あるOBの呟き- 2ndステージ vs アサヒ飲料チャレンジャーズ戦
2015/11/19

2ndステージは最終第三節の試合。BigBlueは、西地区2位のアサヒ飲料チャレンジャース(以下、アサヒ飲料)と対戦します。本来なら、ファイナルステージ進出を賭けた厳しい対戦になるのですが、残念ながらここまで4連勝の後2連敗をしたBigBlueは、他チームの対戦結果などから総合順位5位以下が確定しており、同じくファイナルステー進出が絶たれているアサヒ飲料と共に、今シーズンの最終戦をこれから戦うことになります。
西地区1位と接戦を繰り広げたアサヒ飲料は、BigBlue同様4勝1敗で1stステージを終了し、2ndステージではOBICに敗れた後他チームの結果待ちとなりました。今シーズンは、昨年の地区3位からの捲土重来を目指して、ヘッドコーチに元専門誌編集長の松本直人氏を招聘し、トップからの改革を進めているチーム。BigBlueは、昨年も関西の王子スタジアムで対戦し、この時は雨模様の天気にも悩まされるも、2Qに先制TDを奪うとその後はリードを保ち37-10で完勝しました。この試合も、5年振りのキンチョウスタジアムという慣れないフィールドでの対戦ですが、BigBlueらしいパワー溢れるプレーで勝利を勝ち取って欲しいと思います。
西地区1位と接戦を繰り広げたアサヒ飲料は、BigBlue同様4勝1敗で1stステージを終了し、2ndステージではOBICに敗れた後他チームの結果待ちとなりました。今シーズンは、昨年の地区3位からの捲土重来を目指して、ヘッドコーチに元専門誌編集長の松本直人氏を招聘し、トップからの改革を進めているチーム。BigBlueは、昨年も関西の王子スタジアムで対戦し、この時は雨模様の天気にも悩まされるも、2Qに先制TDを奪うとその後はリードを保ち37-10で完勝しました。この試合も、5年振りのキンチョウスタジアムという慣れないフィールドでの対戦ですが、BigBlueらしいパワー溢れるプレーで勝利を勝ち取って欲しいと思います。
リードを保って折り返す

しかしアサヒ飲料は、次の1stダウンのプレーで、ハンドオフを受けたRB#24白神選手が、リードブロックと巧みなカットバックでディフェンスラインを抜けると、一気に64ヤードを独走。すぐさま7-7の同点に追いつかれます。思わず、1stステージ最終節LIXIL戦での序盤の様子が頭に浮かび、嫌な雰囲気が大きくなります。

先発QB#2加納選手に替わり、QB#14原口選手を投入したアサヒ飲料。体格を生かした原口選手のキープが止められず、ダウンを更新してBigBlue陣への進入を許してしまいます。しかし、ここから今度はパスに切り替わると、DE#34 Brooks選手、DE#5 Eaton選手の厳しいラッシュや、DB#26星田選手のあわやインターセプトというパスカットなどで守り切り4thダウンパントとすると攻撃権を奪い返します。しかし、続くBIgBlueの攻撃もパスが決まらずパントで交代。1Q終盤からアサヒ飲料の攻撃となります。最初の2プレーでダウンを更新したところで2Qに入ると、この日好調なRB#24白神選手のカットバックを止めることが出来ずにロングゲインを許して、14-14の同点に追いつかれます。

次のアサヒ飲料の攻撃は、1stプレーでRB#24白神選手に20ヤードの独走を許すものの、続く攻撃は守り切り4thダウンパントへ。このパントキックは、DE#5 Eaton選手がチップして距離が伸びず、敵陣36ヤードからBigBlueの攻撃が始まります。WR#80瀧選手へのパスを皮切りに、WR#18上廣選手、WR#17中島選手とパスが通り、ゴール前4ヤードでファーストダウン。しかしここからの2回のパスがミスコミュニケーションもあり失敗。3rdダウンでは、QB#3 Craft選手が一瞬ターゲットを探す振りをすると、大きく開いた目の前のフィールドを真っ直ぐ駆け上がり、自らTDを奪い、28-14と点差を広げます。この後、それぞれ攻撃機会があったものの得点には繋がらず、前半が終了します。
追撃を振り切り勝利へ

後半最初のBigBlueの攻撃は、ディレーでダウンフィールドに出たRB#36鈴木選手への20ヤードパスで敵陣に入ると、次のプレーではQB#3 Craft選手からTE#40 Stanton選手へまずパックワードパスでボールが渡ると、そこから今度は前方のWR#17中島選手へTE#40 Stanton選手がパスを投げます。これを、追いかけるディフェンダー越しにキャッチしたWR#17中島選手は、ゴール前12ヤード迄ボールを運びます。1stダウンのパス失敗の後の2ndダウン。フックパターンでパスをキャッチしたWR#80瀧選手は、前を向く体の回転が丁度DBのタックルから逃げる方向になり、そのままエンドゾーンへ走り込み、この試合2本目のTDを奪います。
これで流れを掴んだBigBlueは、続く相手の攻撃を4thダウンパントに押さえて直ぐに攻撃権を奪います。3rdダウンロングからRB#21髙木選手へパスが通りますが、敵陣に入るもののダウン更新には1ヤード足りません。ここでBigBlueは4thダウンギャンブルで、TE#40 Stanton選手へパスを投じますが、相手DBに当たり失敗。攻撃権がアサヒ飲料へ移動します。

