あるOBの呟き- 第五節 vs. 明治安田パイレーツ

2009/10/26

9 月から始まったファーストステージは、早くも第五節最終戦。対戦チームは、BigBlue同様ここまで2勝2敗という明治安田パイレーツです。今シーズ ン、引き分けは無いために、この試合に勝ったチームがセカンドステージ上位リーグ進出が決まります。BigBlueは勿論、明治安田にとっても負けられな い試合です。

ここ数シーズン不本意なシーズンを送っている明治安田は、今年は20名を超す大量の新人をリクルート。さらなる飛躍を目指してチーム作りを開始した シーズンと言って良いでしょう。しかし、ここまでの2勝も接戦からの勝利であり、チームとしてまとまるためには、もう少し時間の必要性を感じる内容です。 とは言っても、豊富なメンバーに支えられて、ここ一番では思わぬ力を見せるチームだけに、最初から気を引き締めて対戦しないと痛い目に遭うことも予想され ます。

今シーズンの試合は、フットボールタウン川崎市の川崎球場を主会場として日程が組まれており、この試合がBigBlueに取っては4試合目となりま す。これまでは天候に恵まれていたのですが、この最終戦では朝から雨が降り、肌寒い天候。試合が始まる頃には、雨も上がってきましたが、この天候が BigBlue得意の空中戦に影響しないことを祈るばかりです。

相手を圧倒するオフェンス

コ イントスの結果、明治安田のキックオフで試合開始。ここで明治安田はいきなり仕掛けてきます。リターナーにWR#3サンプルが入り、ビッグリターンにスタ ンドが期待する中蹴られたキックは意表を突くオンサイドキック。明治安田がボールを確保し損なうところにBigBlueの選手も飛び込み、そのままボール はアウトオブバウンズ。何とか攻撃権を得ましたが、幸いなことにボールポジションは敵陣42ヤードとチャンスです。

この試合のスターターQBは、QB#14多川選手。1stダウンのパスは失敗、2ndダウンのRB#26吉津のランはゲイン無し、3rdダウンでは SB#18高木選手にパスが通りますが、ダウン更新まで2ヤード足りません。パントかと思ったところ、ベンチは4thダウンギャンブルを指示。RB#30 工藤選手が4ヤードをラッシュし、まずはファーストダウン獲得です。これでリズムを掴んだQB#14多川選手は、自らのキープでゴール前14ヤードまで進 んでファーストダウンを獲得すると、最後はWR#1岸選手へ8ヤードのTDパスを通し先制点を挙げます。

続く明治安田の攻撃。RB#26杉田選手がダイブで突進した所をBigBlueディフェンスがギャングタックル。こぼれたボールをDL#59瀧川選 手がリカバーし、直ぐに攻撃権を奪い返します。このチャンスは、しかし自らの反則での罰退と明治安田の堅い守りもありダウンを更新出来ずに4thダウンと なり、ここで42ヤードのFGを選択。しかし、K#8崔選手のキックは距離が足らず追加点にはなりません。折角のチャンスを得点に結びつけられなかった BigBlue。しかし続く明治安田のオフェンスで再びビッグプレーが。2ndダウンで投じられたパスを、DB#6北守選手がインターセプト。そのまま 27ヤードを運び、リターンTDを見せます。

これで一気にモメンタムを掴みたいBigBlueですが、明治安田も簡単には許しません。QB#7水野選手からTE#84日田選手、SB#87松下 選手に続けてパスが通りBigBleu陣内に侵入すると、QB水野選手のランでダウンを更新すると、ワンポイントで交替したQB#3田口選手は一気にゴー ルに突進します。辛うじてゴール前1ヤードでタックルして止めますが、残り1ヤードをRB#26杉田選手が文字通りダイブしてTD。14-7と追撃を許し てしまいます。

嫌 な雰囲気になりつつあるキックオフ。今度は大きくボールが蹴り込まれて、これをリターナーのWR#3サンプル選手がキャッチ。ここから、リードブロッカー を巧みに使い67ヤードのビッグリターン。ゴール前28ヤードからのシリーズでは、RB#24中野選手、RB#26吉津選手とランで前進すると、 QB#14多川選手自らも15ヤードを突進してゴール前1ヤードまで前進。ここで1Qが終了してサイドが変わった最初のプレーで、RB#26吉津選手が突 進してTD。21-7と点差を広げます。

