第二節: BULLSフットボールクラブ戦の見所

2016/09/12

第一節・富士通との試合は、後半猛追するものの届かず黒星スタートとなったBigBlue。第二節はBattle-9からBULLSフットボールクラブ(以下、BULLS)との対戦となります。BULLSとは過去二回対戦し、何れも勝利をしているチーム。昨年も第二節で対戦し、序盤からBigBlueのオフェンスが爆発し10TDを奪う猛攻を見せると、ディフェンスも2Qにセーフティを奪いかつ無得点に相手の攻撃を押さえて72-0で完勝しました。

BULLSは前節、同じくBattle-9のオール三菱ライオンズと対戦。前半は17-0で折り返しますが、後半には5TDを奪われ、3Qに1TDを返すものの52-7と大差で敗れています。BULLSにとっては、リーグ戦6試合のうち唯一のSuper-9所属チームとの対戦となるこの試合は、Japan X Bowlトーナメントプレーオフ進出への試金石とも言えます。BigBlueにとっても、連敗するわけには行かず、必ずこの試合では勝利して、次に繋げる試合にしなければなりません。

オフェンスの見所

敗れたとは言え、富士通戦での活躍が目立ったルーキーQB#14政本選手。この試合でもオフェンスをリードする事が予想されます。3回のインターセプトの印象が強く、パスオフェンスに不安を感じますが、記録的には16/22 72%の成功率は決して悪いものではありません。ただし、パスでの獲得距離が126ヤードであり、この中にはTE#40スタントン選手の最長28ヤードレシーブも含まれており、それを差し引けば平均6.5ヤードの獲得距離は、厳しい富士通ディフェンス相手だったとは言え不満が残ります。理由は幾つかあるとは思いますが、やはりボールキャッチ後のRAC(ランアフターキャッチ)が伸びない事にはヤードも稼げないわけで、これはレシーバー陣が問題点を修正しこの試合でどこまで実行出来るかが注目されます。

一方でランプレーでは37回243ヤードと、富士通の39回116ヤードを倍以上上回る結果を残しており、この試合でもRB陣の活躍が期待されます。前回の試合でリーディングラッシャーとなったRB#10末吉選手の15回100ヤード1TDの記録を、この試合でどこまで伸ばすかが見所の一つです。また、QB#14政本選手のTDランが後半反撃の口火となったわけですが、自らのランも含めてパスとランのコンビネーションをどこまで作り込んでくるかが、この試合だけで無く続く試合においても重要となります。前の試合から三週間の準備期間が有りましたから、良かった点も悪かった点も十分に検証されて、さらに強力なオフェンスユニットに成長して試合に臨む事が期待されます。その成果を、まずはオープニングドライブで見せて欲しいところです。

富士通との試合は、ナイター環境でかつ時折激しい雨にも見舞われる悪状況での試合でした。それもあり、パスよりはランに重点を置いたオフェンスが展開されたと思われます。第二節以降の試合は、全て明るい時間帯のキックオフが予定されており、悪天候で無い限りはパス中心のオフェンスが期待されます。春のシーズンからランオフェンスに重点を置いたシステム作りをしてきましたが、その分パスオフェンスに関してはやや消化不良の印象が残ります。この試合でどこまでその不満が解消されるか、オフェンスの見所になるでしょう。

ディフェンスの見所

ターンオーバーが続き、ディフェンスとしては非常にやりづらい試合であった前節の富士通戦。しかし、ゴール前での粘りもあり、前半はTDチャンスを何度も凌ぎ2FGで折り返しました。しかし後半に入ると、相手のプレー対策が功を奏して続けてTDを与えてしまい、試合の流れを相手に渡してしまいました。この苦しい時にどれだけ冷静に対応し踏みとどまり耐えられるかが、前回の反省と言えるでしょう。従ってこの試合では、最初から最後まで自分達のモメンタムを維持してそれをやり遂げる事が出来るかが課題の一つと言えます。

BULLSオフェンスは、QB#6藤原選手のパスが中心。DE#34ブルックス選手、DL#2イェイツ選手を筆頭にDL陣のプレッシャーがどれだけ発揮されるかが、先ずはディフェンスの見所。当然BULLSとしても、QBを左右に動かしてラッシュを回避する工夫を入れてくると思われます。そこに対して、DEあるいはLBがどれだけ素早く対応出来るかが重要。一方で、前回の試合ではDL/LBのラッシュは強力であったものの、それを交わされてしまうとその後のサポートの遅れが大きなゲインを相手に与えてしまうプレーが散見されたように思われます。その対策がどこまでこの試合で発揮されるか注目されます。

前節のオール三菱戦でのBULLSのランプレーは、記録的には29回59ヤードとディフェンスに押さえられていますが、個々の記録を見るとベテランのRB#1猿渡選手(5回26ヤード)、サイズのあるRB#4菊池選手(7回15ヤード1TDラン)、新チームでの初戦で結果を出したRB#31榎本選手(9回53ヤード)とタレントは揃っています。DL vs OLの対決ではBigBlueに分があると思われるものの、一箇所でも穴が開けば、そこを突いて確実にヤードを獲得出来る選手が揃っています。また、昨年の試合では、実はQB#6藤原選手のスクランブル対策が出来ず、7回54ヤード最長27ヤードを許しています。この対策としては、期待のルーキー、LB#5コグラン選手、LB#47作道選手の冷静な反応と確実なタックルに注目です。

試合の見所

昨年の対戦結果や、前節のBULLSの試合内容を見ると、どちらも大差が付いていますが、一方でキックオフリターンでは20ヤード以上を戻す場面が何度もあり、もう一人交わせばそのままリターンTDという可能性は必ず試合中に生まれます。一方で、富士通戦の4Q、BigBlue#14政本選手のTD後のキックオフで、キックカバーに入ったWR#81栗原選手、RB#21髙木選手の二人のプレーで攻撃権を再び奪い、追撃のTDに繋がったように、大きなチャンスに繋げる事も可能です。特に点差が接戦の場合、キッキングゲームでのビッグプレーで一気に戦局が変わる事はよくある事で、注意が必要です。今シーズンのBigBlueは、ルーキーのK#11佐藤選手が加わり、#8小田倉選手とともに、キッキングゲームでの選択肢が増えました。この試合、活躍が期待される両選手のプレーには、大いに注目したいところです。

どちらのチームにとっても前の試合から三週間が過ぎており、この試合に向けての準備は十分に行われていると思われます。後は、その準備してきた事をどれだけミス無く試合の中で、プレーの中で実行できるかで、試合の流れは大きく変わるでしょう。勿論BigBlueとしては、この試合を満足いく内容で勝利し、続く強豪チームとの試合に向けての弾みにしなくてはなりません。どれだけやるべき事が完遂出来るのか、結果は勿論一つ一つのプレー内容にもこだわりたい試合です。まずは今シーズンの初勝利を願って、OneBLUE! Go BigBlue!

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