2011東日本交流戦 富士通戦の見所

2011/05/18

前節の日本ユニシス戦は、42-17と幸先の良いシーズンスタートを切ったBigBlue。勿論、幾つかの課題はあったものの、昨年の課題であった オフェンスはランプレーを中心に力強さが感じられましたし、スペシャルチームの活躍もありました。しかし今回の対戦チーム、富士通フロンティアーズも初戦 を45-0と完封勝ちを収め、BigBlueに調子の良さを見せています。

昨シーズン、富士通もBigBlueも、1stステージは4勝1敗、2ndステージは1勝1敗で全く同率の成績になりました。ここに、やはり同率で 並んだアサヒ飲料との3チームでのファイナルステージのワイルドカードを賭けた抽選で、見事BigBlueがその権利を引き当てました。ルールで決まって いることではありますが、直接対戦せずに敗れてしまう悔しさは大きいものだろうと想像出来ます。そういう意味でも、すでに終わってしまったシーズンの話で はあるけれど、やはりこの試合に対しての相手チームの思いは大きなものがあると想像されます。強豪チームであるだけに厳しい試合は最初から予想されます が、さらに厳しい内容が想像されます。

オフェンスの見所

前節の試合では、積極にランプレーを活用して、トータル210ヤード、1プレー平均5.4ヤードを獲得しました。一方で富士通も前節の試合では、 ディフェンスがブルザイズ東京の攻撃を完全に押さえ込み、パスの確約距離が66ヤード、ランに至っては-10ヤードという成績を残しています。この、地上 戦がこの試合一番の見所といっても良いでしょう。特にランプレーの場合、タックルを受けながら前進するRBだけでなく、スクリメージライン上で激突する OL vs DLの攻防はフットボールの醍醐味の一つといって良いと思います。特に富士通のDLは、Xリーグの中でも巨漢選手が揃っているチームの一つ。力だけでな く、スピードとテクニックも揃わないと勝てません。基本的な中央のプレー、左右に振るパワープレー、そしてQB#14多川選手得意のオプションと、緩急を 使い分ける「クレバーなオフェンス」が要求されます。

パスプレーにしても、レシーバーを粘り強くマークするDB陣が控えていますから、なかなかロングパスのチャンスは生まれないかもしれません。ランプ レーのように、ショート・ミドルのパスを繋いでダウンを更新する、こちらも粘り強いオフェンススタイルが要求されるでしょう。試合時間が1Q=12分と短 いこともあるので、試合時間を消費しながら確実に得点をし、接戦で最後まで競り合うことが勝利に繋がる作戦かもしれません。厳しい状況の中で、確実にダウ ンを更新するように、前節ではやや不満の残ったレシーバー陣の活躍が重要です。WR#1岸選手、WR#17小川選手、WR#89円谷選手へのパスが注目で す。

ディフェンスの見所

前節の試合でパスディフェンスに不満が残ったBigBlueディフェンス。前節では、DL/LBがQBにプレッシャーを与えながらも、そこからロン グパスを通され得点に繋がるシリーズとなりました。今回は相手OLも前回よりも強力ですから、そうそうプレッシャーを掛けられるとは限りません。その分、 LB/DB陣の活躍が必要です。取らせてもそこから進ませない、手に入っても確保させない、さらにはボールに触れさせないというような、厳しいチャージを 相手のレシーバーに終始与える事が必要です。試合予定日は気温も高くなることが予想され、そうでなくても運動量の多いLB/DB陣には厳しい状況でのプ レートなりそうです。BigBlueよりも豊富なメンバーを要する富士通にはTE/WRの選手も多く常にフレッシュなパスプレーを展開してくることが予想 されますが、DB#5春日井選手、DB#6北守選手といった若手選手の頑張りが注目されます。

厳しい対戦が予想されるDLですが、その中でも両サイドを固めるDL#93早川選手、#95川島選手のKGコンビの活躍が、この試合の鍵になるかも しれません。特に富士通QB#19吉田選手は、自ら走るのが得意なQBだけに、両選手のプレーが注目されます。また、QB#18出原選手、#4平本選手は パスも得意ですが、ルーキーの#4平本選手は前節の試合ではパスにランに活躍し、ランで49ヤード、パスで96ヤードを獲得しています。ルーキーと言えど も侮れない活躍を見せているだけに、BigBlueディフェンス陣としてもこの選手がフィールドに登場した時には注意が必要でしょう。

試合の見所

この試合の最大の見所は、なんと言っても前回の試合で2TDを上げた、スペシャルチームのプレーです。キックオフリターンとパントリターン、それぞ れでリターンTDを上げたWR#18高木選手は、これまでもビッグリターンを見せてきました。レシーバーと言うポジションの選手ですから、ボールをキャッ チして走ることは得意なわけですが、高木選手の場合相手ディフェンスとの駆け引きや、緩急を付けたステップなど個人技にも優れています。このリターナー能 力を100%生かすために忘れてならないのは、リターンチームの残り10名が効果的にブロックをし、走路を確保することです。前回の試合でも、キックオフ リターンTDのシーンでは綺麗にアーチが決まりラッシュしてくる相手チームを止めていましたし、パントリターンTDのシーンではリードブロッカーに入った 選手が相手のタックルを防ぎ、高木選手にチャンスを与えました。

今回は相手チームも強豪だけに、前回のような展開は難しいかもしれませんが、BigBlueのプレースタイルとしてキッキングゲームは非常に重要で す。昨シーズンの試合でも、良いキックリターン、良いキックカバーが試合のポイントに何度もなりました。そういう意味では、前回はキックリターンでビッグ プレーが生まれましたが、今回はキックカバーで相手の前進をどれだけ押さえるかが重要になるでしょう。特に前回の反省点としてディフェンス、特にパスディ フェンスに課題が見られたので、キックカバーでどれだけ相手の攻撃開始を押し込めることが出来るかが重要です。キックカバーでも活躍するWR#18高木選 手、あるいは俊足のDB#32飯塚選手、RB#26吉津選手等のハードタックルに注目です。

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