あるOBの呟き- 1stステージ vs アサヒビール シルバースター戦
2015/10/05

1stステージもいよいよ大詰め第四節。対戦チームは、春の交流戦で大敗したアサヒビール シルバースター(以下、アサヒビール)です。今シーズンオフェンスの軸となる、QB#15 Mills選手とWR#3 Wilson選手が加入し、一気にチームのスタイルが代わり、それが原動力となり躍進しているチームです。初戦でLIXILディアーズを接戦で破ると、ここまで3戦3勝。その攻撃スタイルは、オフェンスの90%近くがパスによるもので、数々の名RBを輩出した以前の印象とは全く異なります。メインターゲットはWR#3 Wilson選手ですが、ワールドカップにも出場したWR#83林選手にもボールは集まっており、この二人のレシーバーをどう対策するかがこの試合の鍵になりそうです。
対するBigBlueは、ここまで無失点の三連勝。前節の東京ガス戦でオフェンスにやや躓きが見られたものの、特にディフェンスがゴール前でもしぶといプレーを見せて、TDはおろかFGすら失敗に追い込みここまで無失点を続けていることは、昨年には無かった大きなアドバンテージと言えるでしょう。その中心となるのは両エンドのDE#34 Brooks選手とDE#5 Eaton選手。強烈な前へのラッシュだけで無く、逆サイドへのパシュートにも参加出来る機動力が、QB#15 Mills選手の動きを制限しパスプレーへの大きなプレッシャーになる事が期待されます。アサヒビールはこの試合に勝てば地区優勝が確定します。その機会を挫き、逆にこちらが地区優勝へ王手を掛けるためにもこの試合には勝利しかありません。
対するBigBlueは、ここまで無失点の三連勝。前節の東京ガス戦でオフェンスにやや躓きが見られたものの、特にディフェンスがゴール前でもしぶといプレーを見せて、TDはおろかFGすら失敗に追い込みここまで無失点を続けていることは、昨年には無かった大きなアドバンテージと言えるでしょう。その中心となるのは両エンドのDE#34 Brooks選手とDE#5 Eaton選手。強烈な前へのラッシュだけで無く、逆サイドへのパシュートにも参加出来る機動力が、QB#15 Mills選手の動きを制限しパスプレーへの大きなプレッシャーになる事が期待されます。アサヒビールはこの試合に勝てば地区優勝が確定します。その機会を挫き、逆にこちらが地区優勝へ王手を掛けるためにもこの試合には勝利しかありません。
逆転に次ぐ逆転の前半

アサヒビールの攻撃はダウンを1度更新した後の1stダウンのプレー。ホットラインのQB#15 Mills選手からWR#3 Wilson選手へのスラントパスが通ると、そのまま一気に63ヤード前進。DB#26星田選手がゴール前6ヤードで辛くもタックルしTDは阻止します。厳しい状況ながらも、3回のパスプレーを失敗に追い込み、今シーズン初失点は23ヤードのFGに押さえます。


2Qに入りシーソーゲームの様相になってきたこの試合。続くBigBlueの攻撃では、まずRB#21髙木選手が21ヤードを走りダウンを更新して敵陣に入ると、今度はWR#17中島選手へのパスでダウンを更新。さらにWR#81栗原選手へのパスが成功して、ゴール前21ヤードでファーストダウンを獲得します。次のプレーは意表を突いて、TE#2河合選手へのショートストレートパス。相手LB陣の裏でキャッチしたTE#2河合選手は、そのまま真っ直ぐにエンドゾーンへ走り込みTDを奪います。これにより、BigBlueが再度逆転し14-10とスコアが変わります。

残り2分31秒からのアサヒビールの攻撃は、BigBlueの厳しいラッシュも有り、ショート・ミドルパスは通してもロングパスは許さない守備が続きます。3rdダウンロングからのパスをDB#25小林が辛くも防ぐと、アサヒビールは無理をせずにパントで攻守交代を選択。残り20秒余りは、QB#3 Craft選手がニーダウンをして時計を流して、14-10で前半が終了します。
相手に優るオフェンス・ディフェンス



QB#3 Craft選手は、まずTE#40 Stanton選手への33ヤードパスで一気に敵陣に進むと、今度はRB#10末吉選手のランでダウンを更新します。WR#81栗原選手へのパスとRB#21髙木選手のランで、ゴール前17ヤードでファーストダウンを獲得した次のプレー。再びハンドオフを受けたRB#21髙木選手は、オフタックルを抜けると、相手のタックルを受けてバランスを崩しながらも前へ前へ。WR#17中島選手、WR#18上廣選手の絶妙のリードブロックにも助けられて駆け抜けると、最後は二人のタックルを受けながらも全身を伸ばしてエンドゾーンへTDダイブ。28-18と再び点差を広げます。

