Story of BBFamily: LB #22 中山 裕貴選手 奥様りささん

2020/07/24

「お互いのフィールドで輝き支え合う」

BB Familyの素顔をお届けしているこの企画ですが、今回は文字通り”Family”を直撃しました。今回お話を伺うのは、BIG BLUEメンバー最年長のLB#22中山選手の奥様・りささんです。

中山選手は今年で39歳を迎え、アメフト歴は21年になるBIG BLUEのレジェンド的選手です。その中山選手の「仕事とアメフト」に関しては、以前こちらの記事でも取り上げて頂きました。

今回は、仕事、家庭、アメフト、どれも妥協しない中山選手を間近で見ている、パートナーの想いに迫ります!(聞き手: 広報担当清水)
 

そもそもの馴れそめは...

清水:本日はよろしくお願いいたします。最初にお二人の出会いについて教えていただけますか?

りさ:はい、彼は会社の直属の先輩で、新人研修などの面倒を見てもらったのが最初の出会いでした。正直、新人研修期間中はあまり良い印象はなかったのですが(笑)、実務が始まってからは頼り甲斐のある先輩でした。たまたま仕事後に食事に誘ってくれて、そこで家族の話やたわいもない話で意気投合し、そこから仲良くなりました。

清水:お二人ともIBMに勤めていらっしゃるのですね。チームの最年長レジェンドで、とっても元気な裕貴さんですが、ご家庭ではどんな方ですか?

りさ:家庭でも元気ですよ。もうすぐ2歳になる子供と同じ目線に立って遊んでくれます。子供と遊ぶのはアメフトでは使わない筋肉を使うらしく、疲れて子供と同じ時間に寝落ちすることもしばしばです。

清水:アメフトであんなに鍛えているのに!子育てってすごいですね。裕貴さんが39歳までアメフトを続けていることに対してはどう思っていらっしゃいますか?

りさ:1つのことを真剣に長く続けることは簡単ではないと思うので、すごいと思います。そして、それが彼にとって生活の一部になっていて、仕事とのメリハリも付き、良い方向に働いているのだと思います。

最近は以前のようなサポートができていないですが、「パパアスリート」として日々成長してくれているので有り難いです。

 

アスリートのパートナーと子供の母親というバランスの難しさ

清水:「以前」というと、何か切掛けがあったのですか?

りさ:子供ができたことで変わりましたね。子供が生まれるまでは主人が主役で、全部サポートしたいと思っていたので、練習着の洗濯や食事の栄養面とか、全面的にサポートしていました。

しかし子供が生まれてからは、優先順位が変わり子供が主役になりました。

なので、サポートは以前のようにはできず、自分のことは自分でやってもらうようになりました。その上で子育てもちゃんとやってね、と。

清水:ご自身の仕事とアメフトのサポートの上に、さらに子育ても加わっているわけですからね。体がいくつあっても足りませんよね。

りさ:アスリートのパートナーと子供の母親というバランスは、今も模索中です。でも「父として子供に自分のアメフトをしている姿を見せたい」というのが本人の夢なので、その夢は叶えられるようにしたいなと思っています。

 

お互いがやりたいことをやって支え合う

清水:ここまでお聞きして、「すごい」という一言なのですが、元々サポートという役割はお好きなんですか?

りさ:全く駄目です。実は人に貢献する事は、そんなに得意ではないです。
自分の中で、当たり前としてサポートできる範囲内でやっています。

清水:そうなんですか?意外でした。

りさ:私は私で主役の場が欲しいと思っていて、私にとってはそれが仕事の場なんです。私のこだわりなのですが、去年の自分より今年は成長したいという思いがあって、だから育休明けも営業成績は絶対に落としたくないんです。

清水:かっこいい!そんな、りささんにとっての理想像についてお聞きしたいです。

りさ:仕事と子育ての両立です。仕事をするとなると、子供を保育園に預かって貰う必要が生まれます。

その時子供には、嫌々仕事をする私ではなく、楽しそうに胸を張って仕事をしている自分を見て貰い、だから保育園に通うのを頑張ろうと思ってもらえる、そんな母親になりたいと思っています。

そういう意味では、アメフトの面では応援しているけど、仕事の面では主人に応援してもらってますね。
平日の子供の保育園の送り迎えは主人が行ってくれますし...

清水:お互いに目指す姿があって支え合っているんですね。

りさ:そうですね。アメフトが生活の全てではなく、2人ともに家庭と育児、仕事、そしてアメフトがあるからこそ、お互い必要な時にサポートしあえているのだと思います。 

清水:そんな裕貴さんに対して尊敬するところ、逆に困っているところを教えてください!

りさ:尊敬しているのは、どんなことでもこだわりを持って取り組むところと、仕事や練習で疲れていても家事を手伝ってくれるところです。

困っているのは、週末の練習のたびに私のお気に入りのバッグを、汚れ物を入れる練習バッグとして使うところ。せめてスパイクだけは、帰ったらすぐ外に出して欲しいです。

清水:耳の痛い選手も多そうですね。(笑)


『アスリートのパートナー』がその他にプラスに働くように

清水:最後に同じような「アスリートのパートナー」の方に、一言お願いします。

りさ:私はアスリートのパートナーの他に、社会人、母親、という3つの役割があります。私自身は、この3つのバランスをどう取っていくのか、今でも難しく感じています。

その中で、アスリートのパートナーであることが、その他の役割に対してプラスに働くよう模索していきたいです。そして、活躍するアスリートの後ろで日々奮闘中の、沢山のパートナーの方々を陰ながら応援しています!

清水:本日は、素敵なお話をしていただき、ありがとうございました。

 

(聞き手: 広報 清水)
(聞き手:広報清水)
* インタビューの後で... *
今回は、仕事もアメフトも全力で取り組む、BIG BLUEの家族ならではのお話を聞かせていただきました。アスリートのパートナーが注目される時、「支える」立場として取り上げられることが多いように思います。もちろん、それも素敵な関係と思いますが、アスリートとパートナーの関係は様々あって良いのだと思います。それぞれが、家庭、仕事、アメフトのフィールドで、お互いに支え合いながら輝いている中山家の姿に、「アスリート一家の理想像」を見た気がしました。

 

[ 中山選手略歴 ]

  • 2005年3月 専修大学経済学部経済学科卒業
  • 2005年4月 日本IBM株式会社入社
  • 2017年1月 りささんと結婚
  • 2018年8月 長男誕生
  • 2020年8月 長女誕生(予定)
[ 前回インタビュー(DL#91定方選手) ] [次回インタビュー]

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