これで完全に試合のモメンタムを掴んだBigBlueは、ディフェンスも活躍。スナパーにプレッシャーを掛けると、QBをエンドゾーンでタックルし セーフティを奪います。続く明治安田のシリーズでも、LB#97國方選手がパスをインターセプトして、相手のシリーズを断ちきると、このシリーズでは K#8崔選手が27ヤードのFGを決めて、26-7と点差を広げます。

さらに2Q終盤には、WR#17小川選手、RB#2片岡選手にダウン更新のパスが決まりゴール前まで前進すると、最後はQB#14多川選手自らが左オープンを駆け上がり、ゴール済みに飛び込みTD。33-7の大差で前半を折り返します。

後半も渡さないモメンタム

前 半の大量リードにも浮かれることなく、気持ちを引き締めて迎える3Q。対する明治安田もQBを#8松岡選手に交替させます。これが功を奏して、RB陣がゲ インを重ねて、ゴール前12ヤードでファーストダウンを得ます。ここから、BigBlueディフェンスが踏ん張ります。1stダウンでは、5ヤードの前進 を許しますが、2ndダウンでは、LB#56原選手とDL#96佐藤選手のダブルタックルで4ヤード後退させ、さらに3rdダウンではDB#6北守選手が さらに4ヤード後退させTDを防ぎます。ここで、明治安田は32ヤードのFGトライアル。3点を覚悟したこのFGで、左サイドから飛び込んできた DB#22中山選手がボールに触りキックを失敗に追い込み得点を許さずに攻守を交代します。

ファーストプレーで、6ヤードをゲインしたRB#24中野選手が、次のプレーではQBのポジションに入るワイルドキャットフォーメーションを見せま す。ここから自らダイブするものの1ヤード足らず、3rdダウンでは再びQB#14多川選手が入り、RB#30工藤選手へ5ヤードのパスを通してダウンを 更新します。ここから、再びRB#24中野選手がQBのポジションに入り、左右にランプレーを展開して前進。敵陣に入り、レッドゾーンに近づくと再び QB#14多川選手がプレーコールをするという、相手のディフェンスを揺さぶりながら着実にゲインを重ねると、最後はQB#14多川選手からWR#1岸選 手に、この日2本目のTDパスが通り得点を40-7と広げます。

3Q も終盤となり、早くキャッチアップしたい明治安田。ダウンを更新して中央付近まで前進したところで、4Qに入ります。しかし、ここでBigBlueディ フェンスも激しいプレッシャーで明治安田の前進を許さず、4thダウンのギャンブルでのパスも失敗。完全に試合の流れをコントロールしていきます。

次のBigBlueオフェンスからは、QBが後退してQB#5春日井選手が登場。しかし、4thダウンパントとなり再び攻撃権は明治安田に移りま す。このシリーズもダウンの更新を許さず、4thダウンパントに追い込みますが、ここでビッグプレーが。やや短いパントをレシーブしたWR#3サンプル選 手は、サイドライン際を駆け上がり27ヤードのパントリターンTD! 点差はさらに47-7と広がります。

何とか1本でもTDを返したい明治安田。4Q中盤からのシリーズでは、BigBlueの厳しいディフェンスに苦労しながらもTE#88二宮選手に 18ヤードのパスが通りゴール前11ヤードでファーストダウンを獲得。絶好の得点チャンスですが、BigBlueも必死にゴールラインディフェンスを見せ ると、明治安田も堪らずホールディングの反則でさらに後退。3rdダウン、4thダウンのパスも失敗に追い込み、とうとう後半は無得点に抑えられてしまい ます。残り2分30秒を、BigBlueオフェンスば時間を使いながらダウンを更新し、試合は47-7の大差で終了しました。

次は強豪インパルス

試合後のハドルでOBの一人がいみじくも言ったように、毎年最終戦では生まれ変わったように好ゲームを見せるBigBlue。例年ならば、最後に良 い試合をして終わりな訳ですが、今シーズンはまだセカンドステージが残っています。この試合の結果3勝2敗でセントラル3位となったBigBlueは、セ カンドステージAブロックに進み、ウエスト1位のパナソニック電工インパルス、イースト2位のオービックシーガルズと、これから対戦します。どちらのチー ムも、過去日本一を経験している強豪チーム。ファーストステージ開幕まで、二週間の余裕がありますが、パナソニック電工とは11月8日に対戦し、オービッ クとは一週間後の11月15日に対戦が予定されています。この短い期間に、強豪チームと対戦しなければならない厳しい状況ですが、これに耐えて勝ち抜く力 が無ければチーム目標である「日本一」はとうてい実現出来ません。この二週間の間に、十分に英気を養って、再びBigBlueらしい、ワクワクするプレー を、試合を見せて欲しいと願います。

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