あるOBの呟き- 第七節: vs 東京ガスクリエイターズ戦
2019/11/18

その躍進最大の原動力は、何といってもチーム加入2年目のQB#6ウーズィー選手とRB#27ホワイト選手のオフェンスコンビでしょう。特にホワイト選手のランプレーでオフェンスのベースを作り、そこにウーズィー選手のパスでオフェンスの幅を広げて得点に繋がっています。ホワイト選手はリーグラッシング部門4位に付けており、納得の活躍です。またディフェンスでは、DL#20レーガン選手、DL#90マッギー選手の二人が加入し、フロントラインの厚みも増しています。さらにその後方のセカンダリー陣とのマッチアップを、どの様に掻い潜るか、レシーバー陣の活躍が、この試合の鍵になりそうです。コイントスの結果、後半の選択権を得た東京ガスの、K#19関根選手のキックオフで試合が始まります。
日本タイ記録のFGで前半を終わる

K#11佐藤選手が奥に蹴り込んだキックオフボールを、RB#27ホワイト選手が15ヤード戻して自陣17ヤードからの東京ガスオープニングドライブ。ファーストプレーのRB#27ホワイト選手のランは、DL#9植村選手が1ヤードで止めますが、次のQB#6ウーズィー選手からWR#23大下選手へ15ヤードパスが通りダウンを更新します。さらにランフェイクのQBオプションでQB#6ウーズィー選手がオープンに走り出ると、一気に敵陣まで大きく前進します。この後、パスで4ヤード進むものの、敵陣35ヤードで4thダウン6ヤードが残ります。ここで東京ガスはギャンブルを選択。TE#83鈴木選手にパスが通ったかと思われましたが、アウトオブバウンズでパス失敗。攻撃権がBigBlueに移動します。

厳しいボールポジションながら、プレーアクションパスでWR#84近江選手へ25ヤードのパスが成功し一気に窮地を脱出。さらにRB#4鈴木選手が中央を突破して6ヤード進んだところで、試合は2Qに入ります。RB#47山中選手のカットバックで一気に25ヤード進み、敵陣38ヤードに入ると、さらにWR#80河村選手へ25ヤードパスが成功して、ゴール前4ヤードまで進みます。ここからWR#84近江選手へパスが通りますが、僅かにゴールラインには足らず4thダウン1ヤードが残ります。ここでQB#3クラフト選手は、ギャンブルを選択。左コーナーのWR#84近江選手へ浮かせたパスが通りTDを奪います。この後の東京ガスの攻撃もパントに押さえますが、次のBigBlueの攻撃ではDB#4清水選手がパスインターセプトで攻撃権を奪います。

自陣40ヤードからのBigBlueの攻撃は、RB#4鈴木選手が右オープンを駆け上がり敵陣33ヤードまで進むと、WR#85鈴木選手へのパスでゴール前13ヤードまで前進してダウンを更新。ここでQB#3クラフト選手はスペシャルプレーで、OL#71永山選手へスローバックのバックパスを投げますが、パスが短く辛うじてボールを確保してターンオーバーは逃れますが敵陣25ヤードまで後退。結局ここから進むことが出来ず、4thダウンでK#11佐藤選手が登場して43ヤードFGを成功させます。残り40秒からの東京ガスの攻撃は、3rdダウンのパスをDB#23北村選手がカットして失敗。9秒が残り東京ガスは4thダウンでパントを蹴ります。このキックを、ラッシュしたDL#34ブルックス選手がチップすると、バウンドしたボールをLB#5コグラン選手が拾い上げ、敵陣31ヤードまで戻してサイドラインに出ます。残り時間は3秒。しかしリターン中のBigBlueの反則でボールは10ヤード下がり敵陣41ヤードに置かれます。ここで再びK#11佐藤選手が登場。58ヤードのFGトライは、ほぼ無風の好条件もあり、ゴールポスト右隅に吸い込まれて成功。FGでの日本タイ記録となり、20-7で前半を折り返します。
4TD/無失点で後半は圧倒