それでもまだ安心出来ないだけの力のあるアサヒビールのパッシングオフェンスですが、流石にここに来て#15 Mills選手に焦りが生まれたのか、1stダウンで一気にフィールド奥のWR#3 Wilson選手へ狙って投げたパスを、この日ずっとマークをしていたDB#1中谷選手がインターセプト。完全に試合の流れを掴みます。続くBigBlueの攻撃では、ランプレーで時間を消費しながら前進。相手の反則にも助けられて、ゴール前5ヤードでファーストダウンとなります。ここからRB#10末吉選手、RB#21髙木選手のラッシュでTDを狙うものの、アサヒビールの守備も堅く、4thダウンギャンブルではターゲットが見つからず、QB#3 Craft選手が自らサイドラインに走り出て攻撃権を移動させます。しかしこのシリーズで5分以上を消費し、アサヒビールに残された時間は30秒となります。ここからBigBlueディフェンスは、パスは許してもロングゲインは許さないプリベントディフェンスで時間を相手に消費させ、35-18で四連勝を飾りました。
目指すは全勝での地区優勝

この試合、勝因を揚げるとしたら、まずはディフェンス。前半は苦しみながらも何とか相手に追いつき耐えてリードで折返し、後半はやはり相手の追撃を受けるものの、2リターンTDを含む5インターセプトに5QBサック。さらにはランディフェンスでは-42ヤードと、相手オフェンスに仕事をさせなかったことが最大の勝因と言えるでしょう。勿論、33/62と半分程度のパス成功率ながら、462ヤード2TDを許した部分は反省・修正が必要ですが、5回のインターセプトとDL/LBのプレッシャーが相手のパスオフェンスを大きく崩したことは間違いありません。
もう一つの勝因は、オフェンスのランプレー。獲得ヤードでは、パスプレーでの23回-199ヤードには劣るものの、31回-158ヤードを獲得し、上手くラン・パスの相乗効果を作る事が出来たと言えるでしょう。勿論、3rdダウンやゴール前での決定力の足り無さなど、これからの強豪チームとの対戦を考えると課題はまだまだ多いものの、3Q序盤のゴール前で見せたQB#3 Craft選手のQBスニークや、4QのRB#21髙木選手のTDランの後真っ先に髙木選手に駆け寄りプレーを称えるQB#3 Craft選手の様子を見ると、QBとオフェンスコーディネーターという二足の草鞋に、やっと足が慣れてきた印象を受けます。
さらに言えば、プレー後の負傷でサイドラインに下がる選手の数や様子、特に3Q後半からの両チームの選手の様子を見ていると、厳しい対戦に疲れがたまりプレーの精度が落ちている相手に対して、BigBlueの選手にはまだまだ余裕があるように感じられます。2ndステージからは、今よりも1Q分長い15分Qの正式計時となります。昨シーズンの反省から、今年は春からこれまで以上に体力作りに励んできた成果が生かされているのでは無いでしょうか。そう言う意味で、個々の選手力とチーム全体の総合力で手にした勝利と言えるでしょう。
いよいよ次は最終節LIXIL戦。BigBlueが勝利すればチーム初の地区優勝となりますが、一方LIXILにとっても鹿島時代2000年シーズン以来の地区3位が確定します。直近の3試合ではBigBlueが勝利しているだけに、この試合に賭ける相手の意気込みも大きいはず。今回以上に粘り強い試合が要求されます。Go BigBlue!
もう一つの勝因は、オフェンスのランプレー。獲得ヤードでは、パスプレーでの23回-199ヤードには劣るものの、31回-158ヤードを獲得し、上手くラン・パスの相乗効果を作る事が出来たと言えるでしょう。勿論、3rdダウンやゴール前での決定力の足り無さなど、これからの強豪チームとの対戦を考えると課題はまだまだ多いものの、3Q序盤のゴール前で見せたQB#3 Craft選手のQBスニークや、4QのRB#21髙木選手のTDランの後真っ先に髙木選手に駆け寄りプレーを称えるQB#3 Craft選手の様子を見ると、QBとオフェンスコーディネーターという二足の草鞋に、やっと足が慣れてきた印象を受けます。
さらに言えば、プレー後の負傷でサイドラインに下がる選手の数や様子、特に3Q後半からの両チームの選手の様子を見ていると、厳しい対戦に疲れがたまりプレーの精度が落ちている相手に対して、BigBlueの選手にはまだまだ余裕があるように感じられます。2ndステージからは、今よりも1Q分長い15分Qの正式計時となります。昨シーズンの反省から、今年は春からこれまで以上に体力作りに励んできた成果が生かされているのでは無いでしょうか。そう言う意味で、個々の選手力とチーム全体の総合力で手にした勝利と言えるでしょう。
いよいよ次は最終節LIXIL戦。BigBlueが勝利すればチーム初の地区優勝となりますが、一方LIXILにとっても鹿島時代2000年シーズン以来の地区3位が確定します。直近の3試合ではBigBlueが勝利しているだけに、この試合に賭ける相手の意気込みも大きいはず。今回以上に粘り強い試合が要求されます。Go BigBlue!
- 2025年4月(2)
- 2025年3月(3)
- 2025年2月(1)
- 2025年1月(1)
- 2024年12月(2)
- 2024年11月(6)
- 2024年10月(6)
- 2024年9月(5)
- 2024年8月(2)
- 2024年7月(4)
- 2024年6月(1)
- 2024年5月(5)
- 2024年4月(4)
- 2024年3月(2)
- 2024年2月(4)
- 2024年1月(2)
- 2023年12月(5)
- 2023年11月(7)
- 2023年10月(10)
- 2023年9月(9)
- 2023年8月(3)
- 2023年7月(4)
- 2023年6月(2)
- 2023年5月(5)
- 2023年4月(4)
- 2023年3月(2)
- 2023年2月(4)
- 2023年1月(3)
- 2022年12月(2)
- 2022年11月(7)
- 2022年10月(6)
- 2022年9月(7)
- 2022年8月(3)
- 2022年7月(5)
- 2022年6月(4)
- 2022年5月(6)
- 2022年4月(3)
- 2022年3月(2)
- 2022年2月(1)
- 2022年1月(1)
- 2021年12月(5)
- 2021年11月(8)
- 2021年10月(6)
