あるOBの呟き- 第一節 vs 明治安田パイレーツ戦
2014/08/31

いよいよ2014年のシーズンが始まります。第一節の対戦相手は、昨年と同じく明治安田パイレーツ(以下、明治安田)。ただし試合会場は昨年の東京ドームから、BigBlueにとって初めての東北遠征となる仙台市陸上競技場での対戦となります。前日から全国的に天候が悪く、試合当日の朝も激しい雨に見舞われ試合コンディションが心配されましたが、お昼前には雲の切れ目も見え始め、キックオフが近づくと逆に涼しい風が吹くようになり天候としてはベストに近い条件になりました。ただし、たっぷりと水を含んだ天然芝のグランドは選手のプレーに影響しそうな印象です。
二年続けての初戦での対戦となる明治安田。これまで4回対戦しBigBlueが4勝0敗と大きく勝ち越している相手です。昨年の明治安田は初戦のBigBlueに0-34と破れると、その後勝ち星に恵まれず、最終第五節で警視庁に3-0と僅差で初白星を得るという厳しいシーズンを送りました。以前は常に上位進出を狙う中堅以上の実力のあるチームでしたが、ここ数年は接戦を演じるものの僅差で試合を落とし厳しいシーズンが続いています。オフェンススタイルは、パスに比重が置かれており、得点力はあるチームです。昨年の試合でも、ランプレーは押さえたもののパスプレーでは100ヤード以上を許しており、この試合でも相手のパスをどう防ぐかが課題の一つになると思われます。
二年続けての初戦での対戦となる明治安田。これまで4回対戦しBigBlueが4勝0敗と大きく勝ち越している相手です。昨年の明治安田は初戦のBigBlueに0-34と破れると、その後勝ち星に恵まれず、最終第五節で警視庁に3-0と僅差で初白星を得るという厳しいシーズンを送りました。以前は常に上位進出を狙う中堅以上の実力のあるチームでしたが、ここ数年は接戦を演じるものの僅差で試合を落とし厳しいシーズンが続いています。オフェンススタイルは、パスに比重が置かれており、得点力はあるチームです。昨年の試合でも、ランプレーは押さえたもののパスプレーでは100ヤード以上を許しており、この試合でも相手のパスをどう防ぐかが課題の一つになると思われます。
安心出来るオフェンス・ディフェンス

BigBlue K#8小田倉選手のキックオフで試合が始まります。明治安田最初のオフェンスは、BigBlueディフェンスの厳しいラッシュにボールが進まず4thダウンパント。直ぐにBigBlueのオフェンスシリーズが始まります。1stダウンでRB#10末吉選手が4ヤード前進するものの、2ndダウンではQB#3クラフト選手がQBサックを受けて大きく後退させられます。直ぐに3rdダウンでは逆に#3クラフト選手がスクランブルをし、ダウンを更新しますが、続くパスプレーは連続して失敗。相手の反則でファーストダウンを獲得するもののちぐはぐな印象を受けます。それでも#10末吉選手のランでゴール前に迫ると、WR#83松尾選手への4ヤードTDパスで先制点を上げます。しかし、TFPでは#8小田倉選手のキックがブロックされ、不安を残してのシリーズとなりました。
やや懸念の残る最初のオフェンスでしたが、続く明治安田のオフェンスはルーキーDB#45渡辺選手の活躍もあり4thダウンパント。直ぐにBigBlueのオフェンスが続きます。ところが2ndダウンで#3クラフト選手が投じたパスを明治安田#7名倉選手がインターセプト。ゴール前31ヤードから攻撃権を得ます。失点を覚悟したこの場面、しかし明治安田はここでエクスチェンジミスを連発して自ら前進のチャンスを潰してしまいます。4thダウンではギャンブルを選択しますが、パスは失敗。相手の自滅に助けられて窮地を脱します。
やや懸念の残る最初のオフェンスでしたが、続く明治安田のオフェンスはルーキーDB#45渡辺選手の活躍もあり4thダウンパント。直ぐにBigBlueのオフェンスが続きます。ところが2ndダウンで#3クラフト選手が投じたパスを明治安田#7名倉選手がインターセプト。ゴール前31ヤードから攻撃権を得ます。失点を覚悟したこの場面、しかし明治安田はここでエクスチェンジミスを連発して自ら前進のチャンスを潰してしまいます。4thダウンではギャンブルを選択しますが、パスは失敗。相手の自滅に助けられて窮地を脱します。

2Q最初のプレー、期待のルーキーRB#21髙木選手へハンドオフされるとデイライトを一気に駆け抜けTDを奪います。今シーズン強化されたBigBlueの重厚DLに手こずる明治安田オフェンス。さらにDB#22中山のブリッツでQBサックを奪い大きく後退。このシリーズも4thダウンパントとなり、未だにファーストダウンを更新することが出来ません。しかしBigBlueオフェンスも明治安田の守備を崩すところまでは行かず、4thダウン残り2ヤードからの#10末吉選手のギャンブルは明治安田の堅守に止められて失敗。得点はリードしているもののオフェンスもリズムを掴みきれません。
2Qも終盤にさしかかりBigBlueのオフェンスシリーズ。TE#84小林選手への15ヤードパスで敵陣に入ると、3rdダウンで#21髙木選手へハンドオフ。OLが大きく開けたスクリメージのホールを抜けると、相手タックルも振りほどき、後は得意のカットバックとスピードで45ヤードを独走。この日自身2本目となるTDを奪います。

