第三節: ノジマ相模原ライズ戦の見所

2014/09/23

7シーズン振りに開幕二連勝を飾り、いよいよ今週からは上位チームとの連戦が始まります。第三節の対戦相手は、昨年も対戦し21-24で惜敗したノジマ相模原ライズ(以下、ノジマ相模原)。第一節の東京ガスクリエイターズ戦では35-3と、シーズン初戦のためかやや重い立ち上がりとなりましたが、続く第二戦では相模原ギオンスタジアムでのホームゲームでもあったため、84-3とハリケーンズを圧倒。例年以上に強力なオフェンス力を感じさせます。オフェンスをリードするQB#5木下選手は今年も健在で、この2試合でのパス獲得距離こそ347ヤードとBigBlueクラフト選手の半分強ですが、注目すべきは78%というパス成功率です。ここぞという場面では、必ずパスを成功させてくる事が想定され、BigBlueディフェンスとしても厳しい勝負が予想されます。

ノジマ相模原のディフェンスも、ここまでの失点はFGによる3点ずつの合計6失点。BigBlueは既に3TDを献上していることと比べると、ノジマ相模原のディフェンス力はBigBlueよりも一枚上手と言えます。ここまでの2試合の結果を見ると、ランディフェンスでは平均2ヤード前後に押さえている半面、パスディフェンスでは成功率こそ50%に押さえていますが、獲得距離では10ヤードを超える距離を許しています。ここまでパッシングゲームが好調なBigBlueオフェンスにとっては、OL陣がどれだけパスの為の時間を作る事が出来、またレシーバー陣がレシーブ精度を向上させることが出来るかが、試合の行方を決めそうです。

オフェンスの見所

これまでの2試合で獲得した総得点141点は、オービックの186点に次ぎリーグ2位と近年に無く好調なBigBlueオフェンス。内訳を見ても、特にラッシング記録では、RB#10末吉選手がリーグでは唯一200ヤード台の269ヤードを獲得。さらにパッシング記録ではQB#3クラフト選手がやはりリーグで唯一の600ヤードを超える602ヤードを記録しており、今シーズンのBigBlueオフェンスの好調さを証明しています。

パッシングの受け皿となるレシーブ記録を見てみると、まずは今シーズン、チームのリーディングレシーバーして活躍しているWR#81栗原選手の12回捕球/176ヤード獲得が光ります。獲得ヤードは200ヤードには届かないものの、12回捕球は富士通の中村選手とともに今のところリーグトップのターゲットです。昨年も第二節でノジマ相模原と対戦しましたが、その時には栗原選手は春からの怪我のために試合には出場できませんでした。それだけが理由とは言いませんが、続く第三節のオービック戦では栗原選手も出場し、結果的に敗れるものの41-42という接戦を演じることが出来た理由の一つであることは間違いありません。前回のノジマ相模原の試合は21-24と3点差で敗れたわけですが、好調栗原選手の活躍が加わる今回の試合では昨年以上の点の取り合いが期待されます。

昨年の対ノジマ相模原戦の記録をみると、パスではIBM:189ヤード vs ノジマ相模原:141ヤードと上回ったものの、ランではIBM:140ヤード vs ノジマ相模原:270ヤードと、130ヤードも差をつけられており、結果的にこの差が最終点差に繋がったと言えるでしょう。とは言っても、RBユニットの結果が悪かったわけでは無く、この試合では29回/140ヤード走り平均4.8ヤードを獲得しています。末吉選手個人では、16回/87ヤードを獲得しており、平均5.4ヤードはチーム平均を上回っています。ところが今シーズンの末吉選手は、それを倍近く上回る29回/269ヤードで9.3ヤードをこの2試合で記録しています。この2試合の状況を見ると、昨年はもとより春の試合と比較しても、これまで以上にパワフルかつ柔軟性のあるランプレーをしているように感じられます。ノジマ相模原のディフェンスが厳しいことは言うまでもありませんが、昨年以上の活躍が期待出来ることは間違いなさそうです。

また、RBで言えば、今シーズンはルーキー選手の活躍が顕著です。RB#24髙木選手、RB#26角選手、両選手ともに平均で10ヤード近い距離を獲得しており、この試合での活躍が大いに期待されます。昨年と比べて、ランプレーの力が付いてきたことが大きなアドバンテージになるでしょう。とは言ってもBigBlue DL以上に重量級選手を揃えているノジマ相模原DLを崩す事は簡単ではありません。またセカンダリーのLB陣にも、サイズとスピードを兼ね備えた選手が揃っており簡単には前進を許してくれません。RBとしては、スクリメージラインを一旦超えれば、さらに2ヤード、3ヤードを獲得する力はあるだけに、BigBlueのOL陣の活躍が重要になります。もう一つの注意点は、RBに対するタックルがこれまで以上に厳しい事。さらに相手は執拗にファンブルを狙ってくるでしょう。ここまではファンブルゼロで来たBigBlueオフェンスですが、この試合では1回のファンブルが致命傷になる可能性が高くなります。これはレシーバー陣も同様で有り、ランアフターキャッチでは必ずファンブルフォースを狙われます。幸いにも、TE#81小林選手や#40スタントン選手といった体格のある当たり負けしない選手の調子が上がっており、彼らの活躍がこの試合の勝敗を左右する見所と言って良いでしょう。

ここまでの2試合では、オフェンスの立ち上がりがもたついています。直ぐにリズムを取り戻してはいるものの、そういう所は見逃さず攻めてくるのがノジマ相模原ディフェンスです。序盤のオフェンスシリーズをどれだけ効果的に実行出来るかが、この試合で一番重要見所になります。