- 2021年9月(6)
- 2021年8月(4)
- 2021年7月(2)
- 2021年6月(1)
- 2021年5月(1)
- 2021年4月(7)
- 2021年3月(3)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(3)
- 2020年11月(7)
- 2020年10月(9)
- 2020年9月(2)
- 2020年8月(7)
- 2020年7月(6)
- 2020年6月(3)
- 2020年5月(3)
- 2020年4月(4)
- 2020年3月(7)
- 2020年2月(4)
- 2020年1月(1)
- 2019年12月(2)
- 2019年11月(4)
- 2019年10月(5)
- 2019年9月(7)
- 2019年8月(2)
- 2019年7月(2)
- 2019年6月(9)
- 2019年5月(4)
- 2019年4月(3)
- 2019年3月(3)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(1)
- 2018年12月(3)
- 2018年11月(5)
- 2018年10月(5)
- 2018年9月(7)
- 2018年8月(6)
- 2018年7月(2)
- 2018年6月(9)
- 2018年5月(3)
- 2018年4月(4)
- 2018年3月(4)
- 2018年2月(3)
- 2018年1月(2)
- 2017年12月(7)
- 2017年11月(10)
- 2017年10月(13)
- 2017年9月(12)
- 2017年8月(10)
- 2017年7月(3)
- 2017年6月(16)
- 2017年5月(12)
- 2017年4月(12)
- 2017年3月(8)
- 2017年2月(4)
- 2017年1月(4)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(7)
- 2016年10月(8)
- 2016年9月(7)
- 2016年8月(4)
- 2016年7月(4)
- 2016年6月(5)
- 2016年5月(12)
- 2016年4月(10)
- 2016年3月(4)
- 2016年2月(5)
- 2016年1月(3)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(6)
- 2015年10月(7)
- 2015年9月(8)
- 2015年8月(4)
- 2015年7月(8)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(4)
- 2015年4月(8)
- 2015年3月(2)
- 2015年2月(4)
- 2015年1月(5)
- 2014年12月(13)
- 2014年11月(9)
- 2014年10月(6)
- 2014年9月(8)
- 2014年8月(6)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(5)
- 2014年5月(7)
- 2014年4月(4)
- 2014年3月(6)
- 2014年2月(2)
- 2014年1月(3)
- 2013年12月(5)
- 2013年11月(8)
- 2013年10月(10)
- 2013年9月(7)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(3)
- 2013年6月(4)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(6)
- 2013年3月(4)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(6)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(11)
- 2012年9月(8)
- 2012年8月(10)
- 2012年7月(4)
- 2012年6月(4)
- 2012年5月(10)
- 2012年4月(4)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(3)
- 2012年1月(5)
- 2011年12月(3)
- 2011年11月(9)
- 2011年10月(11)
- 2011年9月(12)
- 2011年8月(4)
- 2011年7月(4)
- 2011年6月(11)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(2)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(7)
- 2011年1月(3)
- 2010年12月(4)
- 2010年11月(6)
- 2010年10月(6)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(3)
- 2010年7月(1)
- 2010年6月(3)
- 2010年5月(3)
- 2010年4月(4)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2009年12月(2)
- 2009年11月(5)
- 2009年10月(7)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(2)
- 2009年7月(3)
- 2009年6月(3)
- 2009年5月(3)
- 2009年4月(4)
- 2009年3月(4)
- 2009年2月(3)
- 2008年11月(1)
- 2008年10月(2)
- 2008年9月(2)
- 2008年6月(1)
- 2008年5月(1)
- 2008年4月(1)
- 2007年11月(1)
- 2007年10月(2)
- 2007年9月(2)
- 2007年5月(2)
- 2006年11月(1)
- 2006年10月(3)
- 2006年9月(1)
- 2006年5月(2)
- 2006年1月(1)
- 2005年11月(1)
- 2005年10月(2)
- 2005年9月(2)
- 2005年5月(1)
- 2005年4月(1)
- 2005年1月(1)
