あるOBの呟き- 第四節 vs. ブルザイズ東京

2010/10/10

朝 から小雨まじりのあいにくの天気となったファーストステージ第四節の試合。そんな天気にもかかわらず、試合が開催される川崎球場のスタンドには、多くの BigBlueファンが詰めかけ試合開始を待っています。前節、粘りの試合を見せてアサヒビールに勝利したBigBlueは、その勢いでこのブルザイズ東 京にも勝利し、セカンドステージ上位シリーズ進出に王手を掛けたいところです。

対戦相手のブルザイズ東京は、昨シーズンXリーグに昇格した若いチーム。昨年は全敗でシーズンを終了し、入替戦で勝ち残り今シーズンもXリーグに残 留したブルザイズ東京ですが、今シーズンは初戦の富士ゼロックス戦を7-3と接戦をものしXリーグ初勝利を獲得。その後、アサヒビール、鹿島と上位チーム との対戦が続き、ここまで1勝2敗と負け越していますが、昨年とは違う勢いを感じます。コイントスの結果ブルザイズ東京がレシーブを選択。K#8崔選手の キックオフで試合開始です。

スロースタートな前半

ブ ルザイズ東京最初ののオフェンスシリーズは、2ndダウンで16ヤードのロングゲインを許しBigBlue陣内に進入。しかし、ここからディフェンスが踏 ん張りパントで攻守交代。続くBigBlue最初のオフェンスシリーズでは、QB#15岡村選手がランとパスを交互に組み合わせ2プレー毎にダウンを更新 して前進。敵陣34ヤードでファーストダウンを獲得しますが、ここでリズムが止まってしまいます。続けてパスが失敗したため4thダウンパント。さらに、 このパントの時、パンターのP#11井田選手がスナップキャッチの時にニーダウンしたと判定され、グランド中央の好ポジションで相手に攻撃権を渡してしま います。

2回目のオフェンスシリーズを得たブルザイズ東京は、ショート・ミドルパスが機能しダウンを更新。ゴール前23ヤード4thダウンで3ヤードを残し ます。ここでブルザイズ東京はFGではなくギャンブルを選択。ファーストダウンを狙ってパスを投じるQB#14小林選手に、DL#90小山選手がタックル し、パス失敗に追い込み攻守交代となります。

BigBlueオフェンスは、RB#30工藤選手が20ヤードを走り大きく前進。RB#24中野選手へのフレアーパスも決まり、続けてダウンを更新 しますが、不正なフォーメーションの反則で5ヤード罰退したところで2Qに入ります。しかし、ここからブルザイズ東京も堅守を見せ、結局このシリーズも 4thダウンでパントで終了します。P#11井田のパントはゴール前4ヤードという絶好のパント。ブルザイズ東京は少しでも距離を稼ごうと中央突破を試み ますが、逆にじりじりとゴールラインに押されていきます。ゴール前1ヤードで4thダウンパントとなりますが、スナップが高めに浮いたためパンターがエン ドゾーンを出てしまい、この試合初の得点となるセーフティの2点がBigBlueに入ります。

こ れでリズムを掴みたいBigBlueですが、この後両チーム4thダウンパントで攻撃権を後退し、試合は早くも2Q中盤に入ります。フィールド中央付近か ら始まるこのシリーズ、QB#15岡村選手からWR#17小川選手へのパスでダウンを更新すると、3rdダウン5ヤードではWR#44天谷選手にパスが決 まり再びダウンを更新。ゴール前23ヤードでファーストダウンを獲得すると、続く1stダウンのプレーではDB二人とマッチアップしているWR#44天谷 選手にエンドゾーン隅を狙ったTDパスが成功。やっとBigBlueオフェンスにエンジンが掛かってきます。

ブルザイズ東京のパントの後、今度は1stダウンのプレー。RB#30工藤選手が中央のドライブでスクリメージラインを突破すると、そのまま49 ヤードを独走するTD。1プレーで点差を16-0と広げます。さらに、ブルザイズ東京のオフェンスを4thダウンパントで抑え、2Q残り1分2秒からの BigBlueオフェンスシリーズ。QB#15岡村選手は、WR#44天谷選手、WR#89円谷選手とパスを続けます。ゴール前3ヤードとなったところ で、残り10秒。BigBlue3回目のタイムアウトで時計を止めて選択したプレーは、WR#17小川選手へのミドルイン。これが成功し、前半は23-0 と大きくリードして終了します。

