あるOBの呟き- 第五節: vs LIXILディアーズ戦
2017/10/23

LIXILの注目点は、なんと言ってもリーグトップクラスの実力を持つQB#9加藤選手のパス。ここまでの4試合は、富士通、ノジマ相模原には敗れて2勝2敗の成績ですが、加藤選手を中心としたオフェンスは脅威です。さらに今シーズンは、アサヒ飲料からRB#22白神選手が移籍し、ランプレーにも厚みを増しています。白神選手には、昨年の第六節でアサヒ飲料と対戦した時にも苦しめられ、試合は13-7と何とか勝利したものの、終盤までは結果が見えない状態が続きました。ここまでの試合では、昨年以上に活躍しており、BigBlueとしては、いかにこの加藤選手のパス、白神選手のランを止めるかが、勝利への必須条件と言って良いでしょう。
台風の影響で小雨模様のあいにくのコンディションの中、LIXIL K#14青木選手のキックオフから試合が始まります。
堅実なプレーで前半を折り返す

続くLIXILの攻撃は自陣40ヤードから。注目のファーストプレーは今シーズンアサヒ飲料から移籍したRB#22白神選手のランでしたが、LB#5コグラン選手が足下にタックルをすると、LB#35高橋選手、LB#22中山選手のギャングタックルで-1ヤードで押さえます。WR#7宮本選手のパスで大きくレッドゾーンまで攻め込まれますが、カットバックしたRB#22白神選手をDL#44福岡選手が-3ヤードのロスタックル。これが響きLIXILは4thダウンで35ヤードFGを狙います。K#14青木選手のキックしたボールは、大きくジャンプしたDE#34ブルックス選手の右手に当たり失敗。相手の得点チャンスを防ぎ、自陣24ヤードから攻撃が始まります。

自陣30ヤードからのBigBlueの攻撃。RB#10末吉選手が、得意なカットバックとチェンジオブペースで相手ディフェンスを翻弄して33ヤード進みゴール前28ヤードでファーストダウンを更新します。TE#40スタントン選手へのヒッチパスは2ヤードでタックルを受けますが、次のRB#21髙木選手はリードブロッカーに助けられて12ヤードの前進。ゴール前14ヤードでファーストダウンを更新すると、次のプレーでは左からポストパターンに走り込んできたWR#85鈴木選手へTDパスが成功。さらに10-0と点差を広げます。

LIXILはQB#9加藤選手が再びハドルに戻ると、WR#84西川選手、WR#81杉田選手とパスが成功してゴール前16ヤードまで進みます。1stダウンのQBキープはLB#5コグラン選手が2ヤードで阻止。次のRB#22白神選手のダイブは、正面からDE#34ブルックス選手が入りゲイン無しで阻止。さらに3rdダウンでTDを狙ったパスは、DB#23保宗選手がカット。4thダウンではK#14青木選手が31ヤードのFGを成功させて10-3と点差を縮めます。

4Qの波乱、生む地力の差

次のBigBlueの攻撃では、QB#3クラフト選手が再び登場します。TE#40スタントン選手へ続けてパスを通してダウンを更新すると、3rdダウンロングでは、ターゲットを探して左サイドに走り出たクラフト選手から、WR#85鈴木選手へ24ヤードパスで成功し敵陣に入ります。再び3rdダウンロングの場面となりますが、プレッシャーを受けながらも投じたパスが、WR#16梶川選手に成功。これが33ヤードのロングパスとなり、ゴール前4ヤードでファーストダウンを更新します。1stダウンではRB#10末吉選手が中央を突破しますが1ヤードでダウン。しかし次のプレーでは、ピッチを受けた末吉選手が左オープンを駆け上がり3ヤードTDラン。20-3となり、点差が3ポゼッション差に広がります。

続くLIXILのキックオフ、ゴール前2ヤードでボールをキャッチしたRB#21髙木選手は、ブロックの壁に沿って左オープンに走り出ると、スピードで相手を抜き去りさらに加速。最後は俊足レシーバーのWR#81杉田選手に押し出されますが、ゴール前13ヤード迄戻すビッグリターンを見せます。このチャンスに、RB#10末吉選手もスクリメージラインを抜けると一気にエンドゾーンを目指しますが、残念ながら1ヤード手前でタックル。TE#40スタントン選手へのパス失敗の後、スクランブルに出るQB#3クラフト選手もLB#10安藤選手にロスタックルを受けると、次のRB#21髙木選手も押し戻されてしまいます。最後はK#11佐藤選手がこの試合3本目となる22ヤードFGを成功させますが、今ひとつ物足り無さと共にシリーズが終わります。

キャッチアップを狙うLIXILは、WR#83石毛選手、 WR#18永川選手、そして再び石毛選手とパスが通りゴール前17ヤードまで迫ると、ここでBigBlueのパスインターフェアの反則でさらにボールは2ヤード迄進みます。ここから2回のパスは防いだものの、3rdダウンのパスが右から入ってきたWR#11前田選手に通り23-13と追い上げが始まります。

続くLIXILのキックオフは当然オンサイドキック。K#14青木選手の蹴ったボールは、RB#83石毛選手の目の前に転がりリカバー。LIXILが攻撃権を奪います。残り2分29秒からのLIXILの攻撃はパス。3rdダウンロングの場面で、パスカットしたかに見えたプレーで、ディフェンスのインターフェアの反則でゴール前21ヤードでファーストダウンを奪います。ここからRB#22白神選手が最後は10ヤードを飛び込み、TFPキックも成功しとうとう26-27と逆転されてしまいます。残り1分9秒から逆転を狙うBigBlue。しかし、スクランブルに出たQB#3クラフト選手が痛恨のファンブルで攻撃権はLIXILへ移動します。この後、残り時間を流して、試合は終了となりました。
「やりきる」という事を最終節で

昨シーズンも、第五節の試合でオービックに延長タイブレークで1点差で敗れ、悔しい気持ちを抱いたままプレーオフ進出を掛け2勝3敗で最終節に臨みました。同様の立場であったアサヒ飲料は、試合開始早々の奇襲プレーでリズムを狂わし先制点を上げると、終盤まで自分達の試合が出来ない苦しい状態が続きました。それでも、4Qに同点に追いつき、さらに逆転をして勝利出来た原動力は、チームとして一人一人の気持ちが崖っぷちで一つにまとまることが出来たからでしょう。少なくとも今シーズンは、3勝2敗と昨年よりは好成績でここまで進んできています。最終節で勝利すれば、他チームの結果次第ですが、最高で3位通過の可能性もあります。逆に敗れれば、ワイルドカードに回る可能性もあります。全ては自ら勝ち取るか逃すかだけ。先ずは、自分達のフットボールを「やりきり」、リーグ戦を完結して欲しいと思います。 DOMINATE! BigBlue!
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