第三節・ハリケーンズ戦の見所

2009/09/30

第二戦に勝利し、今シーズンの勝ち星を1勝1敗の五分に戻したBigBlue。第三戦の対戦チームは、ハリケーンズです。

ハリケーンズとは、X2時代から何度も対戦したチーム。昨年までは小平市にある半導体メーカー・ルネサスのサポートを受けたクラブチームとして活動してきましたが、今シーズンからはNPO法人としてスタートしました。

春のパールボウルでは、オール三菱ライオンズとは僅差で敗れるものの互角の試合を展開。続く富士通戦では大差で敗れましたが、後半2TDを上げるな ど粘り強さを見せました。リーグ戦では、初戦で明治安田パイレーツと対戦。3Q序盤にTDを上げて1点差に迫りますが、4QにTDを許して勝利には届きま せんでした。第二戦では鹿島ディアーズと対戦。善戦するものの、0-58の大差で敗れる試合になり、ここまで勝ち星がない状態です。2ndステージ進出に は3勝が最低ラインとなりますから、ハリケーンズとしてもこの試合は絶対に落とせない試合。それだけに、これまでになく激しい試合が予想されます。なお、 BigBlueとハリケーンズとの対戦は、2005年最終戦以来4年振りの対戦となります。

オフェンスの見所

前 節のブルザイズ東京戦では、ランプレー63%、パスプレー37%と、グランドアタック中心のゲームプランでした。RB#30工藤選手、RB#2片岡選手の 両エースRBが、一回平均10ヤード以上の走りを見せ、大量得点に大きく貢献しました。ランプレー全体でも、34回で310ヤードを獲得しており、1回あ たり9.1ヤードを前進しています。この試合でも、工藤、片岡両選手に期待は掛りますが、さらに前節でTDランを見せてくれたルーキーRB#26吉津選手 にこの試合では注目したいと思います。175cm/85kgと、BigBlueでは久しぶりに登場したパワーランナー。ショートヤード向きかと思いつつ も、前回も13ヤードのロングランを見せてくれるなど、スピードでも他の選手引けを取りません。ハリケーンズディフェンスも、決して楽な相手ではありませ んが、早い縦の突進で相手ディフェンスを早く崩す事で、試合を有利に運ぶ切っ掛けを作って欲しいところです。

記 録上ではパスオフェンスの比率が下がっていますが、RB陣の活躍が増えれば、相対的にWR陣の場面が減ってしまうのは仕方のないこと。しかし実際の場面で は、3rdダウンでのファーストダウン更新の場面あり、2TDも獲得するなど、内容的には引けを取りません。前回は、SB#23貴志選手、WR#44天谷 選手の両ベテラン選手がTDキャッチを見せ、まだまだ元気なところをアピールしてくれました。またWR#89円谷選手は、5捕球/56ヤードと試合のリー ディングレシーバーとなるなど、ベテラン勢の活躍を実感した前節でした。今回は、それ以上にWR#1岸選手、WR#7福井選手といった若手レシーバー陣へ のプレーが集まることを期待します。

個々の選手の活躍は当然ながら毎回期待が高まりますが、BigBlueとしては前回の反省からも、ターンオーバーを与えないシリーズをまずは実行し ないといけません。相手に許した2TDは、いずれもオフェンスのファンブルから攻撃権が移動し相手にチャンスを与えてしまったことから始まっています。今 回の対戦相手のハリケーンズは、Xリーグでの経験もあり、前回以上に厳しいラッシュやタックルが想像されます。前回以上に大胆かつ確実なオフェンスプレー が、この試合では期待されます。

ディフェンスの見所

16 失点は、正直予想以上の失点ですが、記録を見ればプレーで許したファーストダウンは8回中4回。許したゲイン118ヤードと十分に合格点です。最初のター ンオーバーがゴール前1ヤードですし、次のTDもパスインターセプトからゴール前36ヤードから始まったシリーズからでした。またFGの3点も、パントリ ターンボールをゴール前28ヤードで確保され、そこからのドライブから生まれたもので、この時はTDを阻止してFGに押さえたので本来ならば褒められる状 況でしょう。ただ、いずれの場合もターンオーバーから得たワンチャンスを得点に繋げられているわけで、幾つかはエンドゾーンに入る前に止めなければいけな い場面です。特に二つ目のTDのシリーズは、短いシリーズながら相手のオフェンスが小気味よく決まり、試合の中でBigBlueらしさの見られなかった場 面でした。こういった場面でこそ、ディフェンスの底力を次回は見せて欲しいところです。

ディ フェンスでは、DL#59瀧川選手、DL#99南家選手そしてルーキーのDB#6北守選手が前回の試合でリーディングタックル(4回)を記録しました。 ディフェンスのセンターラインが安定していたので、試合そのものは安心して観戦できましたが、やはり感じんな場面での反則で相手にダウンの更新を許してし まうのは頂けません。ディフェンスだけで50ヤード以上を反則で相手に距離を与えているわけですから、その点はこの試合でどのように解決したのか、その成 果を是非見せて欲しい所です。

最初にも書きましたが、この試合では8回のダウン更新を許しており、うち4回が反則での更新。残り4回のうちランプレーで1回、パスプレーで3回の 更新を許しています。そう言った意味では、パスディフェンスに関して次回はさらに力を見せて欲しいところです。ハリケーンズは、初戦の明治安田戦では、ラ ンとパスをほぼ同じ割合で使い、同じくらいのヤードを獲得しています。この試合で、ハリケーンズは3インターセプトを許しましたが、もし次回の試合でもパ スに重心を置くのであれば、前回インターセプトを見せたDB#20古川選手、また玉際に強いベテランDB#9阿部選手のビッグプレーが期待出来ます。

試合の見所

昨年、一昨年と1勝止まりだったハリケーンズ。今年は2勝、3勝と勝ち星を積み上げることが目標と思われます。しかし、ここまでですでに2敗となっ ており、残りの3試合はどれも落とせません。勢いを付けるためにも、この試合では奇抜なプレーも含めて油断できません。特に、前節の試合でBigBlue はブルザイズ東京のワンチャンスからの得点を許しており、ハリケーンズとしてはも参考にしてくるのではないでしょうか。BigBlueとしては、前回経験 を生かして、今回は相手の気力を削ぐようなディフェンスを見せて欲しいところです。

オフェンスでは、後半を若手のQB#14多川選手、QB#5春日井選手に任せるなど余裕を見せた試合でしたが、今回も前半で大量得点が出来れば両 QBの活躍を再び見ることが出来るかも知れません。そのためにも、先発が予想されるQB#15岡村選手には、まずはテンポ良くオフェンスを進めてリズムを 作って欲しいと思います。40秒計が導入されて、試合のテンポも昨年以上に速くなっており、それだけオフェンスシリーズの機会も減っています。毎シリーズ を得点に繋げるような、エンドゾーンへの執着心を感じるものに、この試合はしていかないといけません。そのためにも、一つ一つのプレーを大事にそして大胆 に実行して欲しいと思います。

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