンもRB#28伊藤選手のダイブでダウン更新。さらに次の3rdダウン4ヤードのプレーでは、RB#伊藤選手がスクリメージラインを抜けてダウンを更新しますが、タックルされてボールをファンブル。勢いよ前に転がるボールの奪い合いになりますが、TE#88細谷選手がリカバーし、結果的に敵陣35ヤードまで進みます。次の1stダウンのプレーは、ドロップパックしたQB#3クラフト選手から、右エンドゾーン奥へ走り込むWR#84近江選手へパスが投じられます。DB#28石井選手と交錯しながらも、近江選手がパスをキャッチ。やっと待望のTDを奪います。この後富士通の攻撃をパントに追い込み、そのパントもチップして、敵陣36ヤードからの攻撃権を奪いますが、ランプレーで時計を流して試合は終了します。
どうリカバリーするか、ここからが真価の勝負

ディフェンスは、まずは課題のランプレー対策が次も鍵になるでしょう。ハンドオフ直後のランナーを深追いしすぎて逆サイドが空き、そこをカットバック出狙われてロングゲインになる場面が何度もありました。また、ラッシュで追い詰めながらも、ファーストタックルが甘く抜けられ、その後にロングゲインを許す場面もありました。こちらのゲームプランが足りなかったのか、相手のスキルが上過ぎたのか、いずれにしても今後の試合でも好RBは登場するわけで、今回の経験をいかに今後の試合に生かせるかが正念場になりそうです。オフェンス、ディフェンス、非常に厳しい結果となったこの試合ですが、だからこそ、そこからどの様に復活するのかが重要。チームスローガンの"DOMINATE!"は、圧倒的な力で相手に勝つ意味もありますが、どんなに打ちのめされても、そこからさらに強くなって勝ち上がる強さの意味もあるはずです。その証明を、必ず次の試合で必ず見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
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