東日本交流戦 東京ガスクリエイターズ戦の見所
2012/06/06
パールボウルブロック予選で、惜しくもノジマ相模原との競り合いに敗れ、Cブロック2位で終了したBigBlue。春のシーズン最後の公式戦として、Dブロック2位の東京ガスクリエイターズとの東日本交流戦が、この日曜日に開催されます。
Dブロックでは、富士通フロンティアーズ、明治安田パイレーツ、東京ガスクリエイターズの3チームがリーグ戦を展開。地力で優る富士通が、東京ガスには55-10で、明治安田には55-0と圧勝し優勝しました。残る一試合、明治安田 vs 東京ガスの試合は、前年リーグ戦上位の明治安田が試合をさせてもらえず、31-0で東京ガスが完勝しブロック2位を確定させました。東京ガスとは昨年のリーグ戦でも対戦し、38-7でBigBlueが勝利していますが、まだ春のシーズンながら上り調子のチームだけに油断できない試合になりそうです。
Dブロックでは、富士通フロンティアーズ、明治安田パイレーツ、東京ガスクリエイターズの3チームがリーグ戦を展開。地力で優る富士通が、東京ガスには55-10で、明治安田には55-0と圧勝し優勝しました。残る一試合、明治安田 vs 東京ガスの試合は、前年リーグ戦上位の明治安田が試合をさせてもらえず、31-0で東京ガスが完勝しブロック2位を確定させました。東京ガスとは昨年のリーグ戦でも対戦し、38-7でBigBlueが勝利していますが、まだ春のシーズンながら上り調子のチームだけに油断できない試合になりそうです。
オフェンスの見所
春のシーズン最後の試合であり、また交流戦という位置づけでもあるため、この試合では今シーズンのルーキーや、これまでの二試合で出場機会が少なかった選手達が積極的に投入されることが予想されます。そのルーキーの中でも、ここまでの二試合どちらも100ヤード以上、合わせて300ヤード近い走りを見せたルーキーRB#10末吉選手(早稲田大卒)が、この試合でもオフェンスの中心になることは間違いありません。ただ、この試合では、#25藤井選手といった若手や、#24中野選手、#30工藤選手といったベテランの出場機会が多く設定されるかもしれません。
春の二試合を観て感じることの一つが、パッシングオフェンスがやや物足りなかったことです。QB#14多川選手が二試合ともすべてプレーコールをし、力を付けてきたことをうかがわせる反面、ブルザイズ戦では、24回投げ14回成功で182ヤード獲得、ノジマ相模原戦では32回投げ13回成功で145ヤード獲得と、ランプレーでの獲得ヤードと比較して、パスの成功率が低いことと、それにより獲得距離もやや不満の残る結果でした。ベテランWR#17小川選手、#18高木選手、#89円谷選手に加えて、昨年ルーキーながら活躍した#88瀧選手等、ターゲットとしては申し分ない陣容ながら、今ひとつパスの精度不足をどちらの試合でも感じました。レシーバーユニットにはルーキーの加入も多く、この試合にはさらに多数のパスターゲットが登場します。春の短い時間の間にどれだけQBとレシーバでの意思疎通と連携が確立されたかが、この試合で試されると言っても良いでしょう。
この試合ではパス中心のオフェンスが展開されると予想されますが、出場するターゲットが多いだけに、少ないチャンスを確実にものにしてアピールすることが必要です。その為、これまでの試合とはまた異なった緊張感を感じる内容になるでしょう。特にルーキー選手にとっては、ここでの活躍が秋に繋がる重要な試合です。すでに試合で記録を残している、WR#83松尾選手(筑波大卒)、TE#98 Stanton選手( St. John's Univ.)を筆頭に、TE#31山下選手(早稲田大卒)、#84高原選手(関西大卒)、#93梶川選手(早稲田大卒)などの出場が予想されます。
春の二試合を観て感じることの一つが、パッシングオフェンスがやや物足りなかったことです。QB#14多川選手が二試合ともすべてプレーコールをし、力を付けてきたことをうかがわせる反面、ブルザイズ戦では、24回投げ14回成功で182ヤード獲得、ノジマ相模原戦では32回投げ13回成功で145ヤード獲得と、ランプレーでの獲得ヤードと比較して、パスの成功率が低いことと、それにより獲得距離もやや不満の残る結果でした。ベテランWR#17小川選手、#18高木選手、#89円谷選手に加えて、昨年ルーキーながら活躍した#88瀧選手等、ターゲットとしては申し分ない陣容ながら、今ひとつパスの精度不足をどちらの試合でも感じました。レシーバーユニットにはルーキーの加入も多く、この試合にはさらに多数のパスターゲットが登場します。春の短い時間の間にどれだけQBとレシーバでの意思疎通と連携が確立されたかが、この試合で試されると言っても良いでしょう。
