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あるOBの呟き- 第六節: vs アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ戦

2016/10/31

新方式となったリーグ戦は、早くも最終第六節に。対戦チームは、ここまでBigBlueと同じく2勝3敗で、この最終戦の結果で大きく順位が入れ替わる可能性がある、アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ(以下、アサヒ飲料)との対戦です。アサヒ飲料は、前節にアサヒビールと対戦。前半は0-10とリードされるものの、後半2TDを加えて逆転勝利。その勢いのまま、この最終戦に臨んできました。

アサヒ飲料とは、2014年、2015年とセカンドステージで対戦し、2戦2勝と勝ち越しているチーム。山田晋三HCを初めて、アサヒ飲料に所属していたことの有るコーチ、選手もBigBlueには多く、そう言う意味ではX-League Westのチームながら、身近に感じるチームです。ただし最近では選手の補強やコーチ陣を刷新しており、変革を進めているチームの一つでもあります。2014年の初対戦の時には37-10と大差で勝利したものの、翌2015年には37-20と差は縮まっており、特にRB#24白神選手には昨年も好きなように走られており注意が必要です。ビジターのBigBlueがコインストで後半を選択。BigBlueのキックオフで試合が始まります。


あっと言う間の失点、耐えるディフェンス

K#11佐藤選手のキックオフボールは大きくエンドゾーンまで届きますが、アサヒ飲料RB#21安藤選手は25ヤードまで戻してアサヒ飲料のオープンニングドライブが始まります。1stダウンのプレーで、DL#96長尾選手がQB#2加納選手にタックルするも、間一髪の差で投じられたパスはRB#30山中選手がキャッチしてダウン更新。続くプレーでは、QBからWR#4太田選手にバックパスでボールが渡ると、そこから太田選手はフォワードパス。これをWR#7森選手がキャッチして23ヤード進み、BigBlue陣内に入ります。ここまでテンポ良くボールを進められたディフェンス。その焦りが出たのか、次のプレーではRB#24白神選手にボールがハンドオフされると、スクリメージラインに大きなデイライトが開き、そこを一気に走り抜けるとそのままエンドゾーンへ。42ヤードTDランで先制点を許してしまいます。

続くアサヒ飲料のキックオフでは、WR#81栗原選手が大きく自陣の41ヤードまでリターン。BigBlueの攻撃始まりますが、このために準備してきたのか、1stダウンのRB#10末吉選手のランは1ヤードでダウン。さらにパスを狙うQB#3クラフト選手も激しいラッシュに見舞われ4thダウンパントで攻撃権が移動します。

続くアサヒ飲料の攻撃では、BigBlueの反則とRB#21安藤選手のロングゲインでBigBlue陣内に入ると、ダウンを更新。しかしDE#2イェイツ選手のQBサックで大きく後退したため、4thダウンで46ヤードのFGを狙います。K#17影山選手のキックは、距離は十分ながらも右にそれて失敗。追加点はなんとか阻止して、攻撃権がBigBlueに移動します。

BigBlueの攻撃では、WR#81栗原選手へのパスで前進するものの、QB#3クラフト選手がQBサックを受け後退し4thダウンパントに。次のアサヒ飲料の攻撃は厳しいラッシュでボールを進ませずやはり4thダウンパントに押さえます。この後は双方のディフェンスが相手の攻撃を抑え、パントでの攻撃権の移動が続きます。2Qに入るとBigBlueはQBを#14政本選手に交替し、流れを変えることを試みますが、これまでの試合で機能していたRB#10末吉選手、#21髙木選手のランプレーが完全に止められなかなかダウン更新が出来ません。一方のアサヒ飲料も、DE#2イェイツ選手のロスタックルで後退し、シリーズが続かず4thダウンパントで終了するシリーズが続きます。

2Q残り30秒からBigBlueの攻撃が始まります。QBは再び#3クラフト選手が入り、WR#81栗原選手へのパスで大きく前進するものの、時間との闘いとなります。WR#83松尾選手へのパスのあと、最後のプレーでRB#10末吉選手へパスが通り、ランアフターキャッチでエンドゾーンを目指すものの途中でタックル。苦しいオフェンスのまま前半が終了します。


我慢の3Q、薄氷の4Q

ハーフタイムに気持ちを切り替えて臨む3Qは、BigBlueのオフェンスから。キックオフでWR#81栗原選手が敵陣45ヤードまで戻します。しかしファーストプレーのTE#40スタントン選手へのパスはホールディングの反則で罰退。しかし、ここまで止められていたRB#10末吉選手が19ヤードのロングゲインで前進し、2ndダウン残り1ヤードとなります。次のプレーでは、QB#3クラフト選手はWR#16梶川選手にパス。相手DB二人との競り合いになり、ボールはDB#25池田選手がインターセプト。あっと言う間に攻撃権がアサヒ飲料に移動してしまいます。

最初のプレーでRB#24白神選手に16ヤードランを許してしまいますが、続くアサヒ飲料のランプレーを、DL#99中村選手、DL#2イェイツ選手の好タックルで阻止。3rdダウンではWR#88河田選手に8ヤードのパスを許してしまいますが、ダウン更新には至らずパントで攻撃権がBigBlueに移動します。

