2024 第四節: SEKISUIチャレンジャーズ戦の見所

2024/10/06

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厳しい敗戦から短い期間でチームを立て直し、リーグ戦では7年振りの勝利をオービックシーガルズ(以下、オービック)から、それも4Qに2TDの猛攻で同点に追いつくと、最後は43ヤードのサヨナラFGで勝利するという劇的な内容で締めくくったBIG BLUE。第四節からは他ディビジョンのチームとの対戦が組まれており、最初の試合はWESTディビジョンに所属する、SEKISUIチャレンジャーズ(以下、SEKISUI)です。今シーズンからスポンサー企業が変わりチーム名も変更されましたが、以前のアサヒ飲料チャレンジャーズ時代にはリーグ戦・トーナメント合わせて5回対戦しており、5戦5勝と相性の良い相手ではあります。しかし東京ガス同様に毎年チーム力を整えて力を蓄えてきており、今シーズンは、パナソニックインパルスとは1点差の惜敗、PLEIADES福岡SUNSには42-3と完勝したあと、台風で順延されたエレコム神戸ファイニーズ戦では、パッシングオフェンスが冴え、1点差の接戦で春に続いて勝利しており、この勢いを維持してこの試合を向かえます。どちらのチームも前節のモメンタムを維持しての対戦だけに、以前の結果は参考にならず、これまで以上に厳しい対戦が予想されます。

SEKISUIのオフェンスは、6年目のQB#8サフロン選手がチームに完全に馴染んでおり、完成度の高いオフェンスユニットを実現しています。ランオフェンスでは、BIG BLUE OBのRB#27遠藤選手がチームを牽引しており、ラッシングヤードではリーグのトップ10に入る活躍をしています。またそのRB#27遠藤選手のプレーを支えるオフェンスライン(OL)陣も強く、スクリメージラインを一気に押し上げる力が、SEKISUIオフェンスの強力な地盤になっています。これはパスオフェンスにも生きており、QB#8サフロン選手は余裕を持って、WR#1ナイト選手、WR#3亀山選手、WR#81阿部選手といったホットラインへ投げ込むことが出来、得点力のあるオフェンスが完成しています。SEKISUIディフェンスにおいても、パナソニックインパルス戦で14失点、PLEIADES福岡SUNS戦で3失点、エレコム神戸ファイニーズ戦で20失点と、ここまで手堅い守備力を発揮しています。特にLB陣の機動力はBIG BLUE LB陣と互角以上とみられ、両チーム共にランプレー対策の優劣が試合結果に影響すると言えます。オービック戦で覚醒しつつあるBIG BLUEオフェンス・ディフェンスが、さらにこの試合で成長するか、大きな見所になるでしょう。
 

オフェンスの見所

ここまでの試合で思うようなオフェンスが展開出来なかったBIG BLUEですが、オービック戦ではまだまだ荒削りながらも、今シーズンのスタイルが見えてきたように思われます。オービック戦では、11名のレシーバーにバスが成功しており、強力なオービックディフェンス陣に対して、QBもレシーバーもこれまで以上に余裕を持って対応出来る状態であったことが伺えます。やはりQBを守るOL陣が、しっかりとパスプロテクションを提供出来る状態になった事が最大の理由でしょう。勿論、まだまだ改善するべき課題も残っており、それがパス成功率53%という値に表れていることも事実です。また、この成長の恩恵はパスプレーだけで無く、ランプレーに関しても好循環を生んでおり、RB陣は以前よりもスクリメージラインを抜けるプレーが増えており、更なるOL陣の活躍がこの試合に勝利するためには必要です。

オービック戦のオープニングドライブでは、QB#17シノディノス選手が先制TDを奪いましたが、ここまでの試合で苦しみながらもNCAA方式のフットボールにも馴染んできた様子が伺えます。最初のTDシリーズでWR#82白根選手へDB二人の間隙を狙って投じたパスは絶妙なタイミングでしたが、その前のプレーでもWR#86熊井選手、WR#18井上選手へしっかりとパスを通しており、自分なりのタイミングとリズムを掴みつつあるように感じられます。オービック戦で掴み始めた新しいプレースタイルを、次のSEKISUI戦までにどれだけ完成度を上げて試合で実戦出来るか、QBとしての成熟度はこの試合での見所の一つになります。特に彼の場合は、パスだけでなくスクランブル能力も高く、東京ガス戦では反則となりましたが一気にTDを狙える能力もあり、この試合でも期待が高まります。

ランオフェンスでも、ここまでスクリメージラインを突破することに苦労をしていたRB#21平松選手が、試合トップの4回28ヤードを走り、OL陣とのタイミングもかなり馴染んできたように感じられます。またRB#28加藤選手もプレーに復帰し、RB#4鈴木(恵)選手、RB#6柴田選手と、本来の戦力が戻ってきました。相手にTDを献上してしまった、オープンサイドへのバックパスのように、まだまだ詰めの甘さは感じられるものの、2回のTDを奪った力でディフェンスを押し切るダイブプレーのように、本来の力と力の勝負で相手に競り勝ったことは、これまでのBIG BLUEでは余り見られなかったものであり、大きな収穫だと思います。この試合では、力だけで無く、さらに技でも相手を上まわるプレーを、是非見せて欲しいと思います。
 