この試合ではパス中心のオフェンスが展開されると予想されますが、出場するターゲットが多いだけに、少ないチャンスを確実にものにしてアピールすることが必要です。その為、これまでの試合とはまた異なった緊張感を感じる内容になるでしょう。特にルーキー選手にとっては、ここでの活躍が秋に繋がる重要な試合です。すでに試合で記録を残している、WR#83松尾選手(筑波大卒)、TE#98 Stanton選手( St. John's Univ.)を筆頭に、TE#31山下選手(早稲田大卒)、#84高原選手(関西大卒)、#93梶川選手(早稲田大卒)などの出場が予想されます。
さらにオフェンスラインにも、OL#51大旗選手(関西大卒)、OL#52青木選手(慶應義塾大卒)と有望選手が加入し、すでに春の試合でも活躍を見せています。今シーズン、どのポジションにも多くのルーキーが加入したオフェンスチームは、秋に向けて新しい可能性を発掘する試合とも言えます。
ディフェンスの見所
春の二試合では、1Q/2Qの活躍に比べて、3Q/4Qと後半に息切れが感じられたディフェンスチーム。体力的な事だけで無く、気持ちや集中力といった精神的な強さが、秋のリーグ戦勝利の必要条件です。昨年から一部メンバーのポジションチェンジはあったものの、陣容的にほぼ同じであるDLとLB陣に対して、ルーキーが多く加入したDB陣の活躍が、この試合でも大きな見所の一つです。
ルーキーながらも、DB#20面條選手(早稲田大卒)、#23 Miller選手(San Jose St. Univ.)、#28島選手(筑波大卒)、#35西岡選手(関西学院大卒)達はすでに試合に出場し、インターセプト、ターンオーバー、QBサックと、ベテランメンバーを脅かす活躍を見せています。ただ、まだチームシステムの浸透が足りない部分もあるのか、前回のノジマ相模原戦ではロングゲインを許す場面も多く見られた点は、この試合で解決しなければならない課題の一つです。もともと「システムのスポーツ」であるフットボールではありますが、BigBlueのシステムではさらに高いレベルの理解力と実行力が要求されます。DBの中でのコンビネーションは言うまでも無く、さらにDL、LB、DBという三つのレイヤー(層)が相互に連携して機能し、「厚く」「広く」ディフェンスを実現しなければなりません。すでに、昨年からの資産を蓄積しているDL/LBに対して、今回新しい血が多く入ったDBユニットにとっては、それも重要な課題です。
各チームのオフェンス力が磨かれ、フィールドを広く使うプレーが増えるなか、どうしても一人当たりの守備範囲は広がっていきます。その為、左右の守備範囲は広がっても、奥行きをカバーする力はどうしても減っていきます。また、突進してくるボールキャリアーに対して、それを迎え撃つ形のディフェンスは、どうしても不利な条件での対決が要求されます。この不利な条件を覆すためには、1対1のマッチアップを、1対2、1対3と、1対多のマッチアップに速やかに持ち込む事しかありません。その為には、自分を中心とした動きだけで無く、自分の周りの選手を中心としたときに、どのように効率的に自分が動くべきか常に考えて行動することが必要です。それは、経験豊かなベテランが揃えば可能と言うわけでは無く、そのシステムを構成する個々の選手が、まずは自分で考えて、常に先を読み、半歩早く行動を開始することで初めて実現するものです。ルーキーの力、中堅メンバーの勢い、ベテランの経験、それぞれの特徴が上手くミックスされて、秋に向けて一つ成長したBigBlueのディフェンスシステムの雛形を、この試合で見つけて欲しいと思います。
ルーキーながらも、DB#20面條選手(早稲田大卒)、#23 Miller選手(San Jose St. Univ.)、#28島選手(筑波大卒)、#35西岡選手(関西学院大卒)達はすでに試合に出場し、インターセプト、ターンオーバー、QBサックと、ベテランメンバーを脅かす活躍を見せています。ただ、まだチームシステムの浸透が足りない部分もあるのか、前回のノジマ相模原戦ではロングゲインを許す場面も多く見られた点は、この試合で解決しなければならない課題の一つです。もともと「システムのスポーツ」であるフットボールではありますが、BigBlueのシステムではさらに高いレベルの理解力と実行力が要求されます。DBの中でのコンビネーションは言うまでも無く、さらにDL、LB、DBという三つのレイヤー(層)が相互に連携して機能し、「厚く」「広く」ディフェンスを実現しなければなりません。すでに、昨年からの資産を蓄積しているDL/LBに対して、今回新しい血が多く入ったDBユニットにとっては、それも重要な課題です。