物足りない後半

3Q はブルザイズ東京のキックオフで開始。2Q後半の6分間で3TD/21得点を上げ、一気に試合のモメンタムを掴んだBigBlueオフェンスは、3Qから QB#14多川を投入。ランプレーは相手のディフェンスに前進を阻まれるものの、パスでダウンを更新して前進。WR#81山下選手に21ヤードのパスが通 り、ゴール前13ヤードでファーストダウンを獲得します。RB#26吉津選手が5ヤードの突進、続いてWR#1岸選手が6ヤードのレシーブでゴール前2 ヤードでファーストダウン。しかし、次の1stダウンのプレーで反則で5ヤード後退すると、この7ヤードを攻めきれず、4thダウンではK#11井田選手 の22ヤードFGで終了します。

BigBlue のキックオフ直後のブルザイズ東京1stダウンのプレー。QBからハンドオフを受けたRBがボールをファンブル。転がるボールをDL#10瀧川が飛び込ん でリカバーし、敵陣31ヤードから攻撃権を奪います。ここからQB#14多川選手はRB陣にボールを託し、RB#30工藤選手、RB#24中野選手、 RB#26吉津選手と順番に前進し、最後はRB#30工藤選手がこの日2本目となる7ヤードTDランを決め、得点を33-0とさらに広げていきます。

ブルザイズ東京のオフェンスシリーズ中に、試合は4Qに。何とか一矢報いたいブルザイズ東京は、パスに活路を見つけようとしますが、BigBlueディフェンスのプレッシャーも厳しく、4thダウンギャンブルでのパスも失敗し攻撃権が移動します。

ファー ストプレーでは、QB#14多川選手がQBサックを受け大きく後退しますが、続く2ndダウンではRB#26吉津選手へのショベルパスが成功。21ヤード を前進して敵陣に入り、ファーストダウンを獲得します。ここからはランプレーで時計を進めながらダウンを更新しながら前進。ゴール前12ヤードでファース トダウンを獲得すると、まずこの日2TDを上げているRB#30工藤選手が突進し5ヤード前進。続いて、今度はRB#24中野選手が左オープンを狙うと、 DBのタックルを受けながらもエンドゾーンに飛び込み、7ヤードTDを決めます。

ブルザイズ東京も反撃を試みますが、自らの反則で10ヤード後退したのが響き、4thダウンギャンブルではパスは成功したもののファーストダウンには届かず攻守交代。最後は、QB#13澁井選手が登場し、残り時間をニーダウンで消費し、リーグ戦3勝目を飾りました。

反省点の多い試合

得 点だけ見れば、オフェンスは5TD/1FGの38点、ディフェンスは相手を完封に抑え1セーフティーも奪うという完勝と言っても良い内容でした。しかし、 前半特に1Qに得点出来ないスロースタートは、まだまだ修正が必要と感じます。また、この試合では5回の反則がありましたが、うち2回はオフェンスの不正 なフォーメーションの反則。今シーズンから導入されたプレーやフォーメーションも多いとは思いますが、もっとプレーの精度を上げる必要性も感じます。結果 的に、この反則で5ヤード罰退したためにダウンを更新出来なかったシリーズもあるわけですし、そういう小さなミスは上位チームとの対戦では致命的です。ま だ次の試合もありますので、是非それまでに修正をし次回はもっと爆発したオフェンスを見せて欲しいと思います。

この試合に勝利し、BigBlueは3勝1敗勝点6となりました。翌日10月10日に開催された鹿島-オール三菱の試合でオール三菱が0-23で敗れたた め、鹿島、アサヒビール、BigBlueのセカンドステージ上位リーグ進出が決定しました。また、BigBlueのファーストステージでの最終順位(地区 内順位)も、最終戦でのBigBlueの勝敗に関係なく、BigBlue vs 富士ゼロックスの試合に続いて開催される、アサヒビール vs 鹿島の試合結果で決定します。鹿島がアサヒビールに勝利すれば、勝点もしくは直接対決の結果から、BigBlueはこれまでで最高順位となる地区2位で ファーストステージを終了します。逆にアサヒビールが勝利すれば、勝点あるいは得失点差からBiglueは地区3位となります。自力で順位確定が出来ない もどかしさはありますが、とにかくファーストステージ最後の試合を100%の内容で終了し、次のセカンドステージに向けて満足できる結果を残して欲しいと 思います。Go BigBlue!

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