東北被災地ボランティア (7)
2011/06/21
現地からの活動報告第六弾は、6月6日から現地入りをしたチーム#6です。このチームも、フットボール部、ラグビー部、BBC、日本IBM社員という混成チームで、現地のサポートをしてきました。レポートは#75田中選手とBBC山本さんです。
(チーム#7に続く...)
活動日時 | : | 6月6日~6月9日 | ||||||||
メンバー | : |
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作業場所 | : | 石巻市中屋敷地区 | ||||||||
作業内容 | : |
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コメント | : |
ボランティア初日の朝、バスで石巻の河を渡った瞬間、驚愕な光景が広がっていた。 家の2階や墓場に突っ込んでいる車や、船、家の1階の燦々たる光景・・・ アパートやビニールハウスが半壊していたり、家のブロック塀の瓦礫の山。 海側の街のほとんどが更地になっていた。 最終日もバスで八幡神社から石巻の街を見下ろしたところ、堤防がある左半分は無事で、堤防が無い右半分が更地になってしまっているのが凄く印象的だった・・・ 側溝の作業は本当に困難だった。 ヘドロが詰まった側溝を少しずつ少しずつ綺麗にしていく。 ヘドロは側溝から溢れんばかりに溜まっていて、それを除去するのに正直、心が折れそうになった。 けれどもヘドロを少しずつ土嚢袋に積めて行き山盛りのヘドロをチーム一丸となって除去し、側溝内の水が流れたときは嬉しかった。 目の前にお住まいになっている方に、『本当にありがとう!』と言われたときには少しでも街に貢献できるなら一生懸命に頑張ろうと決意できた。 土嚢袋の回収は、土嚢袋は20kg~30kg程あり、それを4tトラックにひたすら積んだ。 土嚢袋は街のいたるところにあり、トラックの運転手の人もボランティアでひたすら回収してくれる。 自分達だけではなく、石巻復興に関わっている人全員が『One Team』になり、街の復興・そしてそこに住んでいる人達が少しでも元の生活に戻れるよう日々頑張っていらっしゃることを改めて実感した。 ボランティアの基地の人達は私達を暖かく迎えてくれた。 様々な国の人々が積極的にボランティアに参加して下さることに『ありがとう』と心から感謝の気持ちが込み上げてきた。 私は、是非またボランティアに参加したいと考えている。 これからも本当に何気ない毎日に日々感謝し、同じ日本人として、また一人の人間として被災にあった方々の助けになれるよう取り組んでいきたい。 (#75田中雅敏) 震災から約3カ月、石巻の町には、未だ震災の爪痕が色濃く残されていました。 そんな中でも石巻に住む人々は、その厳しい現実と向き合いながらもただ懸命に、もとの暮らしを取り戻すために行動していました。 1日目に私達がお手伝いに伺ったお宅は、避難所暮らしをしながら、日中は毎日被災したご自宅に通い、ご夫婦で修復作業に励んできたとのことでした。市やボ ランティアの手は全く足りておらず、難しい作業も自分達でやるほかなかったとのこと。お2人の力だけで行ったとは思えないほどに、きれいに片付けられたお 宅を見て、ここまでたどり着くまでの苦労を感じとりました。 最終日にお手伝いをした農家の畑。私達が伺った時には、広大な土地に埋まっている瓦礫を、奥さまがお一人で、黙々と掘り出していました。こちらの農家も、 前々から申請をしていても、市やボランティアの支援が十分に行き届いていなかったとのこと。途方もない作業にもかかわらず、もう一度畑を作るために、一人 きりでも鍬を動かし続けてきた奥さまの気持ちを思うと、一日も早く、この畑にみずみずしいお野菜が並ぶ日がくることを願わずにはいられませんでした。 今後、さらに人手不足が深刻になってくるであろう被災地。これからも、息の長い支援が必要だと強く感じました。人間一人の力はとても小さいものですが、それが確実に必要とされていました。 ほんのわずかな変化でも、石巻の人々の目に映る光景が少しずつでも変わっていくことが、復興への希望になると信じて。私自身も、また再び東北に行きたいと思います。 東北の、一日も早い復興を願います。 (BBC 山本志穂) |
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