各チームのオフェンス力が磨かれ、フィールドを広く使うプレーが増えるなか、どうしても一人当たりの守備範囲は広がっていきます。その為、左右の守備範囲は広がっても、奥行きをカバーする力はどうしても減っていきます。また、突進してくるボールキャリアーに対して、それを迎え撃つ形のディフェンスは、どうしても不利な条件での対決が要求されます。この不利な条件を覆すためには、1対1のマッチアップを、1対2、1対3と、1対多のマッチアップに速やかに持ち込む事しかありません。その為には、自分を中心とした動きだけで無く、自分の周りの選手を中心としたときに、どのように効率的に自分が動くべきか常に考えて行動することが必要です。それは、経験豊かなベテランが揃えば可能と言うわけでは無く、そのシステムを構成する個々の選手が、まずは自分で考えて、常に先を読み、半歩早く行動を開始することで初めて実現するものです。ルーキーの力、中堅メンバーの勢い、ベテランの経験、それぞれの特徴が上手くミックスされて、秋に向けて一つ成長したBigBlueのディフェンスシステムの雛形を、この試合で見つけて欲しいと思います。
試合の見所
対戦する東京ガスは、富士通戦こそ大差で敗れたとは言え、強力なディフェンスのチームから1TD/1FGを奪う健闘を見せました。また、記憶する限りではこれまでリーグ戦での勝ち星が無かった明治安田に対して、31-0と完封勝ちを納めて、この試合に臨んできます。チームとして勢いを感じるだけに、油断をして臨めば試合の展開は分かりません。また、前回の試合から二週間を経てこの試合に臨むBigBlueに対して、東京ガスは前の試合から一月近く準備時間が有りました。その為、十分に準備をして、この試合に臨んできます。
秋のリーグ戦でも対戦が予定されているだけに、この試合は単なる交流戦以上の意味が両方のチームにとってはあります。秋に向けて、大きな可能性を感じさせる試合を、是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
秋のリーグ戦でも対戦が予定されているだけに、この試合は単なる交流戦以上の意味が両方のチームにとってはあります。秋に向けて、大きな可能性を感じさせる試合を、是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
« 2012年6月の壁紙を「ファンクラブ」に追加しました | あるOBの呟き- 東日本交流戦 vs. 東京ガス クリエイターズ »
- 2024年12月(2)
- 2024年11月(6)
- 2024年10月(6)
- 2024年9月(5)
- 2024年8月(2)
- 2024年7月(4)
- 2024年6月(1)
- 2024年5月(5)
- 2024年4月(4)
- 2024年3月(2)
- 2024年2月(4)
- 2024年1月(2)
- 2023年12月(5)
- 2023年11月(7)
- 2023年10月(10)
- 2023年9月(9)
- 2023年8月(3)
- 2023年7月(4)
- 2023年6月(2)
- 2023年5月(5)
- 2023年4月(4)
- 2023年3月(2)
- 2023年2月(4)
- 2023年1月(3)
- 2022年12月(2)
- 2022年11月(7)
- 2022年10月(6)
- 2022年9月(7)
- 2022年8月(3)
- 2022年7月(5)
- 2022年6月(4)
- 2022年5月(6)
- 2022年4月(3)
- 2022年3月(2)
- 2022年2月(1)
- 2022年1月(1)
- 2021年12月(5)
- 2021年11月(8)
- 2021年10月(6)
- 2021年9月(6)
- 2021年8月(4)
- 2021年7月(2)
- 2021年6月(1)
- 2021年5月(1)
- 2021年4月(7)
- 2021年3月(3)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(3)
- 2020年11月(7)
- 2020年10月(9)
- 2020年9月(2)
- 2020年8月(7)
- 2020年7月(6)
- 2020年6月(3)
- 2020年5月(3)
- 2020年4月(4)
- 2020年3月(7)
- 2020年2月(4)
- 2020年1月(1)
- 2019年12月(2)
- 2019年11月(4)
- 2019年10月(5)
- 2019年9月(7)
- 2019年8月(2)
- 2019年7月(2)
- 2019年6月(9)
- 2019年5月(4)
- 2019年4月(3)
- 2019年3月(3)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(1)
- 2018年12月(3)
- 2018年11月(5)
- 2018年10月(5)
- 2018年9月(7)
- 2018年8月(6)
- 2018年7月(2)
- 2018年6月(9)
- 2018年5月(3)
- 2018年4月(4)
- 2018年3月(4)
- 2018年2月(3)
- 2018年1月(2)
- 2017年12月(7)
