あるOBの呟き- 第二節: vs BULLSフットボールクラブ戦
2016/09/19

どちらのチームも第一節の試合から三週間近く間が開く一方で、第三節の試合は翌週直ぐに予定されているため、先を見据えながらこの試合は進めていく必要があります。プレーの精度であったり、ルーキーとベテランとのコンビネーションであったり、あるいは相手の虚を突きモメンタムを掴む事であったり、当然この試合での勝利は目指すものの、どの様に次の試合に繋げていくかという課題を解く試合でもあるでしょう。時折小雨がぱらつき、フィールド上では時折強い風が服条件の下、BigBlueのキックオフで試合が始まります。
スロースタート、不満の残る前半

続くBULLSの攻撃では、QB#6藤原選手のパスをDB#22中山選手がインターセプト。3プレーで攻撃権を奪い返します。WR#18上廣選手へのパスで敵陣に入ると、RB#10末吉選手のランでダウンを更新。続く1stダウンではWR#81栗原選手にパスが成功し、2ndダウンでもQB#4多川選手はターゲットを捜しますがカバーされているとみると、左オープンスペースへ走り出しそのまま29ヤードを走りきり自ら2本目のTDを奪います。

これでリズムを掴んだBULLSは、WR#18太田選手、WR#7加藤選手とダウン更新のパスが成功し前進。しかし、レッドゾーンに入る事は出来ずゴール前25ヤードで4thダウンとなりK#42畑木選手(当日#14から変更)が43ヤードのFGを狙います。スナップと同時にスクリメージラインを割って飛び込んできたDE#34ブルックス選手の右手がボールに当たったか、ボールは左にそれて失敗。何とかピンチを凌ぎます。

BULLSの攻撃は、DE#34ブルックス選手のロスタックルが響き4thダウンパント。BigBlueは相手の反則もあり、敵陣34ヤードからの攻撃となります。このシリーズでは、大学途中までRBだったWR#28梶川選手に徹底して持たせてダウンを更新すると、最後は右オープンに走り出たRB#15鈴木選手が、相手タックルの密集をスピンで抜けると、さらにその後のタックルもTE#40スタントン選手のリードブロックに助けられて振り切り、23ヤードのTDランとなります。

自陣16ヤードからと厳しいスタートのBULLSオフェンス。RB#4菊池選手のランに、TE#17久寶選手へのパスでダウンを更新しますが、3rdダウンコンバージョンでのオプションピッチが後にそれてフィールドを転がると、LB#9星田選手とDL#98森田選手がリカバーに飛び込みますが、一歩足らずにアウトオブバウンズに。結局BULLSはパントで攻撃権を移動させます。WR#18上廣選手が大きくパントを戻して、敵陣27ヤードからBigBlueの攻撃。時間も残っていないため、QB#4多川選手は一気にエンドゾーンコーナーにTDパスを投げ込みますが、これは逆にBULLS DB#21山口選手がインターセプト。この後残り時間をBULLSが消費して、24-0で前半を折り返します。
攻守共に盛り上がる後半

WR#88伊藤選手、WR#80竹村選手、TE#84小林選手と続けてパスが成功して、敵陣45ヤードでファーストダウンを更新します。1stダウンのプレーでは、右から左に移動してきたRB#15鈴木選手がハンドオフを受けると、そのまま大きく左オープンに走り出ます。WR#30竹村選手のリードブロックでタックラーを交わすと、そのまま一気にエンドゾーンにボールを運びます。しかしこのリードブロックがホールディングの反則でTDは取消。ゴール前35ヤードからファーストダウンとなります。WR#28梶川選手のランで4ヤード進んだ後の2ndダウン。#28梶川選手にフェイクを入れたプレーアクションパスが、TE#84小林選手に通ると、そのままエンドゾーンに走り込みTDを奪います。

次のBULLSの攻撃は、LB#47作道選手の活躍で4thダウンパントに押さえて敵陣40ヤードからの攻撃権を得ます。このシリーズはこの試合グランドアタックの中心、RB#15鈴木選手と#28梶川選手が期待通りに活躍しゴール前3ヤードまで前進。この残り3ヤードは、RB#15鈴木選手が突進すると、一度はゴールライン手前で相手ディフェンスに止められますが、後からライン、レシーバー、総動員で押し込み、ラグビーのモール状態でエンドゾーンに運び込みTDを奪います。

何とか一矢報いたいBULLSは、QBを#3小山選手と交代しますが、BigBlueのディフェンスも、3Q序盤に一度ダウン更新を許しただけで、それ以降は全て4thダウンで相手の攻撃を終わらせており、このシリーズもDL#95樫本選手のロスタックルも有り4hダウンとなると、ギャンブルでパスを投じますが失敗。敵陣35ヤードからBigBlueの攻撃となります。

続くBULLSのシリーズでは再びQB#3小山選手が登場。パスで一気にTDを狙いますが、BigBlueのディフェンスも厳しく4thダウンギャンブルも失敗。58秒を残して攻撃権がBigBlueに移りますが、最後は無理をせずにQB#4多川選手が2回ニーダウンをして試合終了となります。
気持ちを切り替えて次の試合へ

オフェンス最大の収穫は、QB#4多川選手。途中ヘルメットが脱げたため1プレーだけQB#14政本選手と交代しましたが、事実上一試合丸々オフェンスを指揮し、満足いく結果を残す事が出来ました。ただ欲を言えば、19/34(56%)のパス成功率には不満です。QBだけの責任ではありませんが、この点は改善が必要でしょう。また、RB#15鈴木選手は4TDを獲得する活躍を見せ、RB#10末吉選手、RB#21髙木選手とは異なるタイプの選手故にこれからの試合が楽しみです。さらにWRからRBにこの試合コンバートされたWR#28梶川選手も、鈴木選手に引けをとらない活躍を見せ、これからのオフェンスプレーの選択肢が大きく広がりそうです。
ディフェンスも、無失点に相手の攻撃を抑えた事は評価できます。前半のFGトライアルは失点を覚悟しましたが、それ以外には破綻する事も無く合格点では無いでしょうか。ただ、厳しいラッシュに対してもミドル・ロングのバスを通されており、パスカバーに関しては反省が必要かもしれません。BULLSの7回のダウン更新のうち、前半に6回発生しましたが、後半は3Q初めの1回のみ。後半失速せずにプレーが続けられた事は評価できるでしょう。後は、何度か散見されたタックルミスやアサイメントミスをどれだけ改善できるかです。
これで1勝1敗と五分に戻りましたが、直ぐに強豪アサヒビールとの試合が迫っています。気持ちを切り替えて、これからの試合に集中して欲しいと思います。OneBLUE! Go BigBlue!
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