あるOBの呟き- 第三節: vs アサヒビール シルバースター戦
2016/09/26

今シーズンはウィルソン選手が仕事の都合でチームを離れてしまい、昨年のホットラインは無くなりましたが、2年目シーズンを迎えたQB#1ミルズ選手はその空隙を補って余りあるレシーバーユニットを構築。パッシングオフェンスは昨年同様健在です。さらに今シーズンはランプレーにも注力し、RB#10柳澤選手が大活躍をして、昨年とはひと味もふた味も異なるオフェンスシステムに成長しています。BigBlueオフェンスも今シーズンは春から「タモン式トレーニング」を取り入れてRB陣が大きく成長しており、この試合では両チームのランプレーをどの様にディフェンスが対応していくかが勝敗を決めそうです。
先制、逆転、そしてまた逆転

BigBlueのオープニングシリーズは、第一節同様QB#14政本選手が登場します。RB#21髙木選手のランやバブルパスでダウン更新しつつ前進し、さらにはRB#10末吉選手へのパスでTDを獲得するものの反則で取消。その後もRB#10末吉選手のランやWR#81栗原選手へのパスでゴール前3ヤードまで進みますが、3rdダウンで右コーナーへ狙ったWR#81栗原選手へのTDパスはアウトオブバウンズとなり失敗。K#8小田倉選手の20ヤードFGで先ず3点を先制します。

RB#21髙木選手がリックオフリターンで大きく戻した次の攻撃ですが、途中から2Qに入ったものの攻めあぐねて4thダウンでパント。逆にアサヒビールはWR#83林選手、WR#82金田選手へのパスが成功。RB#10柳澤選手の突進でゴール前4ヤードまで進むと、最後はQB#1ミルズ選手からWR#83林選手にこの試合2本目のTDパスが成功。TFPのキックはDE#2イェイツ選手がブロックして失敗させますが、3-13とさらに点差が広がります。

K#11佐藤選手のキックオフは、WR#82金田選手が大きく戻し、佐藤選手自身が外に押し出してやっとリターンを阻止します。ここまでパスが好調なQB#1ミルズ選手は、まずはRB#33中島選手へスクリーンパスを通しますが、これはDL#31藤井選手がノーゲインタックル。2ndダウンでは、厳しいラッシュに手元が狂いパス失敗。3rdダウンでは、WR#11戸倉選手へのフラットパスを、まずはDB#20矢部選手が直ぐさまタックルするもののスピンで逃げると、LB#35髙橋選手がすかさず足下にタックル。そして再び#20矢部選手が止めのタックルでボールデッドにします。4thダウンではQB#7安藤選手がパントを蹴りますが、ボールはゴール前8ヤードまで転がり厳しいシチュエーションからBigBlueの攻撃が始まります。

2Q 41秒を残してアサヒビールの攻撃。QB#1ミルズ選手は短い時間ながらも果敢に得点を狙いに来ます。しかし1stダウンのパスはDL#98森田選手のラッシュを受けて失敗。2ndダウンでは、RB#10柳澤選手をDL#44福岡選手とLB#35髙橋選手のルーキーコンビがダブルでタックルして阻止。ここで2Qが終了し、17-13と4点リードで前半を折り返します。
激戦は4Q残り0秒の攻防まで

アサヒビールの攻撃は、RB#33中島選手のランでダウンを更新しますが、DE#98森田選手のQBサックで6ヤード後退すると、続くパスの精度が乱れて失敗。4thダウンパントでシリーズが終わります。

嫌な流れで攻撃権がアサヒビールに移りますが、1stプレーのRB#33中島選手のオープンをLB#6北守選手がロスタックル。さらに自らの反則で自陣ゴール前12ヤードまで後退します。これが響き、2nd/3rdダウンでは前進するもののダウン更新には至らずパントで攻守交代します。続くBigBlueの攻撃は、TE#40スタントン選手への27ヤードパスで敵陣に入りますが、続く1st/2ndダウンでは前進出来ず、3rdダウン10ヤードとなったところで試合は4Qに入ります。ところがこの最初のプレー、QB#14政本選手から左サイドのWR#18上廣選手へダウン更新のパスが投じられますが、中に入ってきたLB#52河西選手がインターセプト。そのまま28ヤードリターンされてしまいチャンスを失います。

しかし次のアサヒビール最初のプレー、ハンドオフ受けたRB#10柳澤選手は、スクリメージラインを抜けると、そのまま一気に68ヤードを独走。TFPでの2点コンバージョンパスも成功し、27-27ととうとう同点に追いつかれまてしまいます。しかし落ち着いたQB#14政本選手は、この日1TDキャッチをしたWR#80瀧選手へ18ヤードパスを通して敵陣に入ると、3rdダウンでは自らスクランブルに出てダウンを更新。敵陣37ヤードでファーストダウンを更新します。続く1stダウンのプレー、ハンドオフを受けたRB#21髙木選手は、左オープンに一旦走り出るものの、鋭いカットインでDBを交わすと、一気に37ヤードを駆け抜けてTDを奪い、34-27と再度逆転します。

まずはTDを取り、TFPで同点キックか逆転のプレーを成功させる必要があるアサヒビール。QB#1ミルズ選手は、左右へのサイドラインパスで時計を止めながら前進。しかしBigBlueディフェンスも必死に防戦し、7秒を残してボールは21ヤードに置かれます。ここからエンドゾーンのWR#11戸倉選手を狙ったパスは、DB#23保宗選手がカット。時計は0秒を指していますが、QBにラッシュしたLB#5コグラン選手が接触しラフィングザパサーの反則。ボールはハーフディスタンスで11ヤードまで進み、0秒から最後の1プレーが始まります。スナップと同時にQBにラッシュするBigBlueディフェンス。QB#1ミルズ選手は左右に逃げながらもパスを投じますが、これをDB#29佐野選手がカット。激戦に終止符が打たれます。
さらに厳しさを増すリーグ戦

オフェンスは、富士通戦同様QB#14政本選手が全プレーを指揮し、ルーキーらしからぬ実力を見せました。パスの成功率が低い事が気になりましたが、3rd/4thダウンコンバージョンの成功率は高く、またプレーのリズムに関してはQB#3クラフト選手とも似ており、それがオフェンスにピタリとはまりルーキーらしからぬプレーを生んでいるように感じられます。試合毎に試合を通して成長する様子が見られ、これからの強豪チームとの対戦で大化けする可能性が楽しみです。
前半の3試合を2勝1敗で通過したBigBlue。しかしこれからの3試合はさらに厳しい相手との対戦になります。必ずこの試合での最後まで見せてくれた粘り強さは、これからの試合でも大きな武器になります。熱戦、接戦、激戦はまだまだ続きますが、この試合の結果は大きな自信に繋がると感じます。OneBLUE! Go BigBlue!
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