- 2017年11月(10)
- 2017年10月(13)
- 2017年9月(12)
- 2017年8月(10)
- 2017年7月(3)
- 2017年6月(16)
- 2017年5月(12)
- 2017年4月(12)
- 2017年3月(8)
- 2017年2月(4)
- 2017年1月(4)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(7)
- 2016年10月(8)
- 2016年9月(7)
- 2016年8月(4)
- 2016年7月(4)
- 2016年6月(5)
- 2016年5月(12)
- 2016年4月(10)
- 2016年3月(4)
- 2016年2月(5)
- 2016年1月(3)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(6)
- 2015年10月(7)
- 2015年9月(8)
- 2015年8月(4)
- 2015年7月(8)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(4)
- 2015年4月(8)
- 2015年3月(2)
- 2015年2月(4)
- 2015年1月(5)
- 2014年12月(13)
- 2014年11月(9)
- 2014年10月(6)
- 2014年9月(8)
- 2014年8月(6)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(5)
- 2014年5月(7)
- 2014年4月(4)
- 2014年3月(6)
- 2014年2月(2)
- 2014年1月(3)
- 2013年12月(5)
- 2013年11月(8)
- 2013年10月(10)
- 2013年9月(7)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(3)
- 2013年6月(4)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(6)
- 2013年3月(4)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(6)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(11)
- 2012年9月(8)
- 2012年8月(10)
- 2012年7月(4)
- 2012年6月(4)
- 2012年5月(10)
- 2012年4月(4)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(3)
- 2012年1月(5)
- 2011年12月(3)
- 2011年11月(9)
- 2011年10月(11)
- 2011年9月(12)
- 2011年8月(4)
- 2011年7月(4)
- 2011年6月(11)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(2)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(7)
- 2011年1月(3)
- 2010年12月(4)
- 2010年11月(6)
- 2010年10月(6)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(3)
- 2010年7月(1)
- 2010年6月(3)
- 2010年5月(3)
- 2010年4月(4)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2009年12月(2)
- 2009年11月(5)
- 2009年10月(7)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(2)
- 2009年7月(3)
- 2009年6月(3)
- 2009年5月(3)
- 2009年4月(4)
- 2009年3月(4)
- 2009年2月(3)
- 2008年11月(1)
- 2008年10月(2)
- 2008年9月(2)
- 2008年6月(1)
- 2008年5月(1)
- 2008年4月(1)
- 2007年11月(1)
- 2007年10月(2)
- 2007年9月(2)
- 2007年5月(2)
- 2006年11月(1)
- 2006年10月(3)
- 2006年9月(1)
- 2006年5月(2)
- 2006年1月(1)
- 2005年11月(1)
- 2005年10月(2)
- 2005年9月(2)
- 2005年5月(1)
- 2005年4月(1)
- 2005年1月(1)