あるOBの呟き- 1stステージ第二節: vs. ノジマ相模原ライズ

2013/09/15

シーズンスタートの第一節の試合を完封勝利で飾ったBigBlue。しかし、続く第二節は強豪のノジマ相模原ライズとの対戦になります。この試合、上位チームとの対戦というだけでなく、ノジマ相模原のホームゲームとして地元相模原市の麻溝公園競技場での開催となり、文字通りノジマ相模原のホームゲームになります。さらに、この麻溝公園競技場は天然芝の競技場なため、殆どの試合が人工芝で開催される最近のスタジアムに慣れている選手にとっても、感触が変わってくることが予想されます。そう言う微妙な違いがどれくらい試合に影響するのか気になるところです。
 
ノジマ相模原は2011年にXリーグに昇格。前身チームであるオンワードオークスの選手の多くを継承し、その実力も以前と変わらず、昇格初年でいきなりファイルステージまで進む活躍を見せました。リーグ2年目となる昨年は、セカンドステージ初戦ではではBigBlueに48-17と大敗したものの、ブロック決勝戦となったパナソニックとの対戦では28-27と僅差での勝利を勝ち取り、2年続けてファイナルステージ進出を果たした強豪チームです。これまでの対戦成績を見る限りでは、ほぼ五分と言って良い相手ですが、この試合地の利がある分相手が有利かと思われます。いずれにしても、どんな状況でも上位チームを破って勝ち上がらなければいけない立場のBigBlueにとっては、兎に角オフェンスもディフェンスもチームとしても攻めて勝利を勝ち取らないといけない試合であることは間違い有りません。
 
 

ほぼパーフェクトなディフェンス
 

午前中にかなりの雨が降り、芝もたっぷりと水分を含み、さらに回復した天候で湿度が上昇し息苦しささえ感じる条件の中、ノジマ相模原のキックオフで試合は始まります。
 
1Qは、この蒸し暑い天候の中、両チームともにリズムが掴めずに苦しむオフェンスが続きます。ダウンを更新する場面もありますが、どちらのチームもパントで攻撃権を交換するシリーズが続き、1Qも終盤3分45秒からのノジマ相模原のオフェンスシリーズ。ここまでBigBlueディフェンスが相手の攻撃を良く抑えていたものの、やや疲れが出たのかノジマ相模原RB#25東松選手のランでダウン更新を許してしまいます。さらにQB#5木下選手のパスが通りだし、さらにダウンを更新してボールはBigBlue陣内に入ります。もう一度、RB#25東松選手のランでダウンを更新しエンドゾーンまで34ヤード地点からファーストダウンのプレー。ここからノジマ相模原はパスでTDを狙ってきますが、ディフェンスの厳しいチェックもあり続けて失敗。1Qも残り数秒となったサードダウンのプレー。ポストパターンを狙いQB#5木下選手が投じたパスは、ターゲットのWR#81井上選手に向かいます。しかし、DB#36ミラー選手が一瞬早く前に入るとこのパスをインターセプト。1Qの最後をビッグプレーで締めくくりました。
 
ターンオーバーで攻守が変わると共に、試合も2Qに入りフィールドポジションも入れ替わります。自陣17ヤードからのシリーズは、最初にSB#39中濱選手へのパスはゲイン無しでしたが、RB#10末吉選手の11ヤードランでダウンを更新。さらに続くプレーでは、RB#24中野選手が19ヤードを走り自陣47ヤードでファーストダウンを獲得します。リズムを掴んだBigBlueオフェンス、ファーストダウンのプレーはQB#3クラフト選手がRB#10末吉選手へプレーアクションパスのハンドオフフェイクを一つ入れると、直ぐにTE#40スタントン選手へパスを通します。パスをキャッチし一旦フィールド中央に走り込んできたTE#40スタントン選手は、そこから逆にオープンサイドにカットをしてDBを振り切ると、そのままオープンサイドを駆け上がり53ヤードのTDレシーブになります。K#8小田倉選手のTFPキックも成功し、7-0としてここまで続いていた試合の均衡を破ります。
 
BigBlueが先制したものの、まだ2Qは始まったばかり。続くノジマ相模原の攻撃では、ファーストプレーでQB#10小島選手の22ヤード独走をDB#22中山選手が辛くもタックル。一気に自陣に進まれてしまいます。しかし直ぐに態勢を立て直したBigBlueディフェンスは、LB#42吉津選手がロスタックルで相手を押し戻すと、セカンドダウンではLB#7岸本選手がRB#25東松選手の前進を1ヤードタックル。さらにサードダウンからのパスを失敗に追い込み、得点直後の相手の反撃をパントに押さえます。
 
試合は再び膠着状態に入ります。BigBlueのオフェンスは、ショート・ミドルのパスは通るものの、ランプレーはランナーが走るホールが潰されてゲインが出来ず、ダウンの更新がままなりません。かたやノジマ相模原も、QB#10小島選手、QB#5木下選手とシリーズ毎に投入して流れを変えようとしますが、こちらもBigBlueのディフェンス陣が相手のランプレーを確実に止め、パスに対しての対応しているため得点に繋がりません。結局どちらのチームもディフェンスが相手の攻撃をほぼ防ぎきり、インターセプトからのワンチャンスをTDに繋げたBigBlueが7-0とリードして前半は終了します。
 

