あるOBの呟き- 第一節: vs otonari福岡SUNS戦

2023/09/12

2023年シーズンが開幕し、いよいよ今シーズンのリーグ戦が始まります。シーズン開始直前には、来シーズンからのX1 Super/X1 Areaをそれぞれ12チーム/3ディビジョン制への移行が発表されましたが、X1 Superの今シーズンのリーグ戦は昨シーズンに続いて6チームずつの2ディビジョンで開催されます。今シーズンのBIG BLUEは、ディビジョン内6チームによるリーグ戦を、今回の対戦相手であるotonari福岡SUNS、エレコム神戸ファイニーズ、アサヒビールシルバースター、胎内ディアーズ、富士通フロンティアーズと対戦する予定です。そして初戦のSUNSとの対戦は、チームとしては初対戦の相手であり、しかもチームとして初めて九州(福岡県春日市)へ遠征しての対戦となります。

初対戦となるotonari福岡SUNS(以下、SUNS)は、2017年創部の若いチームですが、新加入から毎年リーグを一つずつ昇格。コロナ禍でX1 Areaで足踏みをするシーズンもありましたが、昨シーズンX1 Superに初昇格をした注目株のチームです。九州初のXリーグ所属チームと言う事も有り、リクルートにおいても地元出身選手や転勤などで九州へ異動する選手を積極的に勧誘するなど、地元密着型のチーム作りを続けています。また、ファンクラブなど支援体制作りも地元に根付いた活動を続けており、X1 Superで今一番活力のあるチームと言えます。能力の高いQB#11西山選手を核にしたパッシングオフェンスは、WR#7横山選手を筆頭に1プレーでTDを奪う力があり、BIG BLUEのパッシングオフェンスとの競り合い、点の取り合いがこの試合では注目されます。
 

アップテンポのオフェンスでリード

1QはBIG BLUEのオフェンスから。RB#21平松選手が自陣23ヤード迄戻して1stダウンの攻撃。QB#2政本選手からWR#84近江選手へのパスは、ランアフターキャッチ(RAC)でファーストダウンを更新すると、続けてWR#81糸川選手へのパスが決まります。RB#21平松選手のダイブでダウンを更新して敵陣に入ると、WR#83天田選手への5ヤードバスを通した後の2ndダウンの攻撃。左からスラントで斜めに入ってきたWR#81糸川選手へクイックパスが通ると、相手ラインバッカー(LB)とすれ違いエンドゾーンまで独走。35ヤードTDレシーブで先制します。トライフォーポイント(TFP)では、キッカーに入ったRB#20石川選手がホルダー役のWR#85鈴木(隆)選手からボールを受け取りエンドゾーンへ走り込みまずは8-0と先制します。

続くSUNSの攻撃では、最前列のディフェンスライン(DL)のDL#31菊池選手、DL#44福岡選手、DL#92草野選手、DL#99島野選手の4人のラッシュがSUNSオフェンスライン(OL)を押し込み、QB#11西山選手のパスを乱して失敗に追い込みパントで攻守交代となります。次のBIG BLUEの攻撃シリーズは、QB#2政本選手とレシーバーの呼吸が合わず、こちらもパントで攻撃権が移動します。SUNS 2回目の攻撃シリーズも、DLの厳しいラッシュにQB#11西山選手の手元が狂うのか、レシーバー陣との呼吸が合わずこのシリーズもダウンを更新する事無くパントで攻撃権がBIG BLUEへ移ります。

3回目のBIG BLUEの攻撃シリーズは、QB#2政本選手のパスとレシーバー陣の阿吽の呼吸が復活。WR#85鈴木(隆)選手へのフラットのパスから、リードブロッカーが巧みに走路を開けると一気に18ヤードRACで進みます。続くプレーでは、パスポケットから出たQB#2政本選手から、フィールド奥でフリーになったWR#81糸川選手へ27ヤードのパスが成功し、一気に敵陣に攻め込みます。ここから、WR#83天田選手へのパスプレーで相手の反則がありゴール前10ヤードで1stダウンを更新します。続く1stダウンのプレーでは、右に走り出たQB#2政本選手が、戻ってきたWR#84近江選手へのパスで5ヤード前進。次のプレーもWR#84近江選手へのパスですが、エンドゾーン右奥コーナーを狙った山なりのパスを、相手ディフェンスバック(DB)越しに背面キャッチをしてTDを奪います。

