東北被災地ボランティア (3)

2011/06/09

現地からの活動報告第二弾は、5月29日から現地入りをしたチーム#2です。このチームは、男性陣と女性陣が分かれて活動しました。レポートはオペレーションズの大東さん(女子チーム)と#10瀧川選手(男子チーム)です。
活動日時 : 5月29日~6月1日
メンバー : 男子チーム) #18高木、#10瀧川、#3イアン、#50渡辺、福田(IBM社員)
女子チーム) 大東(オペレーションズ)、関根(BBC OG)、安藤(関根さん友人)
作業場所 : 石巻市新館地区
作業内容 : 29日/台風のため作業中止
    30日/男子チーム・女子チームに分かれて作業

【男子チーム】街に積まれているヘドロ入りの土嚢袋をダンプにひたすら積み込む作業
  • 民家横のヘドロを土嚢袋に入れる
  • 街に積まれているヘドロ入りの土嚢袋をダンプにひたすら積み込む作業
  • 道の側溝にたまったヘドロをかき出し、土嚢袋に詰め込む作業
  • 民家の横の壊れたブロック塀のコンクリートと流れ出た土を大きな袋に詰める作業
【女子チーム】民家屋内外清掃
  • 屋外:庭全体に津波で散らばってしまった玉砂利を拾い土嚢袋に入れる作業
  • 屋内:一階部分押入れ、棚、トイレ、風呂 等の清掃(砂・泥の除去)
    6月1日/道の側溝にたまったヘドロをかき出し、土嚢袋に詰め込む作業
コメント : 3ヶ月たった今も石巻の街は言葉を失ってしまうような状況でした。
家の清掃を担当しましたが、家主さんは60歳くらいの男性で、今は仙台の親戚宅に住まわれているとのこと。「やっと室内が乾燥して作業できるようになった。」水位の跡が生々しく壁に残っていました。

作業では天井や壁、家具についている砂をはらい、その後泥を雑巾でこすりながらふき取っていきます。ようやくきれいな床がでてくると、「きれいになった」と家主さんの笑顔を見ることができほっとしました。

私達の活動が少しでも力になれたなら本当に感激です。
(大東美穂)



ボランティア2日目は、トラックへの土嚢の積み込みと側溝のヘドロのかき出し作業だった。土嚢をトラックに積み込み、トラックが戻ってくるまで側溝の掃 除。このルーティンワークで1日が過ぎた。午後最後の作業で、住宅街に積まれている壊れたブロック塀や瓦礫の撤去作業をおこなった。その日、一日中重労働 をしていた私達には、この作業は正直しんどかった。

残りの瓦礫は、明日に回そうかと、そんな空気になった時。我々が作業を開始してからずっと近くで見ていた一人の女性がいた。恐らく、自分の家を見に来てい たのだろう。その女性は、家に入るわけでもなく、何をするでもなく、ただ自分の家と我々の作業を見つめていた。そして、その女性は我々に元気な笑顔で近づ いてきた。

「どこから来たの?本当にありがとう」特産品の笹かまぼこを両手に差し出してくれた。
「これだけしかないけど、これ食べて頑張って」と。

女性はある家の方向を指差した。
「地元の人じゃないのに、こんなこと普通できないよね。」
「あれ、私の家なの、もう入れないの、悔しくて」
と言って急に泣きだしてしまった。そして何度も「ありがとう、食べて、食べて。」と、、、
我々は言葉を失った。何て声を掛けていいのか分からなかったから。

そして、我々は無心になって女性の笹かまぼこを食べた。何個も何個も食べた。
食べていないと溜まった涙がこぼれてしまいそうになるから。

それから、女性に感謝の意を告げ、一心不乱に瓦礫を撤去した。5トン分の瓦礫を1時間弱で撤去した。

途中折れそうになった心は、その女性によって救われた。深い傷をおわれているのは女性のほうなのに。。。
我々第二陣メンバーは、何とも言えぬ達成感と寂しさの中、宿泊施設へ戻っていった。

この先、笹かまを食べる事がある際は、きっとあの女性と石巻の街を思い出すだろう。
そして、あの時食べた笹かまの味は一生忘れない。世界一の笹かま。
(#10瀧川周平)
   
(チーム#3に続く...)

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