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あるOBの呟き - パールボウル予選ブロック vs. オービック戦観戦記

2005/05/16

春の公式戦であるパールボウルも、今週末の試合で各ブロック優勝チームが確定します。Cブロックでは、BigBlueと本日対戦するシーガルズが共 に1勝でぶつかるため、この試合の勝者(引き分けの場合には、オーバータイムで決着)が、パールボウルトーナメントの準決勝進出となります。

対 戦チームのオービック・シーガルズは、主力選手の多くが海外挑戦のため不在であり、また昨シーズン後引退者も多く出たため、前回の明治安田戦では苦戦の末 の勝利となりました。しかし、有望な新人も多く獲得していると聞きますし、この二週間の間にしっかり立て直してくるチームであることは確か。決して油断で きないチームです。一方BigBlueは、明治安田戦でシーガルズ以上に点差を付けて勝利したとはいえ、まだまだ細かいミスも目立ち反省点の多い試合でし た。それらの課題がどれだけ解決されたのかを示す、この試合は絶好の機会です。勿論、今シーズンの「仮想Final-6対戦」として見ても、面白いかもし れません。

2005 The 30th Pearl Bowl vs. SEAGULLS 朝方は重い曇り空で、試合時の天候が心配されましたが、試合が始まる頃には暑い日差しも照りつけてきます。前回の明治安田戦での勝利もあり、前回以上に沢山のBigBlueファンでスタンドは埋まり、試合開始前から大きな声援を送っています。

すでに満席状態の三塁側スタンドでは、BigBlueのメンバー、この試合で新しいコスチュームを披露するBigBlue Cheerleaders、そしてこの日のハーフタイムショーに参加するKids Cheersも入り、スタンドと一体となった"One Team Huddle"で全員の気持ちが盛り上がります。

一歩も譲らない前半戦

BigBlueのキックオフで始まったこの試合。最初のシリーズで、シーガルズはランプレーで大きくゲインしますが、DB#9阿部が相手のパスをイ ンターセプト。幸先の良いスタートを見せます。ところが、その次のBigBlue最初のプレーのパスを、シーガルズがすかさずインターセプト。さらにラン プレーを止められず、先制のTDをシーガルズに許してしまいます。

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BigBlueもすかさず反撃を開始。WR#23貴志、WR#81安田へのパスが連続して通り相手陣内に進むと、この日先発したQB#10柴田の キープも冴え、敵陣深く進みます。しかし、ゴール前でのTDパスが失敗。K#11井田がFGを試みますが、これが僅かに右に外れて不成功。1Qは0-7と シーガルズのリードで終了します。

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2QはBigBlueのビッグプレーでスタートします。フィールド中央付近から投げられたシーガルズのパスを、DB#25布施がインターセプト。試 合の流れをBigBlueに取り戻します。QB#10柴田は、WR#23貴志、WR#44天谷へのパスや、自身のキープも交えて前進しますが、相手のヒッ トを受けて一時ベンチに下がります。急遽登場したQB#15岡村は、鋭いダッシュを見せて大きく前進。再びフィールドに戻ってきたQB#10柴田が、 WR#81安田にパスを通して1stダウンを更新して、敵陣奥に攻め入ります。

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ここからQB#10柴田は、WR#23貴志、WR#81安田、WR#83円谷とパスを繋いでゴール前に進むと、最後は4ヤードのTDパスを WR#44天谷にヒットさせ、試合を7-7の同点に戻します(K#11井田のTFPキック成功)。この後、シーガルズの攻撃を踏ん張って止めた BigBlue守備陣ですが、4Q残り3秒でゴール前FGの機会を与えてしまいます。しかし、厳しいラッシュでキックされたボールを弾き、そのまま前半終 了と思った次の瞬間。無常にも、BigBlueの交代違反の反則でFG蹴りなおしとなり、結局このキックが決まり7-10で前半を終了します。

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BigBlue Kids Cheerleaders 登場 !

今日の試合には、かわいいゲスト達が登場。BigBlue Cheerleadersのコーチ、キコ先生から指導を受けている、BigBlue Kids Cheerleadersが、ハーフタイムショーで演技を披露してくれました。実は、去年のリーグ最終戦にも登場してくれ彼女達。半年振りに、再びグラン ドで可愛らしい演技を見せてくれました。よく見ると、スタンドにはKidsチアのお父さん、お母さんが一杯。試合の時以上に熱い声援が、Kids達に送ら れました。

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接戦の3Q、再び逆転の4Q

ハーフタイムを挟んで、BigBlueの攻撃で3Qが開始されます。しかし、ここは簡単にパントで交代。後半QBを代えてきたシーガルズは、ダウンを更新してBigBlue陣内に進みますが、BigBlue守備陣が踏ん張りこちらもパントに追い込みます。

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一進一退のまま、3Qはパントの応酬で時計が進みます。両チームの守備陣が踏ん張り、相手の1stダウンを許しても大きな前進は許さない状態が続きます。

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試合の流れが動き出したのは、4Qに入ってから。シーガルズの蹴ったパントを自陣30ヤードまで戻したBigBlueは、WR#83円谷、 WR#81安田とパスが決まり、1stダウンを更新して前進します。敵陣28ヤード地点では、1stダウン更新が危ぶまれましたが、4thダウンギャンブ ルからQB#10柴田がサイドライン際に投じたパスを、WR#23貴志が見事にキャッチ。16ヤードを獲得して1stダウンを更新します。ゴール前12 ヤードからの最初のプレーは、この日好調なWR#44天谷へのパス。ディフェンスをするりと抜けたWR#44天谷は、そのままボールを差し出しながら TD。K#11井田の、この日2回目のTFPキックも決まり、14-10と試合を逆転します。

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4Qも半分近く過ぎての逆転劇に、BigBlue側スタンドは一気に盛り上がります。しかし、地力で勝るシーガルズは、この日出ているランプレーを 中心に次のオフェンスシリーズを組み立て、最後はDBの虚を突かれた37ヤードTDパスが決まり、再び試合を14-17と逆転します。残り2分31秒と時 間は十分ですが、息を吹き返したシーガルズ守備陣に攻め手を封じられ、この日好調なパスも通らず、結局試合は14-17の僅差で終了しました。

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惜敗するも、収穫の多かった試合

2005 The 30th Pearl Bowl vs. SEAGULLS 「れば」「たら」を言っても仕方が無いのは分かっていますが、もし前半最後のシーガルズのFGが、あのまま失敗で終わっていれば、この試合の流れは大きく変わっていたでしょう。

ただ、肝心な場面で細かなミスがあったり、4Qに逆転した直後の相手のオフェンスシリーズで得点されて再度逆転されるなど、試合運びの面で不十分な 点がまだまだあるのも事実です。そういった基本的な部分がしっかりと実行されないうちは、Final-6はまだ遠い目標なのかもしれません。個々の選手の プレーや、チームとしてのまとまりは今まで以上に充実してきているだけに、是非今日の試合を教訓として、より高いレベルのチーム作りに向かって秋まで頑 張って欲しいと思います。


前回同様天候に恵まれ、仮設スタンドと芝生席は600名を越すBigBlueファンの方々で埋まり、最後までBigBlueの逆転を信じて大きな声 援を頂ました。残念ながら、春の公式戦はこの試合が最後となりましたが、秋のリーグ戦では今まで以上に逞しいチームに成長すると期待できます。Go BigBlue!

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