ディフェンスの見所

注目を集めるDE#34ブルックス選手と、DE#5トゥファーガ選手の活躍は言うまでもありませんが、DL#99紀平選手とDL#31藤井選手が中央に入ると、厚い壁となり相手オフェンスを苦しめてきました。しかし今回対戦するノジマ相模原OL陣は、その厚い壁をさらに厚く重くした重量級選手が揃っており、BigBlue DL陣としても苦しめられそうです。パスを中心にオフェンスを組み立てるノジマ相模原QB木下選手に、どれだけプレッシャーを掛けてそのプレーを崩すかが勝利への一番重要な要素となるだけに、フロントラインの活躍に注目しなくてはなりません。期待したいのは、まずは両DEブルックス選手、トゥファーガ選手の素早い進入とタックル。ただし、走力も十分に備えている木下選手と入れ違いになりロングゲインを許すリスクはあります。そこで両サイドは堅守しつつ、スピードのあるDL/LBでQBにプレッシャーを掛ける事は有効でしょう。特に、これまでの試合で活躍が目立つDL#95天野選手や#93佐久間選手といったルーキーコンピに加えて、ベテラン陣ではDL#92諸星選手、DL#2河合選手、DL#96林選手達の活躍が期待されます。

一方バックフィールドでは、ノジマ相模原のパスオフェンスにどう対応するかと言う難しい問題があります。豊富なレシーバー陣を保有するノジマ相模原の場合、ターゲットを特定せずに何処にでもパスが投げられるため、特にDBとしてはマークしづらいでしょう。ただ、その中でもエースレシーバーの#7井本選手と#81井上選手の二人には注意が必要です。今シーズンDB#1中谷選手の加入でバックフィールドのディフェンスに余裕が生まれてきたBigBlue DB陣ですが、まだまだ改善の余地を残しており、そこから生まれた一瞬のミスから与えてしまったのが、これまでの試合での3TDと言っても良いでしょう。DB陣の半数近くをルーキーが占めるため、プレー習熟度の違いも気になりますが、どの選手を見ても個々の能力では相手レシーバーと互角に渡り合える能力は備えています。厳しい相手とのマッチアップでも負けずに、どれだけ自分の役割を完璧に実行出来るかが勝負の分かれ目になるでしょう。昨年も対戦経験のあるベテラン陣のリードで相手パスを失敗に追い込み、これまでの成功率78%を大きく下げることが出来るかどうかが見所の一つです。

昨年試合を振り返ると、前半は7-0でBigBlueリードで折り返すものの、後半はBigBlue 2TD、ノジマ相模原2TD/1FGと点の取り合いになり、結果的に僅差で敗れる内容でした。特にノジマ相模原の得点は、味方の被インターセプトのピンチを凌いでからのFG、ファンブルフォースからのTD、崩れたパスプレーからのQB独走TD、と相手にチャンスを与えてしまい得点になるという内容でした。また21-24と3点差に追い上げるRB#10末吉選手のTDは、4Qの8分35秒でしたが、ここからディフェンスが踏ん張り再び攻撃権を得ることが出来れば、逆転勝利、悪くてもFGでの同点延長という事も十分あり得る状況でした。しかし残念ながら相手にファーストダウン更新を許し時間を進められてしまい、再び攻撃権を得ることが出来ずに敗れた試合でした。

ノジマ相模原の前身チーム、オンワードスカイラークスに36-34で初勝利した2007年の試合では、4Qに入り33-34と相手に逆転されます。まだ8分が残っており時間を費やしながらエンドゾーンを狙うBigBlueでしたが、ファンブルから時間を4分残して相手に攻撃権が移動します。しかしBigBlueディフェンスは相手の攻撃を4thダウンパントに追い込み、2分23秒を残して最後の攻撃権を奪い返します。結局この後3秒を残してFGを成功させ、36-34というBigBlueにとって歴史的な勝利となりました。勝利の第一要因は相手との点の取り合いに競り負けなかったオフェンスだとは思いますが、それ以上に称えられるべきは最後の最後にきっちりと仕事をして4thダウンパントに相手を追い込み、時間を残して攻撃権を奪い返したディフェンスです。昨年以上に接戦が予想されるこの試合。最後に試合の趨勢を決めるのは、ディフェンスの信頼できるプレーであることは間違いないでしょう。

試合の見所

昨年とは逆に、今回地元八千代市に新設された「八千代総合グラウンド」でのホームゲームとなるこの試合。八千代市で活動するIBM BigBlueとしては、何があっても勝利を勝ち取らなければならない試合であることは間違いありません。しかし、だから取って力の入ったプレーをする必要は無く、これまで準備してきたことをどれだけ忠実にそして確実に実行出来るかが勝利に繋がります。オフェンスに関しては、毎シーズン序盤に見られるスロースタートも無く、順調な仕上がりと言って良いでしょう。唯一懸念されるのは、これまでの2試合で見られた最初のもたつきで、これさえ無ければオフェンスは安心してみていられるでしょう。

試合の鍵はなんと言ってもディフェンスです。これまで以上に強力な攻撃力を持つ相手チームに対して、先ずはつまらないミスは絶対にしないこと。その為には、フィールドの11名が確実に自分の仕事を実行することを最後まで継続することです。総合的に見て、ここまでのBigBlueディフェンスはいつも以上に力強く安定感が感じられます。この試合でもミスから失点する場面はあるかもしれません。ただ、ミスをしたことが問題なのでは無く、それを繰り返さないこと、またミスから得られたことを利用してさらに前へ進む強い意思を持てるかどうかが重要です。これまでに無い「攻撃的なディフェンス」をこの試合で実現出来れば、勝利に大いに近づくことは間違いないでしょう。Go BigBlue!

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