ディフェンスの見所

オービック戦でディフェンスが許したTDは、QB#17クルカ選手からWR#18渡邊選手への2回のTDパスでした。プレッシャーを受けながらも、投げれば何とかしてくれるレシーバー、所謂「ホットライン」と呼ばれる選手はどのチームにも存在し、SEKISUIの場合は、WR#1ナイト選手、WR#3亀山選手、WR#81阿部選手の三人には特に注意が必要です。今回もDBと相手レシーバーとのマッチアップは大きな見所です。ここまでの試合では、プレーが崩れた後からでもQB#8サフロン選手はレシーバーにピンポイントで投げ込んできており、最後まで油断できないプレーが続きます。またオービック戦では、ファーストタックルから直ぐに二人三人とレシーバに絡み、レシーブ後のヤード獲得(ランアターキャッチ/RAC)をかなり阻止出来ていたように感じます。この試合でも、まずは相手の独走を許さない堅実なタックルと、直ぐさまサポートに入りそこから進ませないギャングタックルが見所になるでしょう。

ランプレーでは、BIG BLUE OBのRB#27遠藤選手がチームを牽引しており、BIG BLUE RB#28加藤選手を彷彿させるようなパワー溢れるプレーをどう阻止するかが重要な課題です。そのRB#28加藤(大資)選手の実弟であるSEKISUI RB#28加藤(勇杜)選手がルーキーとして活躍しており、両チームの「RB#28対決」は見逃せない「兄弟対決」です。さらに、そのランプレーを支えるOL陣も強く、DL陣としては押し負けずにいかにQBに対してプレッシャーを掛けるかが課題になります。オービックの強力なランオフェンスを17回26ヤードに押さえたのは「出来すぎ」とも言える内容でしたが、それ以上の結果を出す事が出来れば、大きく勝利を手繰り寄せることになる事は言うまでもありません。その為にもDL/LBの連携した早い集まりが、この試合でどれだけ発揮されるかが、勝利に繋がる大きな見所と言えます。一方で、力が溢れすぎて相手に反則による前進を与えてしまい、結果それがTDに繋がったことは大きな反省点です。どれだけ一つ一つのプレー精度を上げて相手を「倒す」のではなく「制する」ことが出来るか、ディフェンスチームの成長に期待が掛かります。

今シーズンのディフェンスでは、リーダーのDL#99島野選手を筆頭に、DL#44福岡(祐)選手、DL#31菊池選手、DL#8森田選手と、DL陣のラッシュが効果を表している印象を受けます。さらにオービック戦では、その勢いが最初から最後まで衰えず、スタミナの点でも相手に負けていなかったと感じます。それがランプレーの阻止率を上げ、パスプレーでもQBへのファンブルフォースやパスインターセプトなどのビッグプレーを生む原動力になっていると言えます。ビッグプレーを狙うのではなく、ビッグプレーを手繰り寄せることが出来る勢いを獲得しつつあるのが今のディフェンスと言って良いと思います。更なるビッグプレーを、是非この試合でも見せて欲しいと思います。

試合の見所

今シーズン初の関西遠征試合となり、チームとしてはこれまでの試合以上に負担が大きくなります。しかし相手チームのSEKISUIも、順延された第一節の試合を一週間前に行っており、体力的な負担はホームのSEKISUIの方が大きいと思われます。そう言う意味では、体力的な差はどちらも大差なく、後は勝利に対しての執念・気力の大きさが勝敗を決める一番の要素と言えます。これまでならば勝負あったような状態だった4Qでの2TD差から、最後まで諦めずに2TDを追いつき、そして最後のFGチャンスを獲得し逃げ切るまで粘った「最後まで諦めない」強い気持ちを最大の武器にして、この試合にも臨んでほしいと思います。

オフェンス・ディフェンス、ほぼ互角の対戦が想定されるため、これまで以上にキッキングゲームが重要になります。オービック戦勝利の要員の一つに、キックカバーで相手のキックオフリターンをかなり抑える事が出来た事があると思います。特に4Q終盤、2TD差を追い上げる場面では、14-21からのキックオフでは自陣7ヤードから、21-21同点からのキックオフでは自陣15ヤードからと深い位置からの攻撃開始となり、結果どちらも4thダウンパントで攻撃権を直ぐさま奪い返しています。キックオフリターンでは、RB#21平松選手、DB#37スチュワート選手がどちらも20ヤード以上戻しており、こちらでも相手を上まわっていました。ある程度点の取り合いが予想されるこの試合では、キックオフ/キックリターン、そしてパントキックの対応がこれまで以上に勝敗を分ける要素になると言えます。P#16近藤選手のパントキックは勿論、キッキングチームのビッグプレーを是非期待したい試合です。

チーム全員で掴んだ大きな勝利を、さらに大きく広げる試合を是非見せてほしいと思います。

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