しかしBigBlueはゴール前5ヤードからの厳しいシリーズとなり、結局逆に2ヤード押し戻されてパントとなります。アサヒ飲料は、パントを大きく戻して敵陣29ヤードからファーストダウン。ここからQB#10林選手のキープ、WR#1呉田選手へのダウン更新のパス、そしてRB#24白神選手のランでゴール前7ヤード、2ndダウン4ヤードとなったところで、試合は4Qに入ります。アサヒ飲料はQBを#2加納選手へ交代。2ndダウンのパスは、LB#6北守選手がカット。3rdダウンのRB#24白神選手のランは、LB#13藤本選手がタックルして行き足を止めたところに、DE#5 Eaton選手が体ごと押し戻して、ゴール前4ヤード、4thダウン残り1ヤードとします。ここからスクランブルでダウン更新を狙ったQB#2加納選手を、DE#5 Eaton選手がスクリメージを超える前にタックル。このシリーズもゴールラインを死守し、相手に得点を許しません。

アサヒ飲料はWR#7森選手へのパスでBigBlue陣内まで前進。これで勢いを得たアサヒ飲料は、QB#14原口選手のキープでゴール前1ヤードまで進むと、最後はRB#40牧野選手がダイブをしてTDを奪います。その直後のTFPキック。スナップと同時に、スクリメージライン中央付近から飛び込んできたDE#34 Brooks選手は、キッカーの前に倒れながらも手を伸ばすと、そこにキックされたボールが当たりブロックされます。ボールはキッカー後方へ転がりますが、右サイドからラッシュしていたDB#25小林選手がバウンドするボールをキャッチ。そのままフィールドを縦断してエンドゾーンに走り込み、97ヤードのトライ後TD(2点)を奪い、得点を37-20とさらに広げます。
この後、アサヒ飲料は追加点を狙いますが、BigBlueの厳しいフロントラインのラッシュにQBのパスが定まらず失敗が続き、さらにQBサックで後退も続き自陣から出ることが出来ません。BigBlueも4thダウンパント隊形から、ホルダーのWR#16梶川選手がTE#40 Stanton選手へピッチするトリックプレーを試みますが、ダウン更新に至らずギャンブルは失敗。その後のアサヒ飲料の攻撃は、既にタイムアウトを消費していたため、4thダウンロングのギャンブルをパスで更新したところでタイムアップとなり試合終了となりました。
一足早いシーズン終了

試合内容としては、拙いプレーもありましたし、反省する点も多く感じられましたが、今シーズン最初で最後の関西遠征試合を勝利で締めくくること出来たことは幸いでした。正直なところ、昨シーズンの結果を考えれば、今シーズンは最低でもファイナルステージ進出が目標であったと想像されますが、一足早いシーズン終了となり残念でした。昨年の借りをきっちり返したLIXILディアーズや、3勝2敗の地区3位から勝ち上がったOBICシーガルズのような、逆境を跳ね返す力強さをもっと身につけないといけません。
来シーズンからはリーグ戦の対戦方式が変更されることが予定されており、リーグ戦ではこれまで以上にチーム力の拮抗した対戦相手との試合が増え、消耗が激しくなることが予想されます。まずは、今シーズン以上の厳しい試合を戦い抜く体力とチーム力の準備が、このオフシーズンには要求されるでしょう。さらに、ワイルドカードからの勝ち上がりチームも含めた、8チームからスタートするJapan X Bowlトーナメント戦では、敗れればそこでシーズンが終了するさらに厳しい対戦となります。これまで以上に、変化が大きい試合が続くと予想される来シーズンに向けて、体力的な強さだけで無く、どんな場面でも臨機応変に対応出来る柔軟な体勢も必要でしょう。上位チームとの差を再認識した今シーズンの経験を、是非来シーズンに生かして、来年こそは再びJapan X Bowlに臨み、さらにその先のゴールに進んで欲しいと思います。Go BigBlue!
来シーズンからはリーグ戦の対戦方式が変更されることが予定されており、リーグ戦ではこれまで以上にチーム力の拮抗した対戦相手との試合が増え、消耗が激しくなることが予想されます。まずは、今シーズン以上の厳しい試合を戦い抜く体力とチーム力の準備が、このオフシーズンには要求されるでしょう。さらに、ワイルドカードからの勝ち上がりチームも含めた、8チームからスタートするJapan X Bowlトーナメント戦では、敗れればそこでシーズンが終了するさらに厳しい対戦となります。これまで以上に、変化が大きい試合が続くと予想される来シーズンに向けて、体力的な強さだけで無く、どんな場面でも臨機応変に対応出来る柔軟な体勢も必要でしょう。上位チームとの差を再認識した今シーズンの経験を、是非来シーズンに生かして、来年こそは再びJapan X Bowlに臨み、さらにその先のゴールに進んで欲しいと思います。Go BigBlue!
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