モメンタムを確立出来ずに接戦を落とす
 

3QはK#8小田倉選手のキックで再開します。後半最初のノジマ相模原の攻撃は、QB#5木下選手がパス。しかしパスコースに入ったDB#20矢部選手がこのパスをインターセプト。膠着状態だった前半の流れを一気に変えるビッグプレーから、BigBlueのオフェンスが始まります。
 
このチャンスを得点に結びつけて試合のモメンタムを確立したいBigBlue。しかしこのシリーズはファーストプレーのロスタックルが響きパントで終わります。逆にノジマ相模原は、最初のインターセプトのショックは無く、実質的に後半最初の攻撃シリーズとなる2回目のシリーズは、パス・ランと確実に距離を獲得し前進。ゴール前10ヤードでファーストダウンを獲得します。ファーストダウンのランは、DL#98滝川選手がLOS上でタックルし距離ゼロ。続くセカンドダウンではQB#5木下選手のキープを、DB#23保宗選手とLB#42吉津選手がダブルでタックルしなんとかTDを防ぎます。さらにサードダウンのパスも失敗に追い込み、このシリーズはFGの3点に押さえます。
 
7-3と試合はリードしているものの、ここから試合の流れはノジマ相模原へと傾いていきます。次のBigBlueオフェンスシリーズ。WR#83松尾選手へファーストダウンを獲得するパスが続けて成功し、敵陣に入ります。再びQB#3クラフト選手からWR#83松尾選手へパスは通ったものの、その後に激しいタックルを受けてファンブル。これをノジマ相模原がリカバーして、折角のチャンスを失います。ノジマ相模原はこのチャンスを確実に得点に結びつけて、最後はRB#2宮幸選手が3ヤードを飛び込み、とうとう7-10と逆転を許してしまいます。
 
しかしBigBlueオフェンスもリズムを掴みつつあり、自陣35ヤードからの攻撃では、RB#10末吉選手が12ヤードを走りダウンを更新すると、WR#17小川選手、WR#83松尾選手にパスが成功してゴール前7ヤードへ。ここからTE#40スタント選手へこの日2本目の7ヤードTDパスが成功し、14-10と逆転をします。さらに続くキックオフでは、相手の反則もありボールはゴール前9ヤードからノジマ相模原の攻撃になり4Qに入ります。
 
エンドゾーンを背にして、さらにサードダウン11ヤードの場面。しかし、ここでQBスクランブルを許してしまい22ヤードと大きく前進。これでリズムを掴んだノジマ相模原は、確実にボールを進めてBigBlue陣内36ヤードに入ると、再びパスからのQBスクランブルで36ヤードの独走を許し14-17と再逆転を許してしまいます。
 
まだ十分に時間も残っており焦る必要は無いのですが、BigBlueオフェンスのリズムが狂い初め、反則から得点のチャンスを失います。逆にノジマ相模原はランプレーが確実にヤードを獲得してモメンタムを掴むと、最後は8ヤードのTDパスが成功し、点差を14-24と1TD差以上に広げられてしまいます。
 
4Q残り5分34秒からのBigBlueオフェンスシリーズ。WR#83松尾選手への28ヤードパスで敵陣に入ると、ここからRB#10末吉選手にボールを続けて託し、ダウンを更新しつつ前進。最後もRB#10末吉選手が、ゴール前8ヤードを一気に走り込み、21-24と追撃を開始します。
 
K#8小田倉選手のオンサイドキックはノジマ相模原がカバーしてノジマ相模原の攻撃。4Qはまだ4分近く残っているため、フォースダウンパントで攻撃権を奪い返せれば、逆転勝利の可能性はまだ残っています。ランプレーで時間を消費しながらボールを進めるノジマ相模原に対して、BigBlueディフェンスも果敢にタックルしますが、サードダウンコンバージョンを許してしまいノジマ相模原はダウンを更新。ここからタイムアウトを取り時計を止めつつ最後のチャンスに掛けますが、ノジマ相模原はそのままボールを確保して時間を消費。21-24で試合終了となりました。
 

3点差の敗退で、まだチャンスあり
 

前半のディフェンスはほぼ満点の出来で相手の攻撃を止めていただけに、後半になって守備が崩れてきて失点を許してしまったことが悔やまれます。その分、相手のオフェンスもこちらの守備を研究してきたと言うことだと思いますが、折角掴んでいた前半のモメンタムを最後まで掴み続けられなかったことが、まだまだチームとして埋めなければならない伸び代なのかもしれません。またオフェンスにしても、メインターゲットのWR#17小川選手、TE#40スタントン選手には厳しいマークが付いていており、その分WR#83松尾選手が活躍したような、もう少しターゲットにバリエーションがあれば結果も違ってきたような気もします。オフェンスとして、もう少し迫力のようなものがあればというのが率直な印象です。
 
残念ながら試合には敗れたものの、ノジマ相模原が最後のシリーズで無理にTDやFGでの追加点を狙わなかったため3点差で試合が終了したことは、今後の試合結果次第で得失点差争いになった場合にはBigBlueに取って有利と言って良いでしょう。「ファーストステージを勝ち抜く」という当初の目標は何も変わりません。次のオービック戦に、目標通り最高の準備をして、最高の試合をして、最高の結果を出せば良いだけです。今は次に向けて、Go BigBlue!

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