あるOBの呟き- 第三節 vs. Onward-SKYLARKS
2006/10/10
一 勝一敗出迎える第三戦は、強豪のオンワードスカイラークス(以下OS)。昨年順位で上位を占めるチームだけに、このチームを倒さない限りFinal-6へ の道も開きません。前節からの準備期間は短く、しかし最後まで粘った勢いを忘れないうちにこの試合に繋げて乗り切れるのか、いろいろな想いが錯綜します。 この三連休秋晴れに恵まれ、試合会場の川崎球場は満員の状態です。BigBlue側スタンドも、新しくサイドラインと平行に仮設されたスタンドは勿論、 バックネット裏・内野席の芝生席まで満員の状態です。グランドの熱気のせいか、気温も上昇し雲一つ無い秋晴れのために日差しも夏のように厳しい物を感じま す。試合終盤のスタミナが気になるほどの天候です。
試合の動向も気になりますが、この日はBigBlueが開催する「ゲームイベント」が盛りだくさん。試合開始前には、選手入場の花道をBBCと一緒 に子供達が参加。選手とハイタッチして、元気を分けてくれます。きっとBigBlueのお兄さん達が、凄いプレーを見せてくれるでしょう。
序盤はビッグプレーの応酬
OS のキックオフで始まった試合、QB#15岡村はWR#80神田にパスを決めてファーストダウンを更新するものの、次のパスはOS DB#23山下がチップして浮かすとDB#5加地がキャッチ。インターセプトで最初のチャンスを失います。OS最初のオフェンスシリーズ。第一節は QB#10小島、第二節はQB#13冨澤とQBを使い分けてきたOSですが、今日は先発こそベテランのQB冨澤を使うものの、BigBlue陣内に入ると QB小島にスイッチ。ランプレーでBigBlueゴール前に迫りますが、このピンチにDB#4川村がゴール前4ヤードでパスインターセプト! ピンチを救います。
これでエンジンがかかったBigBlueは、RB#39礒谷がカットバックでファーストダウンを奪うと、今度はQB岡村がスクランブルで続けて ファーストダウン更新。すると次はRB#39礒谷が35ヤードのビッグゲインを見せて一気に敵陣奥に迫ります。この後WR#88小川にパスを通してゴール 前13ヤードまで迫りますが、ここからの決め手に欠けTDは奪えず。4thダウンではDB#22中山が登場し、33ヤードのFGを決めてまずは先制点を奪 います。
しかし、これでOSは目を覚ましたのかRB#20杉原がロングゲインを続けて決めてTD。直ぐに3-7と逆転を許してしまいます。ここから試合は膠 着状態に入り、お互いにファーストダウンは更新するもののパントで攻撃が移動する状態が続きます。試合が再び動くのは2Q中盤。WR#87永山のパントは ゴールラインを割りタッチバックに。自陣の20ヤードからのOSシリーズは、QB小島のキープの後に、QB冨澤が登場しRB#31杉澤がラン、そして再び QB小島が登場してRB杉原のランと、細かくQBとRBを入れ替えてプレーを組み立ててきます。タイムアウトを2回消費してゴール前4ヤードで4thダウ ン。ここでOSはFGを選択して点差を開いて前半終了を狙いますが、このキックをBigBlueディフェンスのプレッシャーで失敗に追い込み、前半は 3-7と僅差で終了します。
ちびっ子大活躍のイベントデー
試合展開は行き詰まる接戦が続きますが、この日は子供達が大活躍します。まず試合の中では、ボールボーイとウォーターボーイに子供達が参加。試合を ドキドキ身ながら、BigBlueのお手伝いをしてくれました。さらにハーフタイムには、未来のNFL選手(?)を目指して、QBトライアルとキックトラ イアルに四人の子供達が参加。見事ゴールをクリアーするキックやTDパスを見せてくれました。
厳しいディフェンスの戦い
後 半最初のOSのシリーズをパントに抑えると、そのパントリターンでWR#7福井があわやリターンTDという56ヤードのビッグリターンを見せて勢いに乗り ます。レッドゾーンに入るものの、ロングスナップがQB岡村の手をかすめて後逸。この後退が響き4thダウンギャンブルでQB岡村が20ヤードのTDパス を狙いますが、これがポストを超えるオーバースローで失敗。最初のチャンスを逃します。逆にOSは、パスとランを繋いでBigBlue陣内に進むと、RB 杉澤が次々とタックルするBigBlueディフェンス選手をはじき飛ばして前進。41ヤードを走り抜き、悪夢のようなTDランを見せつけます。この押さえ ても止まらないランプレーには、一瞬言葉を失うほどでした。
しかしRB礒谷もこの日はカットバックとパワーランでゲインを稼ぐと、WR福井へのパスでOS陣内に入ります。ここからさらに前進したい BigBlueですが、なかなかオフェンスはシリーズを繋げることが出来ずにパントで終了します。この後もディフェンスが踏ん張り、DL#97浦上がOS のパントをブロックするなどチャンスを繋いでいきます。
4Qに入り、試合時間も半分を過ぎた頃、再びビッグプレーが。フィールド中央からのOSのオフェンス、QBが冨澤に替わりターゲットを探してスプリ ントアウト使用とするところをディフェンスが足下にタックル。そのままダウンかと思われたところが、QB冨澤は後ろを走ってきたRB杉原にピッチをしま す。しかし、予想外のプレーだったのかこのボールをジャッグルしてファンブル。詰めていたBigBlueディフェンスの中からDL#59武田が、その大き な体をボールをに被せるようにしてファンブルリカバー。一気にチャンスをチームに引き寄せます。
ここから何とか得点差を埋めるべくオフェンスはプレーを繰り出しますが、最後の詰めが足らず得点に結びつきません。4Q終了間際に投じたTDパスも、DB#21堀にインターセプトされ万事休す。そのまま3-14で試合は終了しました。
残り2試合に全力を
試 合終了後、悔し涙を流す選手達を見ているこちらも胸が締め付けられるような気分を感じます。「負け惜しみ」と言われるかもしれませんが、けっして勝てない 試合ではなかったとも思うしそう信じています。試合中感じるチームのモチベーションは、これまでの試合の中でも一番と言っても良いでしょう。そんな中でも ワンチャンスを逃さずに得点に結びつけたOSの試合巧者、経験の積み重ねが相手にモメンタムが移動した理由のように感じます。
残念ながらFinal-6への道は、かなり厳しくなりましたがまだ結果は出ていません。まずは自分たちに出来ること、つまり残り2試合を BigBlueとして勝ち抜くことが最重要課題です。どの試合でも、最後までBigBlueのプレーを応援してくれる、多くのBigBlueファンがいる 限り、BigBlueとして最高のプレーを最後まで見せて欲しいと強く思います。"One Team One Dream"を必ず次の試合でも!
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