次のSUNSの攻撃は、この試合初めてダウンを更新しますがパントで交代。続くBIG BLUEの攻撃には、今シーズン加入したQB#10 Viramontes選手が登場。パスとランで前進すると、自らのキーププレーでは相手ディフェンスを跳ね飛ばして走り20ヤードの前進。その直後にRB#4鈴木(恵)選手が上手くオープンに抜けてTDを奪います。1Qを22-0と大差でリードして2QはSUNSの攻撃。ここでQB#11西山選手のパスが復活すると、QB/WR#8伊藤選手へ25ヤードのパスが通りゴール前13ヤードでダウンを更新。BIG BLUEのホールディングの反則でゴール前5ヤードまで進むと、最後はWR#16和田選手へ待望のTDパスが成功します。しかしBIG BLUEもQB#10 Viramontes選手がすかさず反撃。QBキープで敵陣にはいったところで、次のプレーではフィールド奥でフリーになったTE#86戸澤選手へパスが通ると45ヤードのTDとなり再びリードを広げます。

互いにパントを交換した後のSUNSの攻撃。QB#11西山選手から大きくリード気味に投じたパスを、WR#7横山選手が前に飛び込み空中でキャッチするスーパープレーを見せます。これでリズムとモメンタムを取り戻したSUNSは、最後はRB#0木田選手が1ヤードを飛び込みTDを奪います。再び2TD差に詰め寄られたBIG BLUEですが、QB#2 Viramontes選手はパスをWR#81糸川選手に集めて前進。さらに自身もジャージを掴まれながらも前進しゴール前11ヤードでダウンを更新します。最後は再びWR#81糸川選手へパスを続けてTDを奪い、36-14と再び3TD差にリードを広げます。さらに次のSUNSの攻撃では、DB#13舟橋選手がパスをインターセプト。残り1分5秒からBIG BLUEの攻撃が始まります。自陣からの攻撃は、パスを軸に残る3回のタイムアウトで時計を止めながら前進。しかし3rdダウンでのパスが失敗し、残り3秒で時計が止まると、4thダウンのプレーではK#11福岡選手が登場し50ヤードのフィールドゴール(FG)を狙います。キックは真っ直ぐにゴールポストへ向かうと、まん中を通過し、キック成功とともに2Qが終了します。
 

突然の中断、残念な試合終了

前半で5TD/1FGを奪い、BIG BLUEが大きくリードをして3Qが始まります。後半は、早くキャッチアップしたいSUNSの攻撃から始まります。自陣23ヤードからの最初のプレーは、QB#11西山選手が大きく奥に投げ込んだパスを、WR#1岩永選手がキャッチし40ヤードのロングパスが成功します。ディフェンスもDLが前半同様厳しいラッシュでプレッシャーを掛けますが、WR#15南本選手へのパスが成功し、ゴール前17ヤードでダウン更新となります。スクランブルに出たQB#11西山選手を、LB#57寺林選手、DL#31菊池選手がロスタックルで止め、さらにはエンドゾーンを狙ったWR#2城代選手へのパスを、DB#29米田選手、DB#1中谷選手が阻止しますが、最後はWR#1岩永選手へ浮かせた21ヤードTDパスが成功し後半最初のシリーズを締めくくります。

後半最初のBIG BLUEの攻撃は、QB#10 Viramontes選手が続けて登場。TE#88三浦選手へのパスの後、RB#4鈴木(恵)選手が続けてダウン更新の走りを見せフィールド中央付近まで前進します。しかし次の1stダウンのプレーでは、WR#80小鳥居選手へパスが通りますが、RACで走り出したところにDB#13今村選手のヘルメットがボールに当たり弾き出します。これをSUNS LB#4 Wallace選手がリカバリーし、攻撃権がSUNSへ移動してしまいます。敵陣47ヤードからのSUNS 1stダウンの攻撃は、ここに来てQB#11西山選手の強気のリードパスがWR#8伊藤選手へ通ると、次のプレーではWR#16和田選手へ右奥コーナーを狙ったパスでTDを奪います。さらにTFPではWR#2城代選手へのパスが成功し、39-28と一気に点差を縮めてきます。