その後一回ずつパントで交替し、2Q中盤からのBigBlueの攻撃シリーズ。WR#81栗原選手へのパスと、相手のインターフェアの反則にも助けられて敵陣に入ると、RB#15鈴木選手、RB#10末吉選手のランにWR#83松尾選手へのパスでダウンを更新します。ゴール前33ヤードからのファーストダウン、RB#10末吉選手の2ヤードランで前進したものの、2nd/3rdダウンのパスは失敗。4thダウンではK#11佐藤選手が登場して48ヤードのFGを試みます。しかし、スナップと同時にスクリメージラインを割って飛び込んできたDL#95山本選手がボールに触れコースがそれて失敗。得点に繋がりません。

続くアサヒ飲料の攻撃は4thダウンパント。このボールがエンドゾーン9ヤードまで転がり、厳しい状況からBigBlueの攻撃が始まります。最初のプレーでは、RB#10末吉選手が左オープンを攻め4ヤード前進。ここで3Qが終了し4Qに入ります。4Q最初のプレー、相手DBを振り切りフリーになっていたWR#81栗原選手へ23ヤードのパスが成功し、一気に陣地を挽回します。畳み掛けるように次のプレーでは、ポストパターンに入ったTE#40スタントン選手にパスがヒット。追いかけてくるアサヒ飲料DBを置き去りにして、64ヤードのTDパスが成功。K#8小田倉選手のTFPキックも成功し、やっと同点に追いつきます。

これで試合の流れを掴んだBigBlueは、続くアサヒ飲料の3rdダウンコンバージョンのパスを、LB#7岸本選手がダウン更新手前で押し出し4thダウンパントに押さえ、BigBlueに攻撃権が移動します。RB#10末吉選手へのパス、ランでダウンを更新すると、この日好調のWR#81栗原選手への41ヤードパスが成功し、一気に敵陣レッドゾーンに迫ります。しかし続くRB#15鈴木選手へのパスは反則でゲイン無し。それを次のTE#40スタントン選手への12ヤードパスでダウン更新すれば、次のパスはホールディングで10ヤード後退と文字通り一進一退が続きます。しかしQB#3クラフト選手のパスは失敗したものの、ラフィングザパサーの反則でゴール前7ヤードでファーストダウンとなります。ここからのプレー、最初はターゲットを捜していたQB#3クラフト選手は、判断良く右オープンに走り出ると、タックラーをかわして右パイロン横に飛び込みTD! TFPキックはブロックされて失敗しますが、13-7と逆転します。

まだまだ予断を許さない4Q中盤。アサヒ飲料はRB#24白神選手中心にプレーを組み立て、ダウンを更新していきますが、BigBlueディフェンスも気持ちを集中して前進を阻止。特にDL#2イェイツ選手の反則でBigBlue陣内に進まれてからは、逆にDL#2イェイツ選手のラッシュが激しくなり、QB#2加納選手に襲いかかり前進を阻止します。4thダウン残り16ヤードとなりますが、アサヒ飲料はギャンブルを選択。しかしロングスナップされたボールは大きく後にそれてしまい、慌ててQB#2加納選手がリカバーして前進を試みますが、この試合から復帰したDE#34ブルックス選手の強力なタックルを受けてダウン。逆転を阻止します。

残り3分9秒からのBigBlueの攻撃は、プレークロックを目一杯使用して時間を進めながらプレーを続けます。3rdダウン6ヤードが残りますが、これをRB#10末吉選手が12ヤード進めてダウンを更新。アサヒ飲料もタイムアウトを使用して時計を止めますが、3回のタイムアウトを使い切り、残り3プレーを時間を使いながら進めたBigBlueが、なんとか13-7で逃げ切り最終戦を勝利で飾りました。


いよいよサバイバルステージへ

こちらがこの一戦のために可能な限り準備をして試合に臨めば、当然相手もそれ以上の準備をして試合に臨んできます。最初のシリーズでテンポ良く1分余りでTDを許したのは、キックオフリターンTDを奪われたようなもので、ある意味余り痛手にはならなかった気がします。実際、この後の相手チームの攻撃シリーズは、1度はFGトライを許すものの、それ以外のシリーズではパントに押さえて失点を許さず、このディフェンスの粘りがあったから最後まで諦めずに集中することが出来たと言えるでしょう。この試合からDE#34ブルックス選手が戻り戦力に余裕が出来たこともありますが、その分これまで孤軍奮闘をしていたDE#2イェイツ選手の動きが良くなり、それが相手にロングゲインを許さず、押さえることが出来た要因の一つでしょう。

一方でオフェンスは、BigBlueの攻撃の核であるランプレーが止められ、苦しい試合になりました。RB#10末吉選手は13回で53ヤードと通常の半分のヤードであり、RB#21髙木選手は僅か2回で8ヤードのゲインしかありませんでした。確実に走路を塞がれていて、RBがスピードに乗る前に止められていた印象が有り、これは次の試合までに対策が必要でしょう。ランプレーがでなかった代わりに、パスプレー、特にWR#81栗原選手へのパスは、後半オフェンスの流れを変える大きな切っ掛けとなり、オフェンスが息を吹き返す糸口になりました。栗原選手はキックオフリターンでも2回、80ヤード戻しており、こちらでの貢献も大きかったと言えるでしょう。それでも、何回かタイミングが合わないプレーも有り、次の試合に向けてさらに確実なレベルに挙げる必要はまだまだあります。

この試合の結果、BigBlueはリーグ戦を5位で通過。その他の試合結果から、トーナメント一回戦の対戦チームは、第四節で惜敗したLIXILディアーズと再戦することになりました。負けたら終わりのトーナメント戦、前回の雪辱を果たして、さらに先に進まなくてはなりません。OneBLUE! Go BigBlue!

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