第五節 vs. 富士ゼロックスミネルヴァAFC戦の見所
2010/10/20
前節ブルザイズ東京に40-0で完勝し、3連勝を飾ったBigBlue。早いもので、ファーストステージも最終第五節となります。今回の対戦相手は、富士ゼロックスミネルヴァAFC。初戦でブルザイズ東京に3-7と競り負け、また第三節でもオール三菱を終盤追い上げるものの逆転ならず僅差で敗れてしまった今シーズン。残念ながら、現時点で東地区6位という今シーズンの成績が確定しています。昨シーズン、オール東京ガスからXリーグ昇格後初勝利を上げてシーズンを終了しただけに、この最終戦ではアップセットを狙って想定外のプレーや仕掛けをしてきそうです。
オフェンスの見所
PF | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q |
鹿島 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オール三菱 | 0 | 10 | 10 | 14 |
アサヒビール | 3 | 3 | 14 | 0 |
ブルザイズ | 0 | 23 | 10 | 7 |
小計(平均) | 3(0.8) | 36(9) | 34(8.5) | 21(5.3) |
前回使用したQ 毎の得点経過に、前節の結果を入れてみると、やはり1Qでの得点力の弱さは克服できていません。今回の試合では、最初のプレーから得点を狙いに行く位の貪 欲さが必要でしょう。現在、東地区の中ではQB#15岡村選手が524ヤードを投げて、パッシング部門のトップ。さらにれしービング部門では、WR#17 小川選手が24回捕球(205ヤード)でトップとともに、WR#44天谷選手も15回捕球(173ヤード)で第3位に入っています。ベテラン二人が活躍す るのは勿論、それに刺激されて中堅・若手のレシーバー陣には、この試合ではさらに活躍して欲しいところです。また、4Qでの得点の少なさも気になります。 特に、アサヒビール戦ではこの4Qで3点差を挟んで攻防が続いたわけですから、そういう状況でもFGの3点、TDの7点をもぎ取るしぶとさがないと、セカ ンドステージでは勝ち抜けません。日本語の「首尾良く行く」の通り、「首=1Q」「尾=4Q」をきっちりと決めて終わり、次のステージに望みたい試合で す。
ラッシング記録でも、RB#30工藤選手が209ヤードで第3位、RB#26吉津選手が109ヤードで第8位にランクインしています。対戦チームの富士ゼロックスからは、前川選手が第6位になっていますので、この3選手でのラッシング争いはこの試合の見所の一つでしょう。
ところで、今シーズン二人の「元ライン選手」がTEにコンバートされています。TE#9松浦選手(DL#58)と、TE#80中山選手 (OL#57)です。TE#9松浦選手は、TFPの2点コンバージョンでのパスキャッチは記録していますが、是非この2選手にはこの試合でTDレシーブを 見せて欲しいというのが、この試合での最大の見所(=期待)です。
ディフェンスの見所
PA | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q |
鹿島 | 7 | 14 | 0 | 7 |
オール三菱 | 0 | 0 | 0 | 7 |
アサヒビール | 7 | 10 | 0 | 0 |
ブルザイズ | 0 | 0 | 0 | 0 |
小計(平均) | 14(3.5) | 24(6) | 0(0) | 14(3.5) |
ディフェンスの指標として、Q毎の失点状態を見てみると、かなり健闘していると言えます。ただ、対戦相手のばらつきはあるとは言え、上位チームは多 い場合でもBigBlueの半分程度の失点でここまで来ていることを考えると、やはりさらなる努力が必要と言えます。気になるのは、2Q/4Qと、後半に なっての失点が大きいことです。
その中でも、鹿島戦とアサヒビール戦を比較すると、どちらも同じような失点経過ですが、アサヒビール戦では4Qを無失点に抑えたことが勝利の鍵の一 つ。ここで得点を許してしまうと、この試合の結果はひっくり返ってしまうわけで、ディフェンスチームの最後の踏ん張りは大きかったと言えます。セカンドス テージでは試合時間も15分/Qになりますから、さらに最後の集中力と持久力は重要になります。
また、これまでの試合結果を見ていると、初戦の鹿島戦は例外として、以降の3試合では相手のランでの獲得距離は100ヤード以下に抑え、平均獲得距 離もライオンズ戦での3.0ヤードが最大で、アサヒビール戦では2.1ヤード、ブルザイズ東京戦では1.3ヤードと十分な結果です。一方パスプレーでは、 ライオンズ戦では139ヤードで平均13.9ヤード、アサヒビール戦では224ヤードで平均11.2ヤード、ブルザイズ戦では69ヤードで平均5.8ヤー ドと、やや不本意な内容と言えます。ライオンズ戦ではロングパスが多く通され、アサヒビール・ブルザイズ戦ではショート・ミドルパスが繋がれてダウン更新 に結びついたと記憶しています。次の課題として、どれだけ富士ゼロックスにパスを投げさせず、投げたパスは失敗に追い込む事が出来るか、これからの試合も 見据えて、この試合の注目点の一つでしょう。
試合の見所
富士ゼロックスが、この試合の結果に関わらずすでに順位が確定しているのと同様に、BigBlueにとっても最終順位が確定するためには、この試合 の後に開催されるアサヒビールvs鹿島の結果を待たなければなりません。鹿島が勝利すれば、BigBlueは地区2位、アサヒビールが勝てば3位が確定し ます。自力での最終順位確定は出来ませんが、この試合に勝って勝ち点を8にしてセカンドステージに進むことは重要です。BigBlueが所属する東地区以 外では、全勝チーム同士が直接対決するため、1位=勝ち点10、2位=勝ち点8でセカンドステージに出てくることは確実です。ですから、必ずこの試合で勝 ち点を獲得することが必要です。
2005年シーズンには、今回同様アサヒビールに勝利したものの、最終戦でアサヒビールが鹿島を破ったため地区3位となりFinal-6進出は叶い ませんでした。同じく、2007年シーズンにも、オンワードスカイラークスに勝利したものの、この時もオンワードスカイラークスが最終戦で鹿島に勝利した 他、再び地区3位となりFinal-6進出が出来ませんでした。今回は以前とはシステムが異なりますから、まずはこの試合を満足できる内容で勝利する事が 一番大切なことです。その上で、後の試合で決まる次の目標に向かって、もう一度全力でスタートすることが重要。ファーストステージ最終戦をベストゲームで 締めて欲しいと思います。Go BigBlue!
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