SUNSのキックオフはタッチバックとなり、自陣25ヤードからBIG BLUEの攻撃。ここでQBはQB#2政本選手が登場。TE#89戸澤選手へのパスはゲイン無しでしたが、次のWR#85鈴木(隆)選手へのパスはRACが伸びて21ヤード前進しダウンを更新します。次のプレーは、QB#2政本選手がオープンに逃げるところを、BIG BLUE OBでもあるSUNS DL#95樫本選手がロスタックルで止めます。

この時点で負傷者が出たため3Q 6:00で時計が止まりますが、さらに雷鳴が聞こえたため安全のために30分間の試合中断に入ります。選手や観客全員がメインスタンド側へ移動し待機する中、それまで晴れていた天候が雨に変わり、さらにその雨足も強くなっていきます。コンディションは悪化しますが、30分経過後試合が再開され、両チームのウォーミングアップの後、BIG BLUEの自陣43ヤードから2ndダウン13ヤードから試合が再開されます。

再開最初のプレーは、QB#2政本選手からWR#84近江選手への32ヤードのパス。DBと競り合いながらもWR#84近江選手がキャッチしてゴール前25ヤードまで一気に前進します。3rdダウン10ヤードとなりますが、QB#2政本選手がスクランブルに出てダウンを更新します。ゴール前15ヤードで1stダウンの攻撃は、ハンドオフを受けたRB#32柴田選手が左オープンに走ると、次の2ndダウンではターゲットが見つからず右にロールアウトしたQB#2政本選手が、RB#32柴田選手へパスを通してダウンを更新。ゴール前5ヤードからの次のプレーでは、そのRB#32柴田選手が右オープンへ走り出たところにパスが通りTDを奪います。TFPキックも成功し、46-28とリードを広げます。

K#11福岡選手のキックオフを、フェアキャッチをして自陣32ヤードからのSUNSの攻撃。QB#11西山選手からWR#16和田選手へパスが成功しますがDB#1中谷選手がタックルをしてボールデッドになった時に、再び雷鳴が発生し試合は中断されます。この試合のルールで、2回目の雷による中断はしないために、この時点で試合中止となりますが試合自体は成立し、46-28でIBM BIG BLUEの勝利で試合終了となりました。
 

この流れを次節に繋げるために

安全の確保が最優先するとはいえ、3Q途中での試合終了はどちらのチームにとってもスッキリしない印象が残るでしょう。SUNSとしては、4TDを上げてQB#11西山選手のパスもレシーバー陣とタイミングが合ってきただけに、ここから反撃開始の出鼻が挫かれた感じでは無いでしょうか。BIG BLUEとしても、この試合オフェンス/ディフェンス共に好調であったので、まだまだプレーを続けたい気持ちは同じだったと思います。

そのBIG BLUEのオフェンスですが、昨シーズン感じたQB#2政本選手がパスを投げにくそうな表情はこの試合では感じる事は無く、レシーバー陣との呼吸も合っていて良い滑り出しだったと思います。特にOL陣がパスプロだけでなく、ランブロックでも十分に機能しており、それがオフェンスの安定感を見せていた最大の理由だと思います。ディフェンスは、DL陣がQBにプレッシャーを十分に掛けてパスプレーの精度を下げたことは良かったと思います。ただ、QB#11西山選手が拘って奥へリード気味に投げるパスに対して、DB陣が相手レシーバーに追いつけない場面も何度かあり、これは次の対戦までの課題になるでしょう。また、ロングゲインを狙うパスプレーを続けたSUNSオフェンスに助けられた一面もある事を忘れてはいけないと思います。

新加入のQB#10 Viramontes選手の活躍は、期待以上だったと思います。ただ、サイドラインからのプレー指示に時間が掛かったり、ラッシュを受けた時等プレーが崩れた時にレシーバーとの呼吸が合わない場面も何度かあり、これはとにかく練習を積み重ねていくしかないでしょう。一方で、自らのランプレーは体格を生かしたパワフルなもので、これは今後も大きな武器になると期待されます。この二人のQBをクラフトHCがどの様に併用して効果的なオフェンスを展開していくのか、次節の試合が大いに期待されます。

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