2Qも残り46秒から明治安田最後のシリーズ。明治安田QB#4広瀬選手はパスで一気に前進を試みますが、ラッシュする#34ブルックス選手が目の前でパスカット。さらにDL#31藤井選手、DL#2河合選手とBigBlueディフェンスの激しいラッシュにパスが定まらず失敗に。結局明治安田は、前半一度もダウン更新をする事無く、34-0とBigBlueがオフェンス・ディフェンス共に大きくリードして終わります。
小さな隙が失点に繋がる

後半最初の明治安田のオフェンスは、LB#7岸本選手の好タックルにキックオフリターンを阻まれて、自陣16ヤードからの厳しいスタート。BigBlueディフェンスは、DLを信頼して積極的にLB/SSが上がってくるため、明治安田のプレーは早いタイミングで潰され思うように前進出来ず、パントで攻守交代をするのが精一杯の様子です。
後半2回目のオフェンスシリーズ。ここでは#10末吉選手のパワーランで勝負を挑みます。相手ディフェンスを引き釣りながら、7ヤード、9ヤード、11ヤードとダウンを更新しながら前進。ゴール前30ヤード迄進むと、最後は#17小川選手へ大きく浮かせたこの日2本目となる30ヤードTDパスが成功して点差を48-0とさらに広げます。

明治安田のキックオフはオンサイドキックで続けての攻撃権を狙いますが、これは#84小林選手がリカバー。そして続くBigBlueのオフェンスからは、QB#4多川選手が登場します。ルーキーRB#26角選手に続けてボールを託してゴール前16ヤードまで進むと、ここからパスでTDを狙いますがタイミングが合いません。3rdダウン10ヤードから、#4多川選手自らがボールを持って中央を突破。相手のタックルを払いのけてエンドゾーンに飛び込みます。
試合は4Qへ。お互いにパントで攻守を交換した後のBigBlueのオフェンス。ルーキーWR#18上廣選手への33ヤードパスが成功し一気にゴール前12ヤードまで前進します。#11原選手へのパスでゴール前5ヤードまで進むものの、3rdダウンでのパスに失敗。結局#8小田倉選手が22ヤードのFGを成功させ、58-6と点差を広げます。

4Qも残り3分17秒からの明治安田の攻撃。QBが#16佐藤選手に再び変わると、この日好調な#11山岸選手に25ヤードのロングパスが成功して敵陣に入ります。さらにベテランWR388二宮選手への24ヤードパスでゴール前に攻め込むと、最後はWR#1若島選手へ13ヤードTDパスが成功します。さにらTFPでは、QBの#16佐藤選手が自ら飛び込み執念で2点を奪い、65-14とスコアを縮めます。
残り1分26秒からのBigBlueオフェンス。残り少ない時間からも貪欲にTDを狙う#4多川選手は、ルーキーWR#28岸選手へ17ヤードのパスを通します。相手のホールディングの反則もあり、ゴール前2ヤードでファーストダウンを獲得。しかし今度はBigBlueがフォルススタートの反則で5ヤード罰退。残り時間は9秒。逆にスペースが広がったのが良かったのか、#4多川選手は冷静に右コーナーに走り込む#17小川選手へ7ヤードのTDパスを成功させ、72-14とさらに点差を広げ、初の東北遠征試合は大差の勝利で飾りました。
さらにストイックに準備を

序盤はプレーのもたつきやミスもありましたが、終わってみれば72-14とレギュラーシーズンとしてはチーム最多得点と最多得点差記録を更新する内容になりました。オフェンスは、前半5TD、後半5TD+1FGと、後半失速しない強いプレーが継続できたことが最大の収穫と言えます。さらに総獲得距離が、パス407ヤード、ラン339ヤード、合計746ヤードというほぼ2試合分に匹敵する内容になったことは、今後の試合にも大いに期待が高まります。ただ、パスの成功率が期待よりも低かったことから、OLのパスプロテクション、そしてレシーバーとの連携ミスは次の試合迄に解決すべき最大の反省点でしょう。
ディフェンスも、小さなミスから相手に攻撃のリズムを与えてしまい、2TDを許したことは今後のためにも解決策が必要です。重量級のDLが相手にプレッシャーを与えてはいましたが、一瞬の隙を突かれて得点に繋がったように感じられます。ただ、DLが安定したプレーを提供してくれるため、LBやSSが積極的に前に上がり、それが効果的だった印象もあります。細かなミスはありましたが、全体としては好ましい方向に向かって動き出したように感じられたBigBlueディフェンスでした。ただ3Q残り3分余りからの失点は明らかに失敗な訳で、そういう部分が上位チームとの対戦では命取りになる事を理解して次に向けて更なる準備が必要でしょう。
昨シーズンに続き白星スタートとなったBigBlue。次の試合での勝利も是非期待したいと思います。
Go BigBlue!
ディフェンスも、小さなミスから相手に攻撃のリズムを与えてしまい、2TDを許したことは今後のためにも解決策が必要です。重量級のDLが相手にプレッシャーを与えてはいましたが、一瞬の隙を突かれて得点に繋がったように感じられます。ただ、DLが安定したプレーを提供してくれるため、LBやSSが積極的に前に上がり、それが効果的だった印象もあります。細かなミスはありましたが、全体としては好ましい方向に向かって動き出したように感じられたBigBlueディフェンスでした。ただ3Q残り3分余りからの失点は明らかに失敗な訳で、そういう部分が上位チームとの対戦では命取りになる事を理解して次に向けて更なる準備が必要でしょう。
昨シーズンに続き白星スタートとなったBigBlue。次の試合での勝利も是非期待したいと思います。
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