K#19佐藤選手のキックオフで試合は再開。東京ガスの自陣27ヤードから攻撃は、DBの裏に抜けたWR#23大下選手へ20ヤードのパスが成功。WR#14加藤選手へのバスの後、再びWR#23大下選手へ同じようにパスが成功し、敵陣33ヤードでダウンを更新します。QB#6ウーズィー選手は厳しいラッシュを受けながらも、WR#14加藤選手、WR#23大下選手とパスを通し、ゴール前14ヤードで3rdダウン2ヤードまで進みます。ここでLB#57寺林選手が4ヤードのロスタックルすると、東京ガスは4thダウンギャンブルを選択。ラッシュを受けて、QB#6ウーズィー選手は右に流れながらエンドゾーン奥のWR#14加藤選手にパスを投げますが、前に入ったLB#22中山選手が僅かにチップしたかボールをドロップしてパス失敗。ディフェンスが踏ん張ります。

敵陣42ヤードからとチャンスを掴んだ東京ガスですが、3rdダウン3ヤードでDL#44福岡選手がQBサックで9ヤード戻します。4thダウン12ヤードとなり、東京ガスはパントの隊形。ところがロングスナップを受けたK#19関根選手は、前方のLB#47俣野選手へバス。これをキャッチするものの、DB#30宮本選手が直ぐに反応してタックル。ダウン更新はならず、BigBlueが自陣35ヤードからの攻撃となります。この後WR#85鈴木選手へパスが成功したところで、試合は最終4Qに入ります。4Q最初の3rdダウンコンバージョンは失敗し、4thダウンでパントになり、攻撃権が東京ガスに移ります。東京ガスは、RB#27ホワイト選手にボールを託しますが、DL#92トゥアウ選手、LB#6大滝選手とタックルが続き4thダウンパントで終わります。

4Qも中盤となり、東京ガスはQBをQB#2中本選手に交替してリズムを変えます。厳しいラッシュを受けて、苦しみながらもパスを通し敵陣に入ります。しかし、ここでシフトアップしたBigBlueディフェンスは、DB#27森選手、DB#30宮本選手、LB#57寺林選手と好守備で4thダウンに追い込むと、4thダウンギャンブルでもパス失敗となり、50ヤードラインで攻守が交替します。BigBlueの1stダウンは、右にTE#18小川選手、TE#40スタントン選手、TE#88細谷選手とTEを3人集めたヘビー体系からRB#28伊藤選手が中央を突きます。3ヤード進んだ後の2ndダウン、同じ右へピー隊形から、今度はハンドオフを受けたRB#28伊藤選手は、TE 3人の間を抜けるパワープレーでスクリメージラインを抜けると、後は得意のスピードで一気にダウンフィールドへ抜けだし、47ヤードTDランとなります。この後、東京ガスのシリーズ中にタイムアップとなり、最終戦は48-7で勝利してシーズンを締めくくりました。
次に向けて、今こそ振り返りを

シーズン通しての記録を見ると、総得点ではリーグ2位でありながら、総失点では6位と、ディフェンス力の強化が最重要課題のように見られます。ただし、今シーズンの内容を見ていくと、ターンオーバーから失点するシーンが多くあり、オフェンス力というよりもオフェンスの質を高めることも必要と思われます。リーグ戦では、クラフト選手がリーディングパサーに、近江選手がリーディングレシーバー(2位はスタントン選手)を記録しました。一方で、ランオフェンスとランディフェンスの弱さが記憶に残り、このあたりをどの様に来シーズンに向けて修正していくかが、まずは大きな課題になりそうです。「麦は踏まれて強くなる」では無いですが、シーズン通しての結果とは裏腹に、最終戦の内容を見ると大いに来シーズンへの期待が生まれる内容でした。まずはゆっくりとシーズンの振り返りと体のメンテナンスをし、次に向けての準備に備えて欲しい思います